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千葉北 エリア 波概況

比較的サイズのある片貝方面や一宮周辺で早めが良さそう。

[ビギナーアドバイス]


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更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


前回の更新からも通過した低気圧の発達で余計なウネリが残っていて、前半の期間は移動する過程で北東や北西の荒れたコンディションが続き、カレントの強まりからもこのエリアにとってクローズやジャンクな日が目立っていたと思います。

それでは、地形レポートです!

一宮

3/13水曜日9時頃の地形レポートです。潮は引きに向かう中間に近い時間帯です。南風のコンディションに向けて月曜日(3/11)から前日(3/12)にかけては落ち着きを取り戻していたものの、昨晩の南岸低気圧の通過で再びクローズしてしまい、余計なウネリとカレントの働きが強まって荒れた反応になっていました。
一宮1
クローズする度にビーチの浸食が進み、インサイド〜ミドルエリアに確保されていた地形もカレントによって削られる一方で、アウト重視な仕上がりは沖での反応がよさそうでしたが、堤防の内側のセクションからはボヨつきやフェイスが途切れる波が多く、全体的にお手頃なサイズにとって癖の悪い雰囲気が続いている印象です。
一宮2
特に正面右側に関しては安定したレギュラーの形はありつつ、この日のサイズに対してもスムーズなセクションが短くなっていて、引きに向かう時間帯ながらボヨつきが解消される様子もなく、サイズの落ち着きは見込めるもののアウトのピークもハッキリしなくなる傾向に思えます。
一宮3
比較すると形のまとまりに欠けた反応でしたが、左側やファミマ側の方が手前の地形のまとまりが残って対応するエリアをキープしている様子です。胸前後のウネリが残っていても上げに向かう潮時の変化がボヨつきに負けてまとまりを狙えなくなるかもしれません。

サンライズ

水曜日3/13の9時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は引きに向かう中間くらいの時間帯です。月曜日のコンディションの落ち着きは午後の風の弱まりと肩前後のサイズで遊べる波を探せていましたが、前日のウネリのリセットに対しては以前からの地形の悪化で対応するエリアもまとまりが悪く、上げのボヨつきや引きのブレイクのバラつきが際立って様子が一変していた印象です。
サンライズ1
更に、今回も南岸低気圧の通過で一夜にしてクローズな雰囲気に戻ってしまい、余計なサイズと強まったカレントの働きで全体的にミドルエリアにとっては悪影響が続いていて、アウトとインサイドの仕上がりが分断され、お手頃なサイズの反応に期待できない様子でした。
サンライズ2
この時の潮時は多少ながらボヨつきが解消され、広がったインサイドの反応がハッキリしていたものの、分断された地形ではブレイクのバラつきで形のまとまりや安定したフェイスを探せず、不規則なショアブレイクは難易度が上がりそうです。
サンライズ3
右側にとってはアウトの広さに可能性が残りつつ、形のまとまりがあってもサイズが落ち着くほどスムーズなセクションが短くなり、距離を狙うにもサイズに合わせた潮時のずらしが難しそうでした。
落ち着いてからのアウトの反応とインサイドのまとまりの悪さで癖の強い状況が続いています。

東浪見

水曜日(3/13)10時半頃の地形チェックです。潮は引きに向かい中間をすぎた時間帯です。北東コンディションの余韻は残りながらも月曜日(3/11)の風の落ち着きで肩前後の狙えるサイズを取り戻していましたが、前日のオフショアに関してはウネリがリセットされて急激なサイズ不足になり、地形の対応の悪さを含めて前回の期間も予想以上に狙えるタイミングが限られてしまいました。
東浪見1
今回も南岸低気圧の影響を受けてサイズやカレントの強まりが厄介な状況で、これまで地形の悪化に便乗して複雑でした。
東浪見2
北西の風の強まりで朝イチよりもサイズの落ち着きはありましたが、春の潮の動きは日中の干潮の大きさが復活傾向なので、広範囲な反応とブレイクのバラつきでジャンクさとクローズ気味た印象は変わりありません。
東浪見3
ここも正面エリアを基準にするとミドルエリアの深さと分断された地形の悪影響が目立っているものの、左右に別れてインサイドまで乗り繋げるセクションが残っているので、形のバラつきは気になるものの落ち着いてからのサイズにとっても引きに向かう変化で対応できるエリアが見つかるかもしれません。潮が増えるほど全体的にボヨつきは回避できない様子ながら、左側や正面エリアの地形の境い目でまとまりを狙える雰囲気はあるので、胸以上のウネリをキープできれば乗り心地や形を遊べそうです。

