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「インタースタイル2021と国内/海外の動き」 - F+(エフプラス)

Text by つのだゆき

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インタースタイル2021も粛々と終わり、私も中日に一応顔を出しました。まぁ、たくさん人と会うのは疲れるものの、ここの所flowでお世話になっていたエイ出版が沈んだりして、業界的には明るいニュースなんてほとんどないわけで、みんな元気にしてるのかな、という感じでした。まぁ、元気は元気だな。沈みゆくエイ出版号から救命ボートに乗れた方々、新天地で頑張ってください。

救命ボートではないけど、WSLではパット・オコーネルがWSLを離れた。2021シーズンのCTツアーはパイプの1試合が終了し、その後に予定されていたベルズ、ゴールドコーストがキャンセルになった。代わりにNSW州で2試合、ニューキャッスルとナラビーン、ウエスタンオーストラリア州でマーガレットリバーとパースの沖合9キロのところにあるロットネットアイランドで2試合、計4試合のオーストラリアレッグ。これらが無事終われば5試合消化なので、まぁ、ツアーとしては形になるか。
チャーター機でカリフォルニアからNSWのシドニーに下りて隔離のあと同州で2試合、パースに移動してWAで2試合。基本的には州境をまたげない制限があるので、同じ州内に試合をまとめる作戦。とはいえ、けっこうビーチブレイクだなぁ、という印象。ニューキャッスルもナラビーンも何度も行ってるけど、波が良かった記憶がないもんな。QSな感じ。イタロ強そう。

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国内ではJPSAにうれしいニュース。かねてからスポンサーしていただいているさわかみグループがツアースポンサーに決まり、6試合ぐらいはできそうな感じになっているようだ。この時期に、涙が出るほどありがたいことだ。記者会見の席で代表の澤上龍さんに、なぜサーフィンに出資していただけたのかをうかがってみると、ご自身も若いころサーフィンしていて、千葉の海界隈で育っていることもあって、たまたま知り合いを通じてJPSAとの縁ができたということだった。本当に縁って不思議というか、素晴らしいというか。
縁の糸は日々あなたのまわりに浮遊している。それをどう捕まえ、どうたどっていけるのか。情けは人の為ならず。日々人助けという徳を積めば、いつか自分に返ってくることを信じて行動できるひとのところだけに、縁の糸はひっそりと下りてくる。

JPSA40周年。40年の間にはいろんなことがあったけど、人さまの助けがあっての歴史であり、いろんな人のそういう思い入れのようなものが、このコロナ禍の不景気にもかかわらず試合開催のめどが立つといううれしいニュースをもたらす。JPSAというのは非常に日本的な、人々の思い入れで支えられている団体だと思う。
選手たちは心から感謝し、個々が、何を、どういう形でお返しできるのか、よく考えたほうがいい。わーい、試合あってラッキー、とかじゃダメ。ベストライドから5点減点。

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