ブラジル 南米 海外&国内トリップガイド | 波情報 サーフィン BCM

TOP海外&国内トリップガイド南米 > ブラジル
TRIP GUIDE
ブラジル

ブラジル 南米

Brazil South

通年波はコンスタントなエリアだが、南大西洋上に発生する低気圧からの東ウネリと南 氷洋のストームからの強い南ウネリが発生しやすい冬(南半球)の4〜9月にビッグサ イズとなることが多く、特に6〜8月は最もサイズが上がる。また、風向きはあまり安 定しないが、あえて言うならば、4〜5月が風向き・サイズ共にファンウエイブとなる 確率が高い。

スウェルサイズ
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
スウェルサイズ 1 スウェルサイズ 2 スウェルサイズ 3 スウェルサイズ 4 スウェルサイズ 5 スウェルサイズ 1 スウェルサイズ 2 スウェルサイズ 3 スウェルサイズ 4 スウェルサイズ 5 スウェルサイズ 1 スウェルサイズ 2
フェイスコンディション
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
C B B A A B B C C C C C
サーフレベル
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
3〜5 3〜5 3〜6 4〜8 4〜8 5〜10 5〜10 5〜10 4〜8 4〜8 3〜6 3〜5
南米 ブラジルクチコミ数:3

様々な寒気団や前線の影響から、リオ・デ・ジャネイロでは夏に40度近い日が続いたり、北部地方で冬に7℃を記録したりするなどブラジルの気候は複雑。また、1日の気温差が激しいのも特徴。季節は日本の逆で12〜3月が夏場となり、冬は5〜7月。基本的にウネリの元は南氷洋からのストームによるものなので、北へ行けば行くほどサイズが下がり、より不確実になる傾向がある。しかし水温は北部の方が高く、南部では夏場を除いてフルスーツが必要となる。大都市リオ・デ・ジャネイロとサン・パウロ周辺のポイントは波が豊富にあり、気候が温暖なこと、水温が高いこと、波がコンスタントにあること、ビッグウエイブもたまにやってくること、タイドと風の影響が少ないこと、ビーチブレイクが多数存在すること、シャークアタックなどのサーフィン時の危険性が少ないことなど、様々な理由により人気エリアとなっている。また、サンパウロから東に向かうとマーレシャス、イタマンブカ、フェリックス、そして昨年度WCTの舞台にもなったバラビーチなど、良質のビーチブレイクが存在する。このエリアは冬でもスプリングでOKというほど比較的水温も高く、波も安定してあるエリアだ。ただし、治安はあまり良くないので注意が必要。この周辺は比較的近場で発生する低気圧からのウネリがほとんどで、波のセット間隔は短い場合が多い。波のタイプはチューブからマニューバー重視の波まで多種多様で、ほぼ毎日ライド可能。ちなみにサン・パウロはリオに比べて年間3〜4℃低く、冬には霜が降りることもある。一方、南ブラジルにはリーフブレイク、ビーチブレイクなど様々なタイプのポイントが存在しているが、コーストラインの変化が激しいために、いまだ知られざる未開のポイントが残っている。フロリアノポリス周辺にはキャンぺシェ、インビトゥバといった南〜東ウネリに反応するポイントがあるが、冬場は水温が冷たくフルスーツが必要となる。コンディション的にはベストシーズンは4〜5月。サイズ的には6〜8月が大きくなる。ウネリは南ウネリか東ウネリがベスト。特に南ウネリは長い距離を旅してきただけあってクリーンに入ってくる。東ウネリは陸地に近づいたストームによりもたらされるもので、最もコンスタントに発生する。ベストコンディションはストームからの雨が止んだすぐ後。はじめに南ウネリをキャッチするビーチ、その後に東ウネリをキャッチするビーチにウネリが届く。ただし、ポピュラーなポイントではサーフィンする期間と時間を制限しているところもあるので注意が必要。制限の入る期間は12〜3月の夏の間が一般的。なお、北部にあるリオやサンパウロなどの都市部は治安が悪いが、南へ行けば行くほど比較的治安は良くなる。そして、この国1番のサーフポイントを有するのがフェルナンド・デ・ノロイヤ島。ブラジル国内では有名なサーフアイランドで、ブラジルのプロサーファーがいつもセッションをしている。サーフィンできる期間は12〜3月の4ヶ月に限られるが、エクセレントウエイブが見つけられない方が難しいというくらいのクオリティーを誇り、ハワイの波にもひけを取らないビッグウエイブとなる。フェルナンド・デ・ノロイヤ島の東側へ遠ざかるストームからのパワフルな東ウネリがメインで、ボトム形状はハワイと似ており、ウネリが突然リーフの上に乗り上がるといった感じでブレイクする。そのウネリはいったん届きだすと6日ほど波のある状態が続き、波がなくなっても次のウネリが届くまでの間隔が2日と空かないくらいコンスタント。フラットになることもなく、最低でも2フィートの波は常に立っている。また、夏の間は主に貿易風がメインランドから吹き込み、オフショアが1日中続くためにコンディションが整う場合も多い。しかし、波はホレていてロングボーダーや中級以下のショートボーダーには向いていないといえよう。またポイントまで距離があるので、スニーカーを持って行くことをおすすめする。ウェットスーツは不要で、1年中トランクスでサーフィン可能。ところで、この島で重要となるのが潮の干満。干潮時はほとんどのポイントで水深が浅くなりすぎるために、サーフィンできないコンディションとなってしまう。そんな時はビーチブレイクであるイタルケーブが、唯一安全にサーフィンできるポイントとなっているので要チェック。全体的にこの島ではあらゆるタイプの波が楽しめるが、全体的に速くてホレたものが多いのが特徴。ちなみにこの島は国定公園と定められており、立ち入り禁止区域が多いので注意。

☆ワンポイントメモ
日差しが強いのでサンスクリーンは必需品。公用語はポルトガル語だが、空港内にかぎり英語とスペイン語は使える。食事は、世界各国の料理が融合して生まれたブラジル独特の料理。日本の感覚で1人前の料理を注文すると、2倍の量が出てくるので注意!また、水道水は飲めないので、ミネラルウオーターを購入すること。ローカルのレベルは高めだが、マナーの低いサーファーも多いので注意。日本で取得した国際免許証はブラジルでは無効なので書き替えが必要になる。州交通局で、ビザ、国際免許証の有効期間内の免許証が発行される。なお、この国では貧富の差が激しく、そこから派生する犯罪も多い。大都市のスラム街などへは決して近づかないこと!

基本情報南米 ブラジル

公用語
ポルトガル語
通過
クルゼーロもしくはレアル
経路
ロサンゼルス、サンフランシスコなどのアメリカ主要都市から約12時間
時差
−12時間
注意
麻薬の取締りは連邦警察の権限に属しており、携帯などでは3〜15年の禁固刑。またその者の収入に応じた額(?)の5〜35日分相当の罰金となっている。ナイトクラブ・スーパーの駐車場・レストランなどにも売人はいるので、充分な注意が必要。ブラジルは南米一の大国であり、大都市周辺の治安はかなり悪い。銃犯罪も多発しているので、人込みの中を歩いたり一目で旅行者とわかる服装は避けるべき。ただし、フェルナンド・デ・ノロイヤは国定公園となっているため、比較的安全といえる。
※常に情勢は変化するので外務省へのリンクを活用して下さい。
外務省HP
ブラジル の危険情報・スポット情報・広域情報