ジュリアン・ウィルソンが優勝!QS5,000『Surfest Newcastle Pro』 | サーフィンニュース BCM | コンテスト

TOPNEWS > コンテスト
NEWS / BCMサーフィンニュース

コンテスト

ジュリアン・ウィルソンが優勝!QS5,000『Surfest Newcastle Pro』

202038wsl5
PHOTO:© WSL/Bennett

いよいよ大詰めを迎えたQSのオーストラリアレッグ。

ブーメランビーチはブレット・ワーナーの息子、カイ・ワーナー、アヴォカビーチはマット・バンティングが優勝とオージーの連勝が続いていましたが、現地時間3月8日に終了したニューキャッスルのミアウェザーを舞台とした5,000『Surfest Newcastle Pro』でもオージーが強く、ファイナルでジュリアン・ウィルソンとローカルