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千葉北 エリア 波概況

高気圧からの吹き出しや、台風2号の影響によるウネリが続く。

[ビギナーアドバイス]


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更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


土曜日(5/20)や火曜日(5/23)に強まった北東コンディションでウネリが長続きしたので、後半の期間はサイズの上下やコンディションの変化はありつつ水曜日(5/24)には再び胸〜肩ブレイクを狙えていて、このエリア全域に可能性がある状態となっていました。
それでは、地形レポートです!

一宮

水曜日5/24の7時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は引き始めです。
_1
予想していた低気圧の通過が遅れて火曜日(5/23)が北東コンディションのピークになっていましたが、この時点ではサイズ的に頭位の状態をキープしていて、堤防周辺のカレントは目立つものの全体的にブレイクを複雑にするほどの荒れた様子はなく、前回から週末までのような楽しみやすい波質と形のまとまりが残っている印象です。
_2
干潮時と比較するとフェイスのボヨつきを感じるかもしれませんが、十分なサイズに対してはこの時の潮の時間帯から軽快に滑れるブレイクがあり、干潮時の広範囲な反応よりもお手軽なように思えました。胸以下のサイズからはボヨつきに負けてしまうピークが増えそうなので、引きの変化を狙うのが無難な雰囲気ながら、前回以降の様子からは上げ際や引き始めの形のまとまりがある方が安定して距離を乗れていました。
_3
正面北側ではサイズ的にワイドなピークが増えたように思えましたが、正面南側のレギュラーやファミマ側の深めな易しい形のブレイクをキープし、大きな地形の変化もなくこのエリアの中でも基準になる仕上がりのようです。

サンライズ

5/24水曜日8時半頃の様子から地形を判断します。潮は引き始めです。
_1
前日がピークとなった北東コンディションはここにとっても予想より大きな影響はなく、オンショアの余韻で多少の複雑さは残りつつ余計なサイズやカレントの悪影響もないので、一宮ほどピークのコンパクトさはないものの形のまとまりは安定し、この時は正面〜左側をメインに対応が良くなっていた印象です。
_2
右側に関しても堤防周辺やアウトからの波数を狙うには干潮に近い時間帯がいいと思いますが、肩以上のサイズがあればミドルエリアの地形でまとまるブレイクは十分な滑り心地と距離を狙えていた様子です。
_3
地形的には胸以上のブレイクがメインになるコンディションなら前回気にしていたような手前の複雑さは影響していないものの、波数不足や控えめなサイズに対しては上げ際のインサイドのボヨつきや干潮時のミドルエリアの浅さが極端に変化して癖が強くなりそうです。

東浪見

5/24水曜日9時半頃の地形レポートです。潮は引きに向かう中間に近い時間帯です。この時の印象からは潮の引きで波のボリュームがなくなり、サイズの印象も下がり気味な様子はあったものの、ここにとっても形をキープしながら十分な滑りを楽しめる胸〜肩サイズとなっていたので、サンライズと同じくこの時は正面〜左側をメインに波数やピークが豊富な対応となっていました。
_1
右側にとっての狙い目ではありながら、サイズの割にアウトからのブレイクが少なく、ミドルエリアでまとまる形はレギュラーの反応が目立っていましたが、ショアブレイクのような走り重視な波質やワイドなピークでもあるのでポジションを見失い易い雰囲気もありました。
_2
太東・志田周辺よりも反応はいいものの一宮・サンライズと比べて手前に集まった仕上りのようなので、地形の変化はありませんが前回以降のウネリが残るコンディションに対しては引きの変化との相性が悪く、比較すると上げ際のまとまりの方がフェイスをキープしたブレイクが増えて意外や距離を乗れる波も選べていました。
_3
上げ際の変化で全体的に中間のセクションのボヨつきが強まりますが、胸以上のウネリがあれば乗り繋いでピーク周辺とインサイドのブレイクを遊べる波を狙えていたので、南風のコンディションで右側の反応が良くなる場合や控えめなサイズにならなければ上げ始めからの方がお手軽な波質かもしれません。

