コラム特集
F+(エフプラス)コラム「JベイでのWSL管理体制と今後の不安」
昨年のシャークアタック騒ぎの記憶がようやく何となく人々の頭から薄れかけたころ、またまたJベイがやってきました。
ま、WSLとしてはWSLの威信をかけても再度のアクシデントは避けたいわけで、もうその辺の報道コントロール的なものや、危機管理みたいなものはすごいね。
水中にはソナー、海面にはジェットスキー、ゾディアック、上空には常時ドローン、加えて定期的な軽飛行機によるパトロール、水中カメラマン禁止、などなど、なんか、そんなにやる? みたいな。
ま、それだけやってるということを見せるためのパフォーマンス的な意味が大きいんだろうけど、カモメさんたちは毎日ドローンへの威嚇に大忙し(笑)。
なんかね、もうWSLってすべての情報を管理下に置き、コントロールする感じがあからさまで、どんどんどんどん妙な管理方向に進んでると思う。ニューヨークでボビー・マルチネスが、俺はテニスが嫌いだ、って名言はいてクビになったけど、ホント、テニスみたいに選手たちが徹底的に団体に管理されていくんだろうかね。でも区切られたエリアでやるテニスと違って公共の場であるビーチが会場なわけだから、同じようにはいかないよね。ま、プールなら同じように管理し放題だろうけど。昔を知ってるものからすれば、時代は変わったのね、的な。
ミックの左足首のけがもWSL的には内緒にしてて、それに先駆けてSURFINGが試合前に普通に報道して、結果的にすっぱ抜いちゃったことになって、INGの記者たちブラックリスト入りって話だし(笑)。WSLに報道の自由はないのか?
ロッカールーム内での撮影も禁止になっちゃったし、サーフィンって、そんなにご大層なものなのかね。ロッカールームができたのだって、ほんの最近のことなのに。本当にここ数年のWSLの管理強化ってすごいと思う。この先いったいどこに着地するのかね。
ま、F+の看板記事でもある、シャーマン先生のビハインド・ザ・カーテンだって、大半はロッカールームでのショットだったから、打撃大きいわけだけど、あれは撮影している場所が問題なのではなく、選手とのコミュニケーションの深さがキモなわけだから、この先も続くんだけど、コンペティターエリアやロッカールーム内でのショットは無し、ということになる。
ま、それでもこんな写真ほかにだれが撮れるのよ、ってことで、シャーマン作品ちら見せ。この選手との信頼関係の中では、報道管制もへったくれもないわな。それにしてもね、なんかどこかで大きなひずみが出ちゃいそうな、最近のWSLの強硬ぶりなのよね。
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【過去のコラム一覧】
◆元flow⇒現“F+(エフプラス)”コラムがスタート!(2016年3月4日 更新)
◆「2016年CTルーキー」(2016年3月17日 更新)
◆「ベルズがスタート」(2016年3月24日 更新)
◆「ケリー絶不調問題」(2016年3月30日 更新)
◆「ウィルコ2連勝&注目ルーキー」(2016年4月4日 更新)
◆「オーストラリア3連戦を終えて」(2016年4月25日 更新)
◆「ケリーのウエイブプール」(2016年5月13日 更新)
◆「大きなサーフィンニュースがふたつ」(2016年5月26日 更新)
◆「国内最大のQSイベントを終えて」(2016年6月10日 更新)
◆「フィジー、そしてJPSA伊豆」(2016年6月29日 更新)
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