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England

メインシーズンは9〜11月の秋。ウネリはカナダ上空で発生した低気圧が東に進んできた時に届く北ウネリが主となる。風は変動的だが、基本は西からのものとなる。

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◆イギリス
全体的にいえることは秋〜春にベストシーズンを迎えるエリアが多いということ。その中でも秋がベストシーズン。大西洋の低気圧により、緩やかなオフショアと比較的サイズのあるウネリが大西洋側を中心に届くことが多いからだ。また気温・水温共に高いこともその理由に挙げることができる。平均的なサイズは2〜4フィートといったところで、大きくなった時は8フィートに達することもあるが、そんな時は稀。冬にもウネリが届きビッグウエイブが立つことがあるが、いかんせん気温も水温も非常に低いため、サーフィンには適しているシーズンとはいえない。春にもしっかりとしたウネリが届き、気温も高めだが、水温が依然として低いため、サーフィンは厳しい。夏はイギリス全体が勢力の強い高気圧に覆われ、低気圧が近寄れないためにウネリが発生せず、特に大西洋側でフラットコンディションとなることが多い。そんな時はスコットランドかイギリス北東部の方がまだ良いので、どうしてもという人はその辺りをチェックすることをおすすめする。また、イギリスで特に重要となるのが潮。世界の中でも最も干満の差が激しく、満潮時にサーフィンが限られるポイント、干潮時のみのポイントとはっきりわかれることが多い。また、ほとんどがビーチブレイクなので、サンドバーも計算に入れなければならない。エリアでいうと、ウエールズの北西に位置するリン半島にはあらゆる方向に向いたビーチがあるのでコンスタントにサーフィンできる。西に向け大西洋に大きく開けているコーンウオールもウネリをコンスタントに拾うエリアだ。イギリスのイーストコーストでは北部がおすすめ。サーフィンできる確率は大西洋側と同じ程度となる。ここの波はほぼ全てスカンジナビア半島よりもさらに上の、遠く北極海から届く北寄りのウネリによるもの。そして北東に面したポイントにウネリを届けることとなる。特に、ウイッビーからリバーティーズにかけてが最もコンスタント。しかし水温がかなり低く、大西洋側より冷たいためにサーファーは少ない。

◆スコットランド
スコットランドのサーフエリアは主にノースコースト、ウエストコースト、イーストコーストの3エリアに分けられる。そして全てのコーストにいえることは、9〜10月の秋がベストシーズンになるということ。4〜5月がその次に良い時期といえるが、いかんせん寒いのでサーフィンは厳しい。冬にもコンスタントにビッグスウェルが押し寄せるが、防寒対策を万全にしてもほとんどサーフィンは無理なコンディションとなってしまう。ウネリは全て大西洋からの低気圧によるもので、通常は西から東へ進んでいき、スコットランドにウネリをもたらすこととなる。ただし、この低気圧は速く通り過ぎるため天気、風向きなどは変わりやすいので、ビジターがこれらを読み、波を当てることは難しいといえよう。また、潮位の変化も激しく、ポイントによっては満潮時、もしくは干潮時にしかサーフィンできないこともあるので、ここでのタイドチェックは欠かせない。潮の動きによっては岩が露出したり、カレントがきつくなったりもするので注意は必要となってくる。地域的にはノースコーストが1番コンスタントにサーフィン可能。ウエストコーストは西の沖にある大きな島によってウネリが遮られてしまうため、サーフィンにはあまり適さないエリアといえる。イーストコーストはサイズが他の海岸線より若干小さめだが、シェイプは整っていることが多い。また、山などが少ないため、アクセスは楽で、海岸線沿いに走る道路から波が見えるポイントがほとんどとなる。

基本情報ヨーロッパ イギリス

公用語
英語・ウエールズ語
通過
ポンド。補助単位はペンス
経路
ロンドンへ直行便が運行。所要時間は約13時間
時差
−9時間。ただし3〜10月のサマータイム時は−8時間
注意
イギリスに関しては、税関や警察が麻薬の取締りを強化しており、国をあげての厳しい処罰を断行している。麻薬などの密輸入、あるいは譲渡目的の所持に関して、最高は無期懲役刑だ。また、イギリスのパブでは飲酒できる時間帯が決められている。ロンドン圏内は、(平日)11:00〜23:00、(日曜)12:00〜15:00、19:00〜22:30で、これ以外の時間に飲酒していると処罰される。治安は比較的良好と言われているが、犯罪件数は日本の約3倍。
スリ・置き引き・強盗・性犯罪が多いスコットランドに関しては、ヘロイン・マリファ・コカイン・シンナーなどの乱用が最近激増し、社会問題化しているために、取締りは年々強化されている。違反者には懲役刑、また麻薬などで経済的利益を得ていたと認められた場合には全収益を没収できる法律もある。治安は比較的良い。
※常に情勢は変化するので外務省へのリンクを活用して下さい。
外務省HP
イギリス の危険情報・スポット情報・広域情報