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千葉北 エリア 波概況

明日も前半を中心にサイズが残ると思われる。

[ビギナーアドバイス]


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更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


腰〜腹ブレイクでは狙えるエリアが狭くなっているものの、上げに向かう変化に対応できるインサイドの地形をキープしていて、ボヨつきや波数の減少は気になりつつ、引き始めにかけて比較的形や波のまとまりがいいタイミングを探せていたようです。
木曜日(11/23)からの南西コンディションでここ数日は地形にとって対応が厳しいサイズが続いているので、午前中の潮の動きに可能性はありながら特別な変化はない状況です。
それでは、地形レポートです!

一宮

11/21火曜日13時頃の様子から地形を判断します。金曜日(11/17)以降の西風の影響が大きくなっていた期間からは胸くらいのセットをキープできても数はかなり少なく、腰〜腹サイズでは波を選べていない雰囲気に変わってしまい、オフショアに抑えられたブレイクは力も弱まっていたので、潮が少ない時間帯のまとまりの悪さや上げに向かう時間帯のボヨつきに負けて滑りの悪いフェイスにも思えました。
_1
しかし、カレント等、地形にとっての悪影響は解消傾向で、インサイド寄りをメインに使う状況としてはピークも減ってサイズ不足な印象は強まりながら、形のまとまりを探し易く、ピークから途切れずに乗れる仕上がりが確保されていて、この日のコンディションの落ち着きは地形に対して素直に反応する波になっていました。
_2
引き始めということもあったのでまとまりを残しつつ反応の素直さが加わり、ボリュームアップが弱かった今朝の上げ際と比べるとこの時は1日の中で無難なブレイクを探せるタイミングだったと思います。
_3
全体的にサイズに対しての対応はいい状態でしたがサイズの乏しさが気になる様子です。

サンライズ

11/22水曜日11時頃の様子から地形をレポートします。潮は上げに向かう満タンより少し前の時間帯です。強まった南風コンディションのサイズアップは力の弱い風波のまとまりではありましたが、金曜日(11/17)のオフショアで予想よりも整った状態をキープしながら潮が上げ始めるタイミングからコンスタントに肩前後のブレイクを狙えていたので、フェイスの短い波が目立っていたものの、右側半分を基準に安定したレギュラーの波数が確保されていた印象です。
_1
しかし、その後に北西コンディションの影響が大きくなってからはウネリの落ち着きが気になる状態になっていて、数少ないセットは胸くらいのサイズをキープできていますが基本的に腰〜腹ブレイクがメインな様子からは地形にとってギリギリな反応にも思えました。
_2
それでも、高気圧の圏内に入った前日からの風の弱いコンディションが続き、この日に関してもフェイスのヨレや余計なカレントに影響されない波を探せていたので、対応できる地形は限られつつ潮が多いこの時も乗りつなげるブレイクを探せていました。
_3
サイズ不足な雰囲気からは浮力の強いボードがないと軽快に滑れるセクションが少ないかもしれませんが、確保されたインサイドの地形は乗りつなげる仕上がりをキープできているので、地形の境い目でフェイスが短くなっても左右と正面エリアでピークからの形のまとまりはいい状態でした。
_4
潮の動きも対応しながら最近のサイズにとって大きな悪影響は目立っていませんが、干潮の変化は特別広範囲を使えるワケでもないので、上げ際からのインサイドの地形に集まるブレイクを重視して、引き始めにかけて対応した方が無難に思える状況です。

東浪見

水曜日(11/22)12時頃の地形チェックです。潮は満タン寸前です。金曜日(11/17)の南ウネリの対応はここにとっても右側のレギュラーを狙えるきっかけになっていたので、フェイスの厚さや短さが気になる波もありつつ、比較的風を防ぎながら十分な波数を探せていたと思います。
_1
ここも週末(11/18~19)の北西コンディションの強まりからはサイズが落ち着き傾向になっていて、前日からの穏やかなコンディションで反応が復活する可能性もありましたが、胸近いセットは残っていながら手前の腰〜腹ブレイクを含めて一宮〜サンライズより更に数が少なく、ここ数日で残っているウネリも日に日に乏しくなっている雰囲気でした。
_2
しかし、地形の様子からは以前のインサイドの広がりを残しつつ、ここも余計なカレントの働きがなくインサイドにかけて乗りつなげるピークを探せているので、潮が多いこの時も手前に集まるブレイクで対応できる地形が残っていて、ギリギリなサイズではあったもののこの日の状態に対しても正面〜右寄りの形が安定し、数は少なくも来れば他と同じく遊べる波になっていました。
_3
インサイドを使うサイズでは胸〜肩サイズで目立っていたミドル〜アウトのボヨつくセクションも関係なく、潮に影響されるウネリもなくなってしまいましたが、地形にとっても潮時で激変する変化も目立っていませんでした。柔らかいブレイクでしたが潮が多くても滑れるフェイスを探せているので、最近のサイズでは力の弱い広範囲な反応に期待するより手前に集まる反応を狙った方が多少でもしっかりした乗心地だった印象です。