志田

5/24水曜日11時頃の様子から地形をレポートします。潮は引きに向かって中間をすぎた時間帯です。
_1
手前に集まっている地形の仕上がりからは東浪見と同じく干潮時の変化に対して相性が悪く、サイズと潮時の具合でカレントのヨレが広範囲に影響して右側をメインにワイドな反応やブレイクの複雑さが目立ち、見た目よりもややハードな雰囲気もありましたが、アウトにできるピークから形のまとまりをキープできるサイズでもあったので、ショアブレイクを好むサーファーにとってはこの頃までの潮位で走り易さや力のあるセクションを楽しめていたようです。
_2
カレントの荒れ具合からは右側を狙うには潮の量が必要な様子で、この時は正面エリアのピークや左側のレフトが基準になっていました。
_3
このサイズに対しては基本的に引き始めや上げ際のまとまりを狙い目に幅広く対応できそうですが、胸以下のスモールコンディションに対してのボヨつきは考慮する必要があり、余計なカレントがなくなれば他と同じく引きの変化で素直な反応を探せると思います。
多少ながらアウトからのブレイクも形のまとまりが前回より良くなっていたので、落ちつき傾向なサイズに対しても以前よりピークを選べるかもしれません。

太東

水曜日(5/24)12時頃の地形チェックです。潮は引きに向かう干潮に近い時間帯です。
_1
潮が多い時間帯のボヨつきや控えめな反応が気になる日はありつつ、前回以降のウネリのキープでここにとっては十分なブレイクを狙えていて、北東コンディションが強まった前日以外はロングボードにとって遊びやすい状態だったと思います。週末やこの日のような腹〜胸サイズはショートボードにとっての対応も良かった印象です。
_2
地形に関しては以前の北東コンディションから少しずつ地形のまとまりが復活傾向だったので、カレントの強まりはありましたがこの時もアウトからの余計な反応はなく、胸以上のサイズからはピークやミドルエリアのワイドなブレイクに対して潮の量が必要な雰囲気ながら、スムーズなブレイクで形をキープした波が増えていた状況で、潮が多い時間帯のコンパクトな形から狙えるサイズでもあり、1日を通して賞味期限が長めになっていました。ロングボード用としてなら控えめなサイズに対しても干潮に向かう変化で変わらず対応できる仕上がりのようです。
_3
ロングボード用としてなら控えめなサイズに対しても干潮に向かう変化で変わらず対応できる仕上がりのようです。

夷隅

5/24水曜日13時頃の地形チェックレポートとなります。潮は干潮寸前です。
_1
前回以降のウネリもここで楽しむには微妙に寸足らずな雰囲気となり、例年なら十分なコンディションで今回の時間帯は人気な狙い目ではありますが、地形の仕上がりからは前日のサイズアップに対してもミドルエリアからのブレイクがやっとな状況で、No.1のレフトの形もなんとなくな形になってしまい、全体的にショアブレイク専門の狙い難い印象が続いていました。
_2
No.3のショアブレイクはこの日のサイズでピークがハッキリしていたので可能性がある形ではありましたが、波数は少なく潮時の変化が早い事もあって賞味期限はかなり短い状況です。
_3
全体的にビーチが拡張傾向でもあるので以前よりもミドル〜アウトの反応が悪く、形になっているようでもスムーズに滑れるフェイスや距離もなく、今回もここに拘っていた特別な波質は楽しめなくなっていました。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、サイズとオフショアの景色を楽しめていた前回の更新頃からは南西の風で落ち着き傾向になっていたものの、サイズが復活した週末にかけて胸くらいのウネリをキープできていたので、肩〜頭と比べて波数は少ない雰囲気でしたが形のまとまりを探しやすく、潮が多い時間帯のボヨつきにもギリギリ負けないくらいの反応があり、浮力の強いボードの出番が増える波質が続きながらも前半の期間から遊べるブレイクが安定していたと思います。
荒れたコンディションやウネリによってカレントが目立つ日もありましたが、以前から気になっていた手前の複雑さは悪化せずに済んで地形に大きな変化もなく、狙い目としては引きに向かう時間帯が無難なサイズながら、上げ際のまとまりを含めて対応できるピークを探しながら潮時の反応の変化も遊べていた雰囲気です。

さて、この先の波は、個人的には次回までの期間でウネリの大きな影響はない予想ですが、発達具合いからは台風の存在感が気になる状態でもあるので、接近に伴って気圧配置の特徴が強まると風向き等コンディションの影響はあるかもしれません。
今のところ厄介な南東コンディションが続いてオンショア気味た雰囲気となっていますが、木曜日(5/25)の朝の時点で前日よりもサイズ感が増していて、高気圧の離れ方を含めてウネリをキープできる雰囲気でもあるので、週末(5/27・28)の穏やかなコンディションにかけて楽しめるブレイクが残る可能性がありそうです。
各ポイントで右側の悪影響が気になる様子からは最近は北東ウネリの特徴に思えますが、高気圧が離れる過程で南東ウネリに変わると逆転して右側のレギュラーがメインになり、南風予報のコンディションで癖の悪さも軽減されるかもしれません。
来週(5/29W)強まる南西の風から切り替わる北風コンディションにかけて前線が関わる不安定な予報もあり、多少ハードなブレイクが残ってもサイズを重視するなら前半の期間に対応しておいた方が無難な雰囲気です。
干潮時にピークのまとまりが悪くなったりカレントの広範囲な悪影響が目立つ可能性があるので、潮が多い時間帯の形やボヨつきからチェックすれば地形の癖が理解できそうです。

最後に、水温ですが、前半の南西コンディションで一時的に冷たくなっていた期間がありましたが、ここ数日は17〜18℃のジャーフルが基準になる水温に戻っている状況です。



[プロサーファー紹介:関田秀俊]
photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

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皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


土曜日(5/20)や火曜日(5/23)に強まった北東コンディションでウネリが長続きしたので、後半の期間はサイズの上下やコンディションの変化はありつつ水曜日(5/24)には再び胸〜肩ブレイクを狙えていて、このエリア全域に可能性がある状態となっていました。
それでは、地形レポートです!

一宮

水曜日5/24の7時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は引き始めです。
_1
予想していた低気圧の通過が遅れて火曜日(5/23)が北東コンディションのピークになっていましたが、この時点ではサイズ的に頭位の状態をキープしていて、堤防周辺のカレントは目立つものの全体的にブレイクを複雑にするほどの荒れた様子はなく、前回から週末までのような楽しみやすい波質と形のまとまりが残っている印象です。
_2
干潮時と比較するとフェイスのボヨつきを感じるかもしれませんが、十分なサイズに対してはこの時の潮の時間帯から軽快に滑れるブレイクがあり、干潮時の広範囲な反応よりもお手軽なように思えました。胸以下のサイズからはボヨつきに負けてしまうピークが増えそうなので、引きの変化を狙うのが無難な雰囲気ながら、前回以降の様子からは上げ際や引き始めの形のまとまりがある方が安定して距離を乗れていました。
_3
正面北側ではサイズ的にワイドなピークが増えたように思えましたが、正面南側のレギュラーやファミマ側の深めな易しい形のブレイクをキープし、大きな地形の変化もなくこのエリアの中でも基準になる仕上がりのようです。

サンライズ

5/24水曜日8時半頃の様子から地形を判断します。潮は引き始めです。
_1
前日がピークとなった北東コンディションはここにとっても予想より大きな影響はなく、オンショアの余韻で多少の複雑さは残りつつ余計なサイズやカレントの悪影響もないので、一宮ほどピークのコンパクトさはないものの形のまとまりは安定し、この時は正面〜左側をメインに対応が良くなっていた印象です。
_2
右側に関しても堤防周辺やアウトからの波数を狙うには干潮に近い時間帯がいいと思いますが、肩以上のサイズがあればミドルエリアの地形でまとまるブレイクは十分な滑り心地と距離を狙えていた様子です。
_3
地形的には胸以上のブレイクがメインになるコンディションなら前回気にしていたような手前の複雑さは影響していないものの、波数不足や控えめなサイズに対しては上げ際のインサイドのボヨつきや干潮時のミドルエリアの浅さが極端に変化して癖が強くなりそうです。

