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更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


木曜日(12/7)の朝の時点で南東ウネリに変化していますが、一宮〜志田区間は広範囲を使える肩前後サイズが安定し、風でシフトしたウネリも形やピークのまとまりを探せている様子です。

それでは、地形レポートです!

一宮

水曜日12/6の7時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は上げに向かう中間くらいの時間帯です。前回以降もオフショアや風の弱まるコンディションを狙えていて、ここ数日は腰〜腹ブレイクや波数をキープしていたものの、前半の期間で膝〜腰範囲のかなり乏しい状態にもなっていて、サイズとしては対応できるギリギリな印象が続いていました。
_1
ミドルエリアにできるピークはありつつ基本的にはインサイドの地形がメインな雰囲気ながら、全体的に控えめな反応に対応できる浅いセクションが確保されているので、動きが大きくなっている朝イチの上げに向かう変化はボヨつきを回避しながら地形を広く使え、比較的スムーズでハリのあるフェイスを探せていたと思います。
_2
潮が増えてからはこの時よりも手前に集まるブレイクに変わって形のまとまりが良くなる傾向のようですが、ボヨつき始めるとピークや波数が減って浮力の強いボードが有利になるので、パフォーマンスボードを使う人にとっては朝の潮位を基準にした方がよさそうです。
_3
ファミマ側の反応は控えめながら、正面右側をメインに左側の堤防周辺にも対応する地形が残っていて、このエリアの中で無難な波を探せていた様子です。

サンライズ

12/6水曜日8時半頃の様子から地形をレポートします。潮は上げに向かう中間をすぎた時間帯です。
_1
前回以降も前半の期間のような膝サイズの対応もあって変わらず乏しい反応になっていましたが、ここ数週間のスモールコンディションで余計なカレントもなくなっている状況なので、正面エリアで目立っている深いセクションやインサイドの複雑さが解消傾向でもあり、ピークのポジションや対応できる地形は限られているものの、一宮と同じくサイズに対して十分なブレイクを探せていたと思います。
_2
潮位としては多めな時間帯でしたが、動きの大きさで朝の上げに向かう前半の変化でミドルエリアにできるピークも出現し、波質としては力の弱いブレイクですが午後のゆるい潮流よりもスムーズで広範囲なフェイスを狙え、波のまとまりでボリュームアップした乗り心地も探せていた印象です。
_3
左側の堤防周辺も乗りつなげる地形が復活してインサイドのまとまりがあり、比較するとフェイスの柔らかさが気になりますが、右側に関しても前日からの微妙な東ウネリの復活で対応する地形や波数が確保されていました。満タンをすぎてからの時間帯でボヨつきや波数の減少はあるものの、地形のまとまりで反応する波は形が安定してピークも定まっている雰囲気です。胸サイズが反応すれば距離を楽しめる地形かもしれません。

東浪見

12/6水曜日9時半頃の地形レポートです。潮は上げに向かって満タンに近い時間帯です。以前からの乏しいコンディションが続いて膝〜腰範囲の対応となっていたので、波数の状況からも前半の期間はフラットに近い印象もありましたが、微妙ながら前日(12/5)からの東ウネリの反応で腰〜腹サイズが復活し、この日の反応は一宮〜サンライズと同じくミドルエリアできるピークが増え、満タンに近いこの時に関しても波のまとまりでボリュームアップした胸もどきのセットを狙えていた様子です。
_1
正面エリアの複雑さが残りつつも全体的には控えめなコンディションが続いて余計なカレントも弱まっていたので、インサイドの対応できる地形や浅さが確保されていて、形のまとまりやフェイスの素直さは一宮やサンライズよりも不安定でしたが、腹〜胸近いブレイクで十分な乗り心地の波を探せていたようです。
_2
ウネリの入りが悪いのか反応する地形がないのか、ここの右側にとっては波数やサイズ感が控えめになってしまい、全体では正面〜左側が基準な様子でしたが、たまに来るブレイクはレギュラーの形が安定して途切れずに滑れていたので、ミドル〜インサイドに集まった仕上がりながらもうワンサイズプラスされれば距離を遊べる波になると思います。
_3
フェイスの柔らかさはありつつ波のまとまりで潮の多さにも対応は良かったので、腹〜胸あれば潮位の変化を含めて楽しめそうな状態です。

