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F+(エフプラス)コラム「フィジー、そしてJPSA伊豆」

Text by つのだゆき / Photo by snowy, WSL/Cestari

なんだかんだ言って、もう6月も終わり、7月になっちゃうのね。2016年も半分終了しちゃったわけだ。



サーフィンのほうはシーズン真っただ中で、まだ半分には届かないわけだけど、メンズのほうはなんとな〜く、ウイルコかい? って感じになってきた。
まだ11戦中の5戦が終わったばかりだけど、フィジーでガブリエル・メディーナが優勝し、ウイルコが2位になった時点で、すでに1位2回2位1回という成績はでかいかな、と思う。なぜって。ほかの選手の中にこういうコンスタントなやつがいないから。みんな結果に出入りが激しい。

ま、後半が勝負なので、後半に何が起こるかはわからないけど、その起こりそうな要素というか、後半に起こすとすればこいつ→“ミック”だけど……が、実質上タイトル争いにはいないので、ミックのいつもの猛チャージ位、後半に集中してチャージできるヤツが見当たらない。しいて言うならガブ。ま、どっちにしてもリップカール対決か。
ケリー、やっぱあのコンディションだとうまいよね。ま、もともとサーフィンがダメで今年のこの成績なわけではないので、心配はいらないけど、うまかったなぁ。やっぱあの波のあのサイズになると、まだまだケリーなのね。





で、国内。波的にもサーフィン的にも、フィジーに比べるわけもないわけだけど、 でもまぁ、それなりに(笑)。
伊豆白浜、移動先多々戸浜。
男女とも順当、勢いで行くならこの人、というのがそのまま勝ったかね。




村上舜と大村奈央(写真上)。


久しぶりに大野修聖(写真上)がまじめにやってたというか、集中できてたかなと思う。もう少し波のサイズがあれば、スプレーの厚さとラインの太さでマーだったと思うけど、今の流れは舜ということなんでしょうね。勢いがあったと思う。たぶん本人、どんな試合に出ても負ける気がしてないだろうし、波は必ず自分のところに来る気がしてるんだと思う。そういう時ってある。ただいま舜フェス開催中。でも、表彰式にガム噛みながら出てこないでね。アスリートとしての意識のレベルが低いよ。

女子はもう、普通に乗れれば奈央なわけで、そのぐらいサーフィンのクオリティが違う。ま、あれを世界女子の中に持ってくと箸にも棒にも引っかからないんだけど、日本女子の中では突出してるかね。ターンの伸びが違うと思う。


2位の川合(写真上)は、なぜ同じラインで奈央が6点で自分が4点なのかを発見して詰めればいい。

今のJPSA、ジャッジすごくいいと思う。何をすれば、いや、何をしなければポイントがもらえないのかが、明確にジャッジングに表れていて、痛快。
ま、時折舜やマーの甘いほうのターンにも点出ちゃうけど、おおむねジャッジの好みのサーフィンは明確に見えてると思う。さすがの沼尻先輩。




加藤嵐(写真上)と稲葉玲王(写真下)

来週はもうJベイ。ミックも来るでよ〜。

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【過去のコラム一覧】
◆元flow⇒現“F+(エフプラス)”コラムがスタート!(2016年3月4日 更新)

◆「2016年CTルーキー」(2016年3月17日 更新)

◆「ベルズがスタート」(2016年3月24日 更新)

◆「ケリー絶不調問題」(2016年3月30日 更新)

◆「ウィルコ2連勝&注目ルーキー」(2016年4月4日 更新)

◆「オーストラリア3連戦を終えて」(2016年4月25日 更新)

◆「ケリーのウエイブプール」(2016年5月13日 更新)

◆「大きなサーフィンニュースがふたつ」(2016年5月26日 更新)

◆「国内最大のQSイベントを終えて」(2016年6月10日 更新)

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