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「タイトル獲得はガブとカリッサのビタ着をただただ祈る」- F+(エフプラス)

Text by つのだゆき

エフプラス

まもなくWSLファイナルズだけど、なんかすごく遠くてどうでもいいような感じがするのは、私だけ?
やっぱり何十年も年間ツアーの最終戦が終わったときのランキングで物事をはかってきたウォッチャーには、それがどうしてもエキサイティング、という形容詞になじまないんだよなぁ。魅力的でもないし。なんか余計な一日な感じがする。
例えばガブとイタロが僅差で、タイトルの行方がキャンセルになった最終戦のタヒチの結果次第だった、みたいなことであれば、直接対決の一日はあってもいいかなと思う。でもあれだけ差があって、タヒチがあろうがなかろうがガブ確定だったわけだから、決着も何もねぇ。ベスト5試合で1位2回、2位3回という圧倒的な強さだし、2位のイタロと約12000ポイント離れてるわけでさ。まして5位のモーガンとは約18000ポイント差。最終戦のあとにそこを同じ土俵に乗せてもう一度って言われてもねぇ……もういいでしょ、別に(笑)。

女子のほうがもう少し近いけど、それでも2位のタチアナはもしタヒチがあったとしてもそこで2位でようやくタイだからさぁ。なんか私はプロ野球のクライマックスシリーズにせよ、このファイナルズにせよ、一度決まったものをまた混ぜ返す感じがして、好きになれない。

残すところあと4か月で令和3年も終わるわけだけど、なんか、結局またコロナで何もなく終わるんだろう。ワクチンも絶対的じゃないようだし、なんだかんだ言って尾身さんの言ってたことはみんな現実化してるし……もう少し分科会のいうこと聞いてればねぇ、ちょっとはガースーの支持率も違ったかも。

安心安全とか絶対流行語大賞ノミネートだな。置き土産。ゴン攻め、ゲシる、ビタ着とかも入るでしょ。瀬尻さんとか勅使河原さんとかの解説で話題になったスケート、BMX用語の話題を聞いていて、サーフィンにはこういう特殊なのはないなぁ、と思った。ゴン攻めはたぶんサーフィンだとガン攻めとかで、ガンギメとかに広がる。ゲシるは意味合い的にはレール食う、刺さる、引っ掛かるといたって普通の用語だろうし、ビタ着はそのまま輸入したいぐらい。現状での言い方としては着地決まりましたね、ぐらいだもの。「いやー、今のフルローテ、ビタ着でしたねぇ」、とか言ってみたい(笑)……あれ、使い方あってます?

なんでなんだろう、と考えたんだけど、やっぱり現役選手かそれに近い選手たちの不思議な若者言葉が聞こえないからなんだろうな。サーフィンは解説となると引退した選手や元なになにみたいな、ベテラン筋の年齢の上の人が出てくるから、生きた現場の言葉ではないし、もともと英語圏のスポーツなので、なにかと英語の言葉で表すぐらいだ。でもだからと言って、今の若い選手たちがなんかそういう生きのいい言葉でサーフィンを語ってるのも聞かない。あんなんでこんなんで、バシッてやって、チョーやばい感じ……みたいな、ボキャブラリー少なすぎ。まぁ、そもそもサーフィン界は少子高齢化が進んでるからね。ローティーンで世界を取るスケートとかと比較すれば、現場のイキはよくないか。

まぁさ、繰り返すようだけど、これでガブとカリッサじゃない誰かが2021のタイトル取って、みんなそれ呑み込めるんだろうか? 私はそれビタ着とは思えないのだけど……WSLゲシってない? (使いたいだけww)

エフプラス

写真は最近の元五輪会場。建物は跡形もなくなり、元あった林の中の道とか掘り出されて、本当に元の通りにきっちり戻すんだな、という感じ。高低差とかも元通りにするようで、なんかなぁ、サステナブルじゃないな。

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