志田

12/6水曜日12時頃の様子から地形をレポートします。潮は引き始めです。ここにとってもオフショアや風の弱まりで素直に反応する波を狙えるコンディションはあったものの、週末にかけての波数の少なさや膝前後の乏しいブレイクからはフラットのような雰囲気にもなっていたので、以前からキープしているインサイドの浅い地形に集まるショアブレイクの反応も乗り心地としては普段のようなスムーズさを感じられていないようでした。
_1
この日の微妙な東ウネリのサイズアップも一宮〜東浪見区間と比べて控えめになっている印象ながら、正面〜右側の基準になるエリアに対して沖に出るカレントが残っていて、比較するとヨレが気になる複雑なフェイスが目立っていました。しかし、手前に集まるコンディションが続いている地形にとってはこのカレントの働きでピークや形のまとまりをキープしている状態だと思います。
_2
朝の上げ際からボリュームアップしたこの日の胸近いセットは、インサイドがメインになりつつミドルエリアにできるピークから滑走できるフェイスを狙えていたので、オンショアじゃなければ他とは違う乗り方ができる波になっていたかもしれません。
_3
東浪見と同じくフェイスの開きやワイドなブレイクが気になりますが、満タン時のボヨつきはなく、ウネリがあれば上げ際のまとまりで乗り心地にサイズ感が増す波を探せそうです。引きに向かう時間帯はカレントの複雑さが増して厄介な変化になっている様子でした。

太東

水曜日(12/6)13時頃の地形チェックです。潮は引き始めです。
_1
この日の東ウネリの復活は前回と比べてショアブレイクのエリアが拡大していましたが、志田までの区間より波向に対して陰になるポイントでもあるので、波のまとまりを狙えるこの時間帯に関してもサイズとしては脛〜膝がやっとな状況で、地形の深さが気になる状態からもロングボードの対応に波数が足りない雰囲気が続き、今回もここでのサーフィンはオススメできない様子になっていました。
_2
しかし、ビーチを削るようなコンディションはないものの波打ち際の傾斜がゆるくなっている印象もあり、強まったオフショアの影響なのか、ガスト〜キレメ方面に関しては多少ながらインサイドでショアブレイクを狙い易くなったように思えました。
_3
今のところ特に期待できる変化でもないのでサイズアップを待つ状況ですが、堤防の内側に関しても形のまとまりをキープしていると思うので、腹〜胸以上のハッキリした反応になってほしいですね。

夷隅

12/6水曜日14時頃の様子から地形を判断します。潮は引き始めです。前回のような西ウネリの形がなくなってしまい、以前と変わらず正面からのビーチスレスレなショアブレイクに戻って乗りしろのあるフェイスは探せないサイズが続きていました。
_1
この日の復活もウネリのみではあるものの、アウト〜ミドルエリアの反応では厚みのある波がダイレクトに届いていて、多少でもブレイクする地形があればピークのまとまりとフェイスを探せそうでしたが、残念ながら今回もインサイドに差し掛かるセクションで深さに負けた反応となっていたので、波打ち際でウネリが消えて乏しいショアブレイクな状況です。
_2
正面からの反応はNo.1の堤防際にとってレフトの雰囲気が戻っていましたが、以前よりも形をキープするインサイドの地形が狭い様子なので、際どいショアブレイクのの対応はカレントの複雑さが加わって距離を楽しめない印象です。
_3
No.3のショアブレイクもピークのまとまりを探せつつ、波数の少なさと潮時の影響でフェイスは不安定なので、サイズアップした場合の可能性があっても今のところ期待できる地形の対応はないと思います。今回もウネリはあっても地形がないので、潮の動きに期待しても際立つ変化がなく、ポイントとしてはオススメできない雰囲気が続いていました。
今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回以降で南西や北西の風が強まるコンディションはありつつ、夷隅を含めて一宮〜太東区間でオフショアのポイントを探せていましたが、沖に残るウネリや風波のまとまりにも期待できない状況からは腹以上のセットを狙えなくなってしまい、膝〜腰範囲ではインサイドの反応がこれまでより更に狭く、浮力の強いボードを用意しても波数の少さで外気の寒さに心が折れる乏しいブレイクが続いていました。
形をキープしたフェイスでサイズのわりに滑りのいい地形はあったものの、志田も太東や夷隅のようにサイズ不足な印象に変わってしまいました。
しかし、低気圧が沖を通過した水曜日にかけてコンディションの変わり目で東ウネリが復活したので、火曜日の微妙なサイズアップから今回のチェック時にはミドルエリアの反応を狙える胸サイズのセットも増えていた状況です。
地形的にはほとんどのポイントでカレントが弱まる日が増えてインサイドの複雑さが解消され、サイズにならって対応する範囲に変化はあるものの、最近は潮が多い時間のボヨつきは特に気にならず、前日も満タンに向かう時間帯に波のボリュームアップがあり、意外や素直な反応をキープして形のまとまりを楽しめていた印象です。
さて、この先の波は次回までの期間でサイズに期待できる要因がいくつかありそうですが、西風の強まり具合いによっては今回のウネリが週末までキープできるかあやしい状況です。
高気圧が低いコースを通るので沖に抜けるタイミングに東ウネリが残る可能性はありつつ、週末は南西コンディションのリセットも予想されるので胸サイズのセットをキープしていればラッキーかもしれません。
来週(12/11w)はコンディションの変化でまとまりの悪いウネリから始まりそうですが、月曜日(12/11)の北東コンディションからその後の南西コンディションの風波にかけてサイズを狙える日がありそうですね。
日本海側のコースながら低気圧も低い位置を通る予報なので、西風の影響が目立っている最近のパターンと比べて南寄りな風向きはウネリとしてまとまりやすい条件に思えます。
風向きからは志田方面の対応が無難になる雰囲気ですが、今あるウネリを含めても南からのサイズアップはレギュラーの形を狙い易くなり、サンライズや東浪見の右側に関しては比較的南風を防げるエリアでもあるので、オンショアや荒れたコンディションが増えても落ち着き始めるタイミングに遊べる波が見つかりそうです。
極端なサイズアップはインサイドやミドルセクションにとって悪影響が残るかもしれませんが、南風コンディションの影響であればまとまり方もレギュラー重視な形になり、前回のような乏しい腰前後のサイズに下がらなければ潮の動きで変化する反応で対応できると思います。
最後に、水温ですが、14℃前後まで下がっているので、ラバーや起毛のフルスーツを基準に朝夕の時間帯はブーツやグローブも必要な雰囲気になってきました。


