「2月で49歳のケリーにとっての2021年はツアーラストイヤーか」- F+(エフプラス) | サーフィンニュース BCM | コラム特集

TOPNEWS > コラム特集
NEWS / BCMサーフィンニュース

コラム特集

「2月で49歳のケリーにとっての2021年はツアーラストイヤーか」- F+(エフプラス)

Text by つのだゆき、Photo by snowy, WSL

Maui-Pro

いよいよ明日から、一足先にウイメンズから2021CTツアースタート。マウイ。
来週にはメンズのパイプスタート、QSのほうもスケジュールが出て、リリースだけ見ていればふっつ~の年のふっつ~のツアーが始まる感じだ。とはいえ、現実問題選手が自由自在に世界中を行き来できる、という状況とは程遠く、各国で出されているスケジュールも実質的にはリージョン内での試合、というような内容になるんだろうな、と思う。
ノースショアでも感染者は出ていて、みんなピリピリ。関係者は3日ごとにPCR検査らしいけど、某大物サーファーの関係者の奥様がマスクなしパーティ(むこうじゃ普通)でコロナ感染したらしく、濃厚接触者の方々はビクビク。
折悪しくハロウィン、サンクスギビング、クリスマスと、パーティシーズンの真っただ中。感染拡大するんだろうな、って感じは否めない。海じゃ誰もマスクしてないだろうし。
まぁ、それでも始まっちゃえば選手は戦わざるを得ないわけで、リスキーだけどしょうがない。

2021年ツアーが成立するとすれば、ケリーにとっては実質最後の年になるんだと思う。オリンピックを花道に、の目論見が外れた今、どこかで優勝してやめる、になるのだろう。2月で49歳、翌2022シーズンは50歳になるので、クオリファイできれば継続だろうけどさすがに2022は50歳記念顔見世ツアーといった様相で、ワールドタイトル云々ではないだろう。
もちろん自分の限界とかそういうことは本人がもっともよくわかっているので、そういう意味ではこのシーズンにかける意気込みとかすごいのかもしれない。
バリでのサーフィンがネットに上がってたけど、サーフィンもすごかったし、体の作り方もすごかった。アンディが出てきてやられてたあとの、もう一つ上のスタンダードを引っさげてきたときの感じというか、なんかすごくやる気でやってる感じというか、それがサーフィンに出てたと思う。ちょっとここ数年のケリーとは違うので、楽しみではある。
とはいえ49歳だ。厳しいっちゃ厳しいし、そう簡単に結果が期待できるものでもないけど、応援したい。

エフプラス

写真は2003年新島でのもの。31歳のケリー。すでに「薄毛仲間を探してる」感じww。この先は毎日しっかり剃らないとダメ、になるんだけど、このころはまだなんか中途半端。ちょうどこのころはセミリタイアから復帰して、なかなか思うように勝てなかった時代だ。6月後半の新島、勝ったのはアンディで、パーコが2位。
後列左からオッキー、パーコ、ミック、ネーザン・ヘッジ、ボー・エマートンでしたっけ、この顔? その隣はルーク・ヒッチングス?
中列左はドリアンかな、で、シェーン・パウエル、パット・オコーネル、ティム・カラン、ケリー、前列左は大野仙雅、右テイラー・ノックス

エフプラス

この中で今もツアーにいるのはケリーだけ。それはそれですごいな。

BCM の Facebook に「いいね!」をしよう

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。

関連キーワードで他のニュースを探す

F+ エフプラス つのだゆき WSL CT ケリー・スレーター