東浪見

5/24水曜日9時半頃の地形レポートです。潮は引きに向かう中間に近い時間帯です。この時の印象からは潮の引きで波のボリュームがなくなり、サイズの印象も下がり気味な様子はあったものの、ここにとっても形をキープしながら十分な滑りを楽しめる胸〜肩サイズとなっていたので、サンライズと同じくこの時は正面〜左側をメインに波数やピークが豊富な対応となっていました。
_1
右側にとっての狙い目ではありながら、サイズの割にアウトからのブレイクが少なく、ミドルエリアでまとまる形はレギュラーの反応が目立っていましたが、ショアブレイクのような走り重視な波質やワイドなピークでもあるのでポジションを見失い易い雰囲気もありました。
_2
太東・志田周辺よりも反応はいいものの一宮・サンライズと比べて手前に集まった仕上りのようなので、地形の変化はありませんが前回以降のウネリが残るコンディションに対しては引きの変化との相性が悪く、比較すると上げ際のまとまりの方がフェイスをキープしたブレイクが増えて意外や距離を乗れる波も選べていました。
_3
上げ際の変化で全体的に中間のセクションのボヨつきが強まりますが、胸以上のウネリがあれば乗り繋いでピーク周辺とインサイドのブレイクを遊べる波を狙えていたので、南風のコンディションで右側の反応が良くなる場合や控えめなサイズにならなければ上げ始めからの方がお手軽な波質かもしれません。

志田

5/24水曜日11時頃の様子から地形をレポートします。潮は引きに向かって中間をすぎた時間帯です。
_1
手前に集まっている地形の仕上がりからは東浪見と同じく干潮時の変化に対して相性が悪く、サイズと潮時の具合でカレントのヨレが広範囲に影響して右側をメインにワイドな反応やブレイクの複雑さが目立ち、見た目よりもややハードな雰囲気もありましたが、アウトにできるピークから形のまとまりをキープできるサイズでもあったので、ショアブレイクを好むサーファーにとってはこの頃までの潮位で走り易さや力のあるセクションを楽しめていたようです。
_2
カレントの荒れ具合からは右側を狙うには潮の量が必要な様子で、この時は正面エリアのピークや左側のレフトが基準になっていました。
_3
このサイズに対しては基本的に引き始めや上げ際のまとまりを狙い目に幅広く対応できそうですが、胸以下のスモールコンディションに対してのボヨつきは考慮する必要があり、余計なカレントがなくなれば他と同じく引きの変化で素直な反応を探せると思います。
多少ながらアウトからのブレイクも形のまとまりが前回より良くなっていたので、落ちつき傾向なサイズに対しても以前よりピークを選べるかもしれません。

太東

水曜日(5/24)12時頃の地形チェックです。潮は引きに向かう干潮に近い時間帯です。
_1
潮が多い時間帯のボヨつきや控えめな反応が気になる日はありつつ、前回以降のウネリのキープでここにとっては十分なブレイクを狙えていて、北東コンディションが強まった前日以外はロングボードにとって遊びやすい状態だったと思います。週末やこの日のような腹〜胸サイズはショートボードにとっての対応も良かった印象です。
_2
地形に関しては以前の北東コンディションから少しずつ地形のまとまりが復活傾向だったので、カレントの強まりはありましたがこの時もアウトからの余計な反応はなく、胸以上のサイズからはピークやミドルエリアのワイドなブレイクに対して潮の量が必要な雰囲気ながら、スムーズなブレイクで形をキープした波が増えていた状況で、潮が多い時間帯のコンパクトな形から狙えるサイズでもあり、1日を通して賞味期限が長めになっていました。ロングボード用としてなら控えめなサイズに対しても干潮に向かう変化で変わらず対応できる仕上がりのようです。
_3
ロングボード用としてなら控えめなサイズに対しても干潮に向かう変化で変わらず対応できる仕上がりのようです。