[プロサーファー紹介:関田秀俊]
photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

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皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


木曜日(12/7)の朝の時点で南東ウネリに変化していますが、一宮〜志田区間は広範囲を使える肩前後サイズが安定し、風でシフトしたウネリも形やピークのまとまりを探せている様子です。

それでは、地形レポートです!

一宮

水曜日12/6の7時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は上げに向かう中間くらいの時間帯です。前回以降もオフショアや風の弱まるコンディションを狙えていて、ここ数日は腰〜腹ブレイクや波数をキープしていたものの、前半の期間で膝〜腰範囲のかなり乏しい状態にもなっていて、サイズとしては対応できるギリギリな印象が続いていました。
_1
ミドルエリアにできるピークはありつつ基本的にはインサイドの地形がメインな雰囲気ながら、全体的に控えめな反応に対応できる浅いセクションが確保されているので、動きが大きくなっている朝イチの上げに向かう変化はボヨつきを回避しながら地形を広く使え、比較的スムーズでハリのあるフェイスを探せていたと思います。
_2
潮が増えてからはこの時よりも手前に集まるブレイクに変わって形のまとまりが良くなる傾向のようですが、ボヨつき始めるとピークや波数が減って浮力の強いボードが有利になるので、パフォーマンスボードを使う人にとっては朝の潮位を基準にした方がよさそうです。
_3
ファミマ側の反応は控えめながら、正面右側をメインに左側の堤防周辺にも対応する地形が残っていて、このエリアの中で無難な波を探せていた様子です。

サンライズ

12/6水曜日8時半頃の様子から地形をレポートします。潮は上げに向かう中間をすぎた時間帯です。
_1
前回以降も前半の期間のような膝サイズの対応もあって変わらず乏しい反応になっていましたが、ここ数週間のスモールコンディションで余計なカレントもなくなっている状況なので、正面エリアで目立っている深いセクションやインサイドの複雑さが解消傾向でもあり、ピークのポジションや対応できる地形は限られているものの、一宮と同じくサイズに対して十分なブレイクを探せていたと思います。
_2
潮位としては多めな時間帯でしたが、動きの大きさで朝の上げに向かう前半の変化でミドルエリアにできるピークも出現し、波質としては力の弱いブレイクですが午後のゆるい潮流よりもスムーズで広範囲なフェイスを狙え、波のまとまりでボリュームアップした乗り心地も探せていた印象です。
_3
左側の堤防周辺も乗りつなげる地形が復活してインサイドのまとまりがあり、比較するとフェイスの柔らかさが気になりますが、右側に関しても前日からの微妙な東ウネリの復活で対応する地形や波数が確保されていました。満タンをすぎてからの時間帯でボヨつきや波数の減少はあるものの、地形のまとまりで反応する波は形が安定してピークも定まっている雰囲気です。胸サイズが反応すれば距離を楽しめる地形かもしれません。