志田

3/13水曜日14時頃の様子から地形をレポートします。潮は上げ始めです。オンショアのボヨつきは残りながらも月曜日(3/11)のコンディションの落ち着きから前日(3/12)の南風にかけて狙える雰囲気を取り戻し、急激なサイズダウンに対しても波数の減少はありつつ他のポイントよりも素直な反応で対応は良かった印象です。
志田下1
昨晩の南岸低気圧の通過で早速クローズな状態に戻ってしまいましたが、朝イチのサイズと比べると北西の風に抑えられて余計なブレイクも少なくなり、上げ始めのまとまりでフェイスをキープした波を探せるようになってきた様子です。
しばらく続いた余計なサイズとカレントの働きでビーチの浸食は進みましたが、地形の状態としては他のポイントよりも深いセクションは気にならず、比較的平らな仕上がりと浅さをキープしたミドルエリアの反応は上級者向けなホレ方をしていて、この日のサイズではアウトからのブレイクもハッキリしていました。
志田2
潮の少ない時間に重なると手前の地形の広がりがあからさまになるので、引きに向かう変化で形やブレイクのバラつきが気になる雰囲気でしたが、落ち着いてからもアウトの地形を使える雰囲気ではあり、上げに向かう変化で無難なまとまりを狙えそうです。
志田3
復活傾向な正面のレギュラーが形の雰囲気を取り戻し、左右のピーク以外にも選べる波がありそうなので、胸以上のサイズが残る期間は潮時次第で距離も楽しめるかもしれません。

太東

3/13水曜日15時頃の様子から地形を判断します。潮は上げ始めです。前回以降のサイズに対しては避難所的な狙い方で出番があったかもしれませんが、オンショアの複雑さやカレントの強まりでポジションのキープが難しく、前日のオフショアは整ったフェイスながらサイズ不足になってしまい、お手頃さは月曜日(3/11)の夕方の落ち着き傾向なコンディションしか狙えなかった様子です。
太東1
以前までは気にならなかった潮の動きも日中の変化が大きくなり、この時の上げ始めは前回のようなボヨつきがなく堤防周辺のアウトの広がりもハッキリした反応で、ワイドな波が増えて地形に対しては余計なサイズに思えました。
太東3
落ち着いてからのサイズにとってはいい働きになるかもしれませんが、普段メインに使うエリアにカレントが乱入してまとまりを悪くしているので、アウトからのブレイクも堤防の内側で不規則な反応になっしまい、スムーズさや形のまとまりを重視すると腹〜胸範囲がちょうど良さそうです。
太東2
潮が多い時間帯のインサイドのボヨつきは距離を妨げる印象ながら、ハーフタイドよりも少ない潮位に合わせて回避できる狙い目はあり、ロングボード用なサイズにかけて調整できると思います。

夷隅

3/13水曜日の16時頃の地形チェックレポートとなります。潮は上げに向かう中間くらいの時間帯です。サイズとしては十分すぎでしたが、前回以降も北東コンディションで余計なカレントを受けた反応はフェイスやブレイクの質が悪く、前半の期間はここもクローズが目立ってしまいました。
月曜日(3/11)の落ち着き具合いで素直な波を探せていましたが、北東コンディションの余韻と夕方にかけてのサイズダウンで狙える波は少なくなっていて、前日(3/12)の南風はウネリのリセットと風向きの悪さで出番はなくなっていた様子です。
いすみ1
この日のサイズアップは再びサイズの条件を満たし、北西のオフショアとサイズの落ち着きでミドルエリアの反応をキープしながら形のまとまりが復活していたので、ここにとってはこのタイミングが狙い目になっていたと思います。
いすみ2
しかし、変わらずインサイドの広がりは確保されているものの強まったカレントの働きでミドルエリアの地形はまとまりが悪く、ブレイクするエリアの広がりはありつつ、乗り心地やブレイクの質は見た目以上に不規則で難易度高めなショアブレイクな様子です。
いすみ3
No.1の復活傾向なレフトやNo.2にかけての地形の広がりは以前よりも可能性があるので、胸〜肩以上のサイズをキープできれば引き始めや上げ際の変化でコンパクトな波が見つかるかもしれません。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、北東コンディションのヨレやボヨつきは残っていましたが、日曜日の風とサイズの落ち着きは夕方にお手頃なブレイクを探せていて、肩前後の反応はアウトの地形を使いながら形や距離を楽しめる雰囲気を取り戻していました。
しかし、狙い目にしていた南西コンディションは久しぶりに整ったフェイスと反応の素直さを確保してくれたものの、急激にサイズダウンした波では地形の複雑さが際立って対応が難しかったと思います。次の低気圧のコースが南下した事で余計なウネリと北風コンディションが復活してしまい、予想していたような外気の暖かさや穏やかな雰囲気は狙えず、結果、地形に対してもカレントの影響が気になる状況が続いていました。
さて、この先の波は今回のサイズアップが落ち着いてからは南岸低気圧の通過が途切れるので、週末(3/16~17)に予想されている外気の暖かさと南西予報にかけて狙い目になるタイミングがありそうですが、来週(3/18W)の西高東低を含めてコンディションの入れ代わりや風向きは変化しやすい雰囲気で、オフショアのウネリのリセットがあるとサイズも安定せず、狙い目となる潮時の調整が忙しくなると思います。
西高東低で移動する低気圧のコースや発達具合いによっては風の強まりや必要以上のサイズが復活する可能性もあって、今のところ週末までの期間に無難なコンディションを狙えそうです。
地形的には東浪見よりも北側の区間ほどミドルエリアに深いセクションが残っているので、アウトで反応するサイズがあってもまとまりに欠けた仕上がりは距離を狙い難く、潮が上げる時間帯のボヨつきや干潮前後の形のバラつきが気になる様子です。
癖の強さが難易度にも繋がりますが、夷隅のインサイドの広がりや志田のミドルエリアの浅さで力のあるフェイスを滑れそうでした。


[プロサーファー紹介:関田秀俊]
photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


前回の更新からも通過した低気圧の発達で余計なウネリが残っていて、前半の期間は移動する過程で北東や北西の荒れたコンディションが続き、カレントの強まりからもこのエリアにとってクローズやジャンクな日が目立っていたと思います。

それでは、地形レポートです!

一宮

3/13水曜日9時頃の地形レポートです。潮は引きに向かう中間に近い時間帯です。南風のコンディションに向けて月曜日(3/11)から前日(3/12)にかけては落ち着きを取り戻していたものの、昨晩の南岸低気圧の通過で再びクローズしてしまい、余計なウネリとカレントの働きが強まって荒れた反応になっていました。
一宮1
クローズする度にビーチの浸食が進み、インサイド〜ミドルエリアに確保されていた地形もカレントによって削られる一方で、アウト重視な仕上がりは沖での反応がよさそうでしたが、堤防の内側のセクションからはボヨつきやフェイスが途切れる波が多く、全体的にお手頃なサイズにとって癖の悪い雰囲気が続いている印象です。
一宮2
特に正面右側に関しては安定したレギュラーの形はありつつ、この日のサイズに対してもスムーズなセクションが短くなっていて、引きに向かう時間帯ながらボヨつきが解消される様子もなく、サイズの落ち着きは見込めるもののアウトのピークもハッキリしなくなる傾向に思えます。
一宮3
比較すると形のまとまりに欠けた反応でしたが、左側やファミマ側の方が手前の地形のまとまりが残って対応するエリアをキープしている様子です。胸前後のウネリが残っていても上げに向かう潮時の変化がボヨつきに負けてまとまりを狙えなくなるかもしれません。