志田

木曜日11/23の13時半頃の状況から地形をジャッジします。満タンの潮止まりです。前回の更新直後に強まった南風のコンディションで肩前後の風波のまとまりを狙えていたので、一宮方面よりサイズ控えめながら他のポイントと比べると風やカレントのヨレが少なく、距離も短い印象でしたがショアブレイク気味な反応は力のある乗心地で、右側〜正面のレギュラーを基準に形の安定したピークを探せていたと思います。
_1
しかし、週末の西〜北西コンディションでサイズが落ち着き始めてからは一宮〜東浪見のような胸サイズのセットも来なくなってしまい、腰〜セットの腹ブレイクがやっとな雰囲気が続き、ギリギリな対応に戻ってしまった印象です。
地形的には変わらず距離を狙えるほどの形のまとまりはありませんが、インサイドの浅さが確保されているので潮が多いこの時も風に抑えられた力の弱い腰サイズに対応できる反応を探せる状況です。
_2
腹〜胸サイズあればミドルエリアにできるピークを狙える可能性もあり、右側〜正面に安定している地形に関しては走り甲斐のあるフェイスや形のまとまりを探せるものの、ギリギリの対応では使えるエリアも狭まり、上げ際のまとまり傾向な変化も満タンに近くなるほど波数が減少しているように思えました。
_3
インサイドの対応では引きの変化も特に広範囲な反応は狙えず、波が痩せて素早いブレイクが増えそうなので、干潮に近くてもサイズ不足な雰囲気からは引き際狙いも潮がある方が無難かもしれません。

太東

11/23木曜日14時半頃の地形レポートです。潮は引き始めです。他のポイントで反応があった先週の南風コンディションもここにとっては反応の悪い波向になっていたので、志田のような胸サイズどころか膝〜腰範囲がやっとな様子でした。
_1
以前からもオンショアコンディションになるとカレントと重なるピークが堤防周辺で反応していたものの、オフショアの整った景色は地形の深さが気になる雰囲気に変わってしまい、週末の北西〜西風で他のポイントが落ち着いてからはガストよりの脛〜膝ショアブレイクのみとなり、堤防寄りのエリアはフラットな状況が続いていました。
_2
前日よりもサイズや波数が乏しくなっていて、この日はウネリすら見当たらず、午前中の干潮の変化も地形が際立つような影響はありません。
_3
北東の頃に多少ながらビーチが削られたようにも思えましたが、その後の働きのないコンディションでハッキリしたブレイクに期待できず、ショアブレイクすらない様子からは地形が手前に集まっている傾向のようです。

夷隅

11/23木曜日の15時半頃の地形チェックレポートとなります。潮は引き始めです。この日も含めて前回以降の南風コンディションの風波に対しては一宮と同じく反応しやすいポイントながら、ビーチの浸食やカレントの働きに期待できるほどの変化はなく、他のポイントのようにインサイドでも対応できる地形があれば狙えるショアブレイクが見つかりそうですが、これまでと同様に反応するセクションがない状態ではウネリのみの雰囲気が続いていました。
_3
比較的沖が近いのでダイレクトにウネリが届くポイントながら、地形がなくては遊びになるブレイクもなく、週末(11/18~19)の北西や西風でウネリがリセットされてからは太東のようにフラットな印象です。
_2
以前見込みがあったミドルエリアでの反応もなく、この時期の北〜北西の風に対しては対応がいいポイントですが、今週からのコンディションは可能性も感じられません。
_1
ここの中ではNo.1の堤防際にレフトの雰囲気が残ってるものの、毎度エリアが縮小している傾向にも思えるので、波向の条件を含めるとサイズアップしても理想の形になり難い様子です。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回以降でオフショアを狙えつつ、週末にかけて西風の影響が気になるコンディションではありましたが、金曜日の午後の上げ始めから南風のウネリのまとまりがよくなり、一宮〜志田区間をメインに胸・肩〜頭サイズが反応し、サンライズや東浪見の右側に関しても狙える波数が増えていたので、風のヨレがあっても波向的にはこのエリアにとってレギュラーを探しやすく、志田の正面〜右側を含めて形のまとまりがよかった印象です。
風波のサイズアップはその後の北西や西の風の強まりで落ち着きが早まってしまい、インサイドの腰〜腹サイズを乗らないといけないような乏しい波数にされていましたが、高気圧の圏内に入った火〜水曜日の穏やかなコンディションは微妙な東ウネリが素直に反応したので、力の弱い波質ながら一宮〜東浪見で胸サイズのセットを乗れば十分遊べる波が残っていました。
さて、この先の波はコンディションの変わり目に風が弱まる日も残されている予想ですが、ここ数週間続いている気圧配置の移動で風向きの変化が激しく、最近の南西やこの先の西風の強まりからは今のところサイズに期待できそうにありません。
月曜日(11/27)には微妙な低気圧が通過する雰囲気ながら、オンショア予報ではウネリのまとまりがあっても楽しめるコンディションとは言えず、次回のチェック頃の予報も再び南西〜西風の荒れた気圧配置になっていて、このエリアにとってウネリのきっかけがなくなると潮の動きで変化する反応も狙えなくなりそうです。
浮力の強いボードを使っても対応できる地形の狭さで乗りしろのないフェイスが増えてしまうと思います。
余計なカレントの複雑さは解消されるかもしれませんが、ビーチに砂が集まる傾向が強まった場合、地形にとっては太東や夷隅のようにインサイドの反応も悪くなってしまいそうです。
最後に、水温ですが、南西コンディションで17〜18℃の潮が戻って来ていますが、控えめなサイズや波数には暖かくなった日中もフルスーツの対応で、朝〜夕の冷え込みにはラバーや厚手のフルスーツが必要になると思います。自分のまわりにはブーツを履く先輩もいる状況です。


[プロサーファー紹介:関田秀俊]
photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

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皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


腰〜腹ブレイクでは狙えるエリアが狭くなっているものの、上げに向かう変化に対応できるインサイドの地形をキープしていて、ボヨつきや波数の減少は気になりつつ、引き始めにかけて比較的形や波のまとまりがいいタイミングを探せていたようです。
木曜日(11/23)からの南西コンディションでここ数日は地形にとって対応が厳しいサイズが続いているので、午前中の潮の動きに可能性はありながら特別な変化はない状況です。
それでは、地形レポートです!

一宮

11/21火曜日13時頃の様子から地形を判断します。金曜日(11/17)以降の西風の影響が大きくなっていた期間からは胸くらいのセットをキープできても数はかなり少なく、腰〜腹サイズでは波を選べていない雰囲気に変わってしまい、オフショアに抑えられたブレイクは力も弱まっていたので、潮が少ない時間帯のまとまりの悪さや上げに向かう時間帯のボヨつきに負けて滑りの悪いフェイスにも思えました。
_1
しかし、カレント等、地形にとっての悪影響は解消傾向で、インサイド寄りをメインに使う状況としてはピークも減ってサイズ不足な印象は強まりながら、形のまとまりを探し易く、ピークから途切れずに乗れる仕上がりが確保されていて、この日のコンディションの落ち着きは地形に対して素直に反応する波になっていました。
_2
引き始めということもあったのでまとまりを残しつつ反応の素直さが加わり、ボリュームアップが弱かった今朝の上げ際と比べるとこの時は1日の中で無難なブレイクを探せるタイミングだったと思います。
_3
全体的にサイズに対しての対応はいい状態でしたがサイズの乏しさが気になる様子です。