夷隅

5/24水曜日13時頃の地形チェックレポートとなります。潮は干潮寸前です。
_1
前回以降のウネリもここで楽しむには微妙に寸足らずな雰囲気となり、例年なら十分なコンディションで今回の時間帯は人気な狙い目ではありますが、地形の仕上がりからは前日のサイズアップに対してもミドルエリアからのブレイクがやっとな状況で、No.1のレフトの形もなんとなくな形になってしまい、全体的にショアブレイク専門の狙い難い印象が続いていました。
_2
No.3のショアブレイクはこの日のサイズでピークがハッキリしていたので可能性がある形ではありましたが、波数は少なく潮時の変化が早い事もあって賞味期限はかなり短い状況です。
_3
全体的にビーチが拡張傾向でもあるので以前よりもミドル〜アウトの反応が悪く、形になっているようでもスムーズに滑れるフェイスや距離もなく、今回もここに拘っていた特別な波質は楽しめなくなっていました。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、サイズとオフショアの景色を楽しめていた前回の更新頃からは南西の風で落ち着き傾向になっていたものの、サイズが復活した週末にかけて胸くらいのウネリをキープできていたので、肩〜頭と比べて波数は少ない雰囲気でしたが形のまとまりを探しやすく、潮が多い時間帯のボヨつきにもギリギリ負けないくらいの反応があり、浮力の強いボードの出番が増える波質が続きながらも前半の期間から遊べるブレイクが安定していたと思います。
荒れたコンディションやウネリによってカレントが目立つ日もありましたが、以前から気になっていた手前の複雑さは悪化せずに済んで地形に大きな変化もなく、狙い目としては引きに向かう時間帯が無難なサイズながら、上げ際のまとまりを含めて対応できるピークを探しながら潮時の反応の変化も遊べていた雰囲気です。

さて、この先の波は、個人的には次回までの期間でウネリの大きな影響はない予想ですが、発達具合いからは台風の存在感が気になる状態でもあるので、接近に伴って気圧配置の特徴が強まると風向き等コンディションの影響はあるかもしれません。
今のところ厄介な南東コンディションが続いてオンショア気味た雰囲気となっていますが、木曜日(5/25)の朝の時点で前日よりもサイズ感が増していて、高気圧の離れ方を含めてウネリをキープできる雰囲気でもあるので、週末(5/27・28)の穏やかなコンディションにかけて楽しめるブレイクが残る可能性がありそうです。
各ポイントで右側の悪影響が気になる様子からは最近は北東ウネリの特徴に思えますが、高気圧が離れる過程で南東ウネリに変わると逆転して右側のレギュラーがメインになり、南風予報のコンディションで癖の悪さも軽減されるかもしれません。
来週(5/29W)強まる南西の風から切り替わる北風コンディションにかけて前線が関わる不安定な予報もあり、多少ハードなブレイクが残ってもサイズを重視するなら前半の期間に対応しておいた方が無難な雰囲気です。
干潮時にピークのまとまりが悪くなったりカレントの広範囲な悪影響が目立つ可能性があるので、潮が多い時間帯の形やボヨつきからチェックすれば地形の癖が理解できそうです。

最後に、水温ですが、前半の南西コンディションで一時的に冷たくなっていた期間がありましたが、ここ数日は17〜18℃のジャーフルが基準になる水温に戻っている状況です。



[プロサーファー紹介:関田秀俊] photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

千葉北 エリア 週間波予想
(fuji)

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 31 (水)
    グラフ 1 (木)
    グラフ 2 (金)
    グラフ 3 (土)
    グラフ 4 (日)
  • 週間予想

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 31 (水)
    グラフ 1 (木)
    グラフ 2 (金)
    グラフ 3 (土)
    グラフ 4 (日)
  • 週間予想

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