サンライズ

水曜日3/13の9時半頃の状況から地形をジャッジします。潮は引きに向かう中間くらいの時間帯です。月曜日のコンディションの落ち着きは午後の風の弱まりと肩前後のサイズで遊べる波を探せていましたが、前日のウネリのリセットに対しては以前からの地形の悪化で対応するエリアもまとまりが悪く、上げのボヨつきや引きのブレイクのバラつきが際立って様子が一変していた印象です。
サンライズ1
更に、今回も南岸低気圧の通過で一夜にしてクローズな雰囲気に戻ってしまい、余計なサイズと強まったカレントの働きで全体的にミドルエリアにとっては悪影響が続いていて、アウトとインサイドの仕上がりが分断され、お手頃なサイズの反応に期待できない様子でした。
サンライズ2
この時の潮時は多少ながらボヨつきが解消され、広がったインサイドの反応がハッキリしていたものの、分断された地形ではブレイクのバラつきで形のまとまりや安定したフェイスを探せず、不規則なショアブレイクは難易度が上がりそうです。
サンライズ3
右側にとってはアウトの広さに可能性が残りつつ、形のまとまりがあってもサイズが落ち着くほどスムーズなセクションが短くなり、距離を狙うにもサイズに合わせた潮時のずらしが難しそうでした。
落ち着いてからのアウトの反応とインサイドのまとまりの悪さで癖の強い状況が続いています。

東浪見

水曜日(3/13)10時半頃の地形チェックです。潮は引きに向かい中間をすぎた時間帯です。北東コンディションの余韻は残りながらも月曜日(3/11)の風の落ち着きで肩前後の狙えるサイズを取り戻していましたが、前日のオフショアに関してはウネリがリセットされて急激なサイズ不足になり、地形の対応の悪さを含めて前回の期間も予想以上に狙えるタイミングが限られてしまいました。
東浪見1
今回も南岸低気圧の影響を受けてサイズやカレントの強まりが厄介な状況で、これまで地形の悪化に便乗して複雑でした。
東浪見2
北西の風の強まりで朝イチよりもサイズの落ち着きはありましたが、春の潮の動きは日中の干潮の大きさが復活傾向なので、広範囲な反応とブレイクのバラつきでジャンクさとクローズ気味た印象は変わりありません。
東浪見3
ここも正面エリアを基準にするとミドルエリアの深さと分断された地形の悪影響が目立っているものの、左右に別れてインサイドまで乗り繋げるセクションが残っているので、形のバラつきは気になるものの落ち着いてからのサイズにとっても引きに向かう変化で対応できるエリアが見つかるかもしれません。潮が増えるほど全体的にボヨつきは回避できない様子ながら、左側や正面エリアの地形の境い目でまとまりを狙える雰囲気はあるので、胸以上のウネリをキープできれば乗り心地や形を遊べそうです。

志田

3/13水曜日14時頃の様子から地形をレポートします。潮は上げ始めです。オンショアのボヨつきは残りながらも月曜日(3/11)のコンディションの落ち着きから前日(3/12)の南風にかけて狙える雰囲気を取り戻し、急激なサイズダウンに対しても波数の減少はありつつ他のポイントよりも素直な反応で対応は良かった印象です。
志田下1
昨晩の南岸低気圧の通過で早速クローズな状態に戻ってしまいましたが、朝イチのサイズと比べると北西の風に抑えられて余計なブレイクも少なくなり、上げ始めのまとまりでフェイスをキープした波を探せるようになってきた様子です。
しばらく続いた余計なサイズとカレントの働きでビーチの浸食は進みましたが、地形の状態としては他のポイントよりも深いセクションは気にならず、比較的平らな仕上がりと浅さをキープしたミドルエリアの反応は上級者向けなホレ方をしていて、この日のサイズではアウトからのブレイクもハッキリしていました。
志田2
潮の少ない時間に重なると手前の地形の広がりがあからさまになるので、引きに向かう変化で形やブレイクのバラつきが気になる雰囲気でしたが、落ち着いてからもアウトの地形を使える雰囲気ではあり、上げに向かう変化で無難なまとまりを狙えそうです。
志田3
復活傾向な正面のレギュラーが形の雰囲気を取り戻し、左右のピーク以外にも選べる波がありそうなので、胸以上のサイズが残る期間は潮時次第で距離も楽しめるかもしれません。