東浪見

12/6水曜日9時半頃の地形レポートです。潮は上げに向かって満タンに近い時間帯です。以前からの乏しいコンディションが続いて膝〜腰範囲の対応となっていたので、波数の状況からも前半の期間はフラットに近い印象もありましたが、微妙ながら前日(12/5)からの東ウネリの反応で腰〜腹サイズが復活し、この日の反応は一宮〜サンライズと同じくミドルエリアできるピークが増え、満タンに近いこの時に関しても波のまとまりでボリュームアップした胸もどきのセットを狙えていた様子です。
_1
正面エリアの複雑さが残りつつも全体的には控えめなコンディションが続いて余計なカレントも弱まっていたので、インサイドの対応できる地形や浅さが確保されていて、形のまとまりやフェイスの素直さは一宮やサンライズよりも不安定でしたが、腹〜胸近いブレイクで十分な乗り心地の波を探せていたようです。
_2
ウネリの入りが悪いのか反応する地形がないのか、ここの右側にとっては波数やサイズ感が控えめになってしまい、全体では正面〜左側が基準な様子でしたが、たまに来るブレイクはレギュラーの形が安定して途切れずに滑れていたので、ミドル〜インサイドに集まった仕上がりながらもうワンサイズプラスされれば距離を遊べる波になると思います。
_3
フェイスの柔らかさはありつつ波のまとまりで潮の多さにも対応は良かったので、腹〜胸あれば潮位の変化を含めて楽しめそうな状態です。

志田

12/6水曜日12時頃の様子から地形をレポートします。潮は引き始めです。ここにとってもオフショアや風の弱まりで素直に反応する波を狙えるコンディションはあったものの、週末にかけての波数の少なさや膝前後の乏しいブレイクからはフラットのような雰囲気にもなっていたので、以前からキープしているインサイドの浅い地形に集まるショアブレイクの反応も乗り心地としては普段のようなスムーズさを感じられていないようでした。
_1
この日の微妙な東ウネリのサイズアップも一宮〜東浪見区間と比べて控えめになっている印象ながら、正面〜右側の基準になるエリアに対して沖に出るカレントが残っていて、比較するとヨレが気になる複雑なフェイスが目立っていました。しかし、手前に集まるコンディションが続いている地形にとってはこのカレントの働きでピークや形のまとまりをキープしている状態だと思います。
_2
朝の上げ際からボリュームアップしたこの日の胸近いセットは、インサイドがメインになりつつミドルエリアにできるピークから滑走できるフェイスを狙えていたので、オンショアじゃなければ他とは違う乗り方ができる波になっていたかもしれません。
_3
東浪見と同じくフェイスの開きやワイドなブレイクが気になりますが、満タン時のボヨつきはなく、ウネリがあれば上げ際のまとまりで乗り心地にサイズ感が増す波を探せそうです。引きに向かう時間帯はカレントの複雑さが増して厄介な変化になっている様子でした。

太東

水曜日(12/6)13時頃の地形チェックです。潮は引き始めです。
_1
この日の東ウネリの復活は前回と比べてショアブレイクのエリアが拡大していましたが、志田までの区間より波向に対して陰になるポイントでもあるので、波のまとまりを狙えるこの時間帯に関してもサイズとしては脛〜膝がやっとな状況で、地形の深さが気になる状態からもロングボードの対応に波数が足りない雰囲気が続き、今回もここでのサーフィンはオススメできない様子になっていました。
_2
しかし、ビーチを削るようなコンディションはないものの波打ち際の傾斜がゆるくなっている印象もあり、強まったオフショアの影響なのか、ガスト〜キレメ方面に関しては多少ながらインサイドでショアブレイクを狙い易くなったように思えました。
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今のところ特に期待できる変化でもないのでサイズアップを待つ状況ですが、堤防の内側に関しても形のまとまりをキープしていると思うので、腹〜胸以上のハッキリした反応になってほしいですね。