サンライズ

11/22水曜日11時頃の様子から地形をレポートします。潮は上げに向かう満タンより少し前の時間帯です。強まった南風コンディションのサイズアップは力の弱い風波のまとまりではありましたが、金曜日(11/17)のオフショアで予想よりも整った状態をキープしながら潮が上げ始めるタイミングからコンスタントに肩前後のブレイクを狙えていたので、フェイスの短い波が目立っていたものの、右側半分を基準に安定したレギュラーの波数が確保されていた印象です。
_1
しかし、その後に北西コンディションの影響が大きくなってからはウネリの落ち着きが気になる状態になっていて、数少ないセットは胸くらいのサイズをキープできていますが基本的に腰〜腹ブレイクがメインな様子からは地形にとってギリギリな反応にも思えました。
_2
それでも、高気圧の圏内に入った前日からの風の弱いコンディションが続き、この日に関してもフェイスのヨレや余計なカレントに影響されない波を探せていたので、対応できる地形は限られつつ潮が多いこの時も乗りつなげるブレイクを探せていました。
_3
サイズ不足な雰囲気からは浮力の強いボードがないと軽快に滑れるセクションが少ないかもしれませんが、確保されたインサイドの地形は乗りつなげる仕上がりをキープできているので、地形の境い目でフェイスが短くなっても左右と正面エリアでピークからの形のまとまりはいい状態でした。
_4
潮の動きも対応しながら最近のサイズにとって大きな悪影響は目立っていませんが、干潮の変化は特別広範囲を使えるワケでもないので、上げ際からのインサイドの地形に集まるブレイクを重視して、引き始めにかけて対応した方が無難に思える状況です。

東浪見

水曜日(11/22)12時頃の地形チェックです。潮は満タン寸前です。金曜日(11/17)の南ウネリの対応はここにとっても右側のレギュラーを狙えるきっかけになっていたので、フェイスの厚さや短さが気になる波もありつつ、比較的風を防ぎながら十分な波数を探せていたと思います。
_1
ここも週末(11/18~19)の北西コンディションの強まりからはサイズが落ち着き傾向になっていて、前日からの穏やかなコンディションで反応が復活する可能性もありましたが、胸近いセットは残っていながら手前の腰〜腹ブレイクを含めて一宮〜サンライズより更に数が少なく、ここ数日で残っているウネリも日に日に乏しくなっている雰囲気でした。
_2
しかし、地形の様子からは以前のインサイドの広がりを残しつつ、ここも余計なカレントの働きがなくインサイドにかけて乗りつなげるピークを探せているので、潮が多いこの時も手前に集まるブレイクで対応できる地形が残っていて、ギリギリなサイズではあったもののこの日の状態に対しても正面〜右寄りの形が安定し、数は少なくも来れば他と同じく遊べる波になっていました。
_3
インサイドを使うサイズでは胸〜肩サイズで目立っていたミドル〜アウトのボヨつくセクションも関係なく、潮に影響されるウネリもなくなってしまいましたが、地形にとっても潮時で激変する変化も目立っていませんでした。柔らかいブレイクでしたが潮が多くても滑れるフェイスを探せているので、最近のサイズでは力の弱い広範囲な反応に期待するより手前に集まる反応を狙った方が多少でもしっかりした乗心地だった印象です。

志田

木曜日11/23の13時半頃の状況から地形をジャッジします。満タンの潮止まりです。前回の更新直後に強まった南風のコンディションで肩前後の風波のまとまりを狙えていたので、一宮方面よりサイズ控えめながら他のポイントと比べると風やカレントのヨレが少なく、距離も短い印象でしたがショアブレイク気味な反応は力のある乗心地で、右側〜正面のレギュラーを基準に形の安定したピークを探せていたと思います。
_1
しかし、週末の西〜北西コンディションでサイズが落ち着き始めてからは一宮〜東浪見のような胸サイズのセットも来なくなってしまい、腰〜セットの腹ブレイクがやっとな雰囲気が続き、ギリギリな対応に戻ってしまった印象です。
地形的には変わらず距離を狙えるほどの形のまとまりはありませんが、インサイドの浅さが確保されているので潮が多いこの時も風に抑えられた力の弱い腰サイズに対応できる反応を探せる状況です。
_2
腹〜胸サイズあればミドルエリアにできるピークを狙える可能性もあり、右側〜正面に安定している地形に関しては走り甲斐のあるフェイスや形のまとまりを探せるものの、ギリギリの対応では使えるエリアも狭まり、上げ際のまとまり傾向な変化も満タンに近くなるほど波数が減少しているように思えました。
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インサイドの対応では引きの変化も特に広範囲な反応は狙えず、波が痩せて素早いブレイクが増えそうなので、干潮に近くてもサイズ不足な雰囲気からは引き際狙いも潮がある方が無難かもしれません。

太東

11/23木曜日14時半頃の地形レポートです。潮は引き始めです。他のポイントで反応があった先週の南風コンディションもここにとっては反応の悪い波向になっていたので、志田のような胸サイズどころか膝〜腰範囲がやっとな様子でした。
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以前からもオンショアコンディションになるとカレントと重なるピークが堤防周辺で反応していたものの、オフショアの整った景色は地形の深さが気になる雰囲気に変わってしまい、週末の北西〜西風で他のポイントが落ち着いてからはガストよりの脛〜膝ショアブレイクのみとなり、堤防寄りのエリアはフラットな状況が続いていました。
_2
前日よりもサイズや波数が乏しくなっていて、この日はウネリすら見当たらず、午前中の干潮の変化も地形が際立つような影響はありません。
_3
北東の頃に多少ながらビーチが削られたようにも思えましたが、その後の働きのないコンディションでハッキリしたブレイクに期待できず、ショアブレイクすらない様子からは地形が手前に集まっている傾向のようです。

夷隅

11/23木曜日の15時半頃の地形チェックレポートとなります。潮は引き始めです。この日も含めて前回以降の南風コンディションの風波に対しては一宮と同じく反応しやすいポイントながら、ビーチの浸食やカレントの働きに期待できるほどの変化はなく、他のポイントのようにインサイドでも対応できる地形があれば狙えるショアブレイクが見つかりそうですが、これまでと同様に反応するセクションがない状態ではウネリのみの雰囲気が続いていました。
_3
比較的沖が近いのでダイレクトにウネリが届くポイントながら、地形がなくては遊びになるブレイクもなく、週末(11/18~19)の北西や西風でウネリがリセットされてからは太東のようにフラットな印象です。
_2
以前見込みがあったミドルエリアでの反応もなく、この時期の北〜北西の風に対しては対応がいいポイントですが、今週からのコンディションは可能性も感じられません。
_1
ここの中ではNo.1の堤防際にレフトの雰囲気が残ってるものの、毎度エリアが縮小している傾向にも思えるので、波向の条件を含めるとサイズアップしても理想の形になり難い様子です。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回以降でオフショアを狙えつつ、週末にかけて西風の影響が気になるコンディションではありましたが、金曜日の午後の上げ始めから南風のウネリのまとまりがよくなり、一宮〜志田区間をメインに胸・肩〜頭サイズが反応し、サンライズや東浪見の右側に関しても狙える波数が増えていたので、風のヨレがあっても波向的にはこのエリアにとってレギュラーを探しやすく、志田の正面〜右側を含めて形のまとまりがよかった印象です。
風波のサイズアップはその後の北西や西の風の強まりで落ち着きが早まってしまい、インサイドの腰〜腹サイズを乗らないといけないような乏しい波数にされていましたが、高気圧の圏内に入った火〜水曜日の穏やかなコンディションは微妙な東ウネリが素直に反応したので、力の弱い波質ながら一宮〜東浪見で胸サイズのセットを乗れば十分遊べる波が残っていました。
さて、この先の波はコンディションの変わり目に風が弱まる日も残されている予想ですが、ここ数週間続いている気圧配置の移動で風向きの変化が激しく、最近の南西やこの先の西風の強まりからは今のところサイズに期待できそうにありません。
月曜日(11/27)には微妙な低気圧が通過する雰囲気ながら、オンショア予報ではウネリのまとまりがあっても楽しめるコンディションとは言えず、次回のチェック頃の予報も再び南西〜西風の荒れた気圧配置になっていて、このエリアにとってウネリのきっかけがなくなると潮の動きで変化する反応も狙えなくなりそうです。
浮力の強いボードを使っても対応できる地形の狭さで乗りしろのないフェイスが増えてしまうと思います。
余計なカレントの複雑さは解消されるかもしれませんが、ビーチに砂が集まる傾向が強まった場合、地形にとっては太東や夷隅のようにインサイドの反応も悪くなってしまいそうです。
最後に、水温ですが、南西コンディションで17〜18℃の潮が戻って来ていますが、控えめなサイズや波数には暖かくなった日中もフルスーツの対応で、朝〜夕の冷え込みにはラバーや厚手のフルスーツが必要になると思います。自分のまわりにはブーツを履く先輩もいる状況です。

[プロサーファー紹介:関田秀俊] photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

千葉北 エリア 週間波予想
(fuji)

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 1 (金)
    グラフ 2 (土)
    グラフ 3 (日)
    グラフ 4 (月)
    グラフ 5 (火)
  • 週間予想

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