太東

3/13水曜日15時頃の様子から地形を判断します。潮は上げ始めです。前回以降のサイズに対しては避難所的な狙い方で出番があったかもしれませんが、オンショアの複雑さやカレントの強まりでポジションのキープが難しく、前日のオフショアは整ったフェイスながらサイズ不足になってしまい、お手頃さは月曜日(3/11)の夕方の落ち着き傾向なコンディションしか狙えなかった様子です。
太東1
以前までは気にならなかった潮の動きも日中の変化が大きくなり、この時の上げ始めは前回のようなボヨつきがなく堤防周辺のアウトの広がりもハッキリした反応で、ワイドな波が増えて地形に対しては余計なサイズに思えました。
太東3
落ち着いてからのサイズにとってはいい働きになるかもしれませんが、普段メインに使うエリアにカレントが乱入してまとまりを悪くしているので、アウトからのブレイクも堤防の内側で不規則な反応になっしまい、スムーズさや形のまとまりを重視すると腹〜胸範囲がちょうど良さそうです。
太東2
潮が多い時間帯のインサイドのボヨつきは距離を妨げる印象ながら、ハーフタイドよりも少ない潮位に合わせて回避できる狙い目はあり、ロングボード用なサイズにかけて調整できると思います。

夷隅

3/13水曜日の16時頃の地形チェックレポートとなります。潮は上げに向かう中間くらいの時間帯です。サイズとしては十分すぎでしたが、前回以降も北東コンディションで余計なカレントを受けた反応はフェイスやブレイクの質が悪く、前半の期間はここもクローズが目立ってしまいました。
月曜日(3/11)の落ち着き具合いで素直な波を探せていましたが、北東コンディションの余韻と夕方にかけてのサイズダウンで狙える波は少なくなっていて、前日(3/12)の南風はウネリのリセットと風向きの悪さで出番はなくなっていた様子です。
いすみ1
この日のサイズアップは再びサイズの条件を満たし、北西のオフショアとサイズの落ち着きでミドルエリアの反応をキープしながら形のまとまりが復活していたので、ここにとってはこのタイミングが狙い目になっていたと思います。
いすみ2
しかし、変わらずインサイドの広がりは確保されているものの強まったカレントの働きでミドルエリアの地形はまとまりが悪く、ブレイクするエリアの広がりはありつつ、乗り心地やブレイクの質は見た目以上に不規則で難易度高めなショアブレイクな様子です。
いすみ3
No.1の復活傾向なレフトやNo.2にかけての地形の広がりは以前よりも可能性があるので、胸〜肩以上のサイズをキープできれば引き始めや上げ際の変化でコンパクトな波が見つかるかもしれません。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、北東コンディションのヨレやボヨつきは残っていましたが、日曜日の風とサイズの落ち着きは夕方にお手頃なブレイクを探せていて、肩前後の反応はアウトの地形を使いながら形や距離を楽しめる雰囲気を取り戻していました。
しかし、狙い目にしていた南西コンディションは久しぶりに整ったフェイスと反応の素直さを確保してくれたものの、急激にサイズダウンした波では地形の複雑さが際立って対応が難しかったと思います。次の低気圧のコースが南下した事で余計なウネリと北風コンディションが復活してしまい、予想していたような外気の暖かさや穏やかな雰囲気は狙えず、結果、地形に対してもカレントの影響が気になる状況が続いていました。
さて、この先の波は今回のサイズアップが落ち着いてからは南岸低気圧の通過が途切れるので、週末(3/16~17)に予想されている外気の暖かさと南西予報にかけて狙い目になるタイミングがありそうですが、来週(3/18W)の西高東低を含めてコンディションの入れ代わりや風向きは変化しやすい雰囲気で、オフショアのウネリのリセットがあるとサイズも安定せず、狙い目となる潮時の調整が忙しくなると思います。
西高東低で移動する低気圧のコースや発達具合いによっては風の強まりや必要以上のサイズが復活する可能性もあって、今のところ週末までの期間に無難なコンディションを狙えそうです。
地形的には東浪見よりも北側の区間ほどミドルエリアに深いセクションが残っているので、アウトで反応するサイズがあってもまとまりに欠けた仕上がりは距離を狙い難く、潮が上げる時間帯のボヨつきや干潮前後の形のバラつきが気になる様子です。
癖の強さが難易度にも繋がりますが、夷隅のインサイドの広がりや志田のミドルエリアの浅さで力のあるフェイスを滑れそうでした。

[プロサーファー紹介:関田秀俊] photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

千葉北 エリア 週間波予想
(fuji)

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 21 (木)
    グラフ 22 (金)
    グラフ 23 (土)
    グラフ 24 (日)
    グラフ 25 (月)
  • 週間予想

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    グラフ 23 (土)
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