夷隅

12/6水曜日14時頃の様子から地形を判断します。潮は引き始めです。前回のような西ウネリの形がなくなってしまい、以前と変わらず正面からのビーチスレスレなショアブレイクに戻って乗りしろのあるフェイスは探せないサイズが続きていました。
_1
この日の復活もウネリのみではあるものの、アウト〜ミドルエリアの反応では厚みのある波がダイレクトに届いていて、多少でもブレイクする地形があればピークのまとまりとフェイスを探せそうでしたが、残念ながら今回もインサイドに差し掛かるセクションで深さに負けた反応となっていたので、波打ち際でウネリが消えて乏しいショアブレイクな状況です。
_2
正面からの反応はNo.1の堤防際にとってレフトの雰囲気が戻っていましたが、以前よりも形をキープするインサイドの地形が狭い様子なので、際どいショアブレイクのの対応はカレントの複雑さが加わって距離を楽しめない印象です。
_3
No.3のショアブレイクもピークのまとまりを探せつつ、波数の少なさと潮時の影響でフェイスは不安定なので、サイズアップした場合の可能性があっても今のところ期待できる地形の対応はないと思います。今回もウネリはあっても地形がないので、潮の動きに期待しても際立つ変化がなく、ポイントとしてはオススメできない雰囲気が続いていました。
今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回以降で南西や北西の風が強まるコンディションはありつつ、夷隅を含めて一宮〜太東区間でオフショアのポイントを探せていましたが、沖に残るウネリや風波のまとまりにも期待できない状況からは腹以上のセットを狙えなくなってしまい、膝〜腰範囲ではインサイドの反応がこれまでより更に狭く、浮力の強いボードを用意しても波数の少さで外気の寒さに心が折れる乏しいブレイクが続いていました。
形をキープしたフェイスでサイズのわりに滑りのいい地形はあったものの、志田も太東や夷隅のようにサイズ不足な印象に変わってしまいました。
しかし、低気圧が沖を通過した水曜日にかけてコンディションの変わり目で東ウネリが復活したので、火曜日の微妙なサイズアップから今回のチェック時にはミドルエリアの反応を狙える胸サイズのセットも増えていた状況です。
地形的にはほとんどのポイントでカレントが弱まる日が増えてインサイドの複雑さが解消され、サイズにならって対応する範囲に変化はあるものの、最近は潮が多い時間のボヨつきは特に気にならず、前日も満タンに向かう時間帯に波のボリュームアップがあり、意外や素直な反応をキープして形のまとまりを楽しめていた印象です。
さて、この先の波は次回までの期間でサイズに期待できる要因がいくつかありそうですが、西風の強まり具合いによっては今回のウネリが週末までキープできるかあやしい状況です。
高気圧が低いコースを通るので沖に抜けるタイミングに東ウネリが残る可能性はありつつ、週末は南西コンディションのリセットも予想されるので胸サイズのセットをキープしていればラッキーかもしれません。
来週(12/11w)はコンディションの変化でまとまりの悪いウネリから始まりそうですが、月曜日(12/11)の北東コンディションからその後の南西コンディションの風波にかけてサイズを狙える日がありそうですね。
日本海側のコースながら低気圧も低い位置を通る予報なので、西風の影響が目立っている最近のパターンと比べて南寄りな風向きはウネリとしてまとまりやすい条件に思えます。
風向きからは志田方面の対応が無難になる雰囲気ですが、今あるウネリを含めても南からのサイズアップはレギュラーの形を狙い易くなり、サンライズや東浪見の右側に関しては比較的南風を防げるエリアでもあるので、オンショアや荒れたコンディションが増えても落ち着き始めるタイミングに遊べる波が見つかりそうです。
極端なサイズアップはインサイドやミドルセクションにとって悪影響が残るかもしれませんが、南風コンディションの影響であればまとまり方もレギュラー重視な形になり、前回のような乏しい腰前後のサイズに下がらなければ潮の動きで変化する反応で対応できると思います。
最後に、水温ですが、14℃前後まで下がっているので、ラバーや起毛のフルスーツを基準に朝夕の時間帯はブーツやグローブも必要な雰囲気になってきました。

[プロサーファー紹介:関田秀俊] photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

千葉北 エリア 週間波予想
(fuji)

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 9 (土)
    グラフ 10 (日)
    グラフ 11 (月)
    グラフ 12 (火)
    グラフ 13 (水)
  • 週間予想

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 9 (土)
    グラフ 10 (日)
    グラフ 11 (月)
    グラフ 12 (火)
    グラフ 13 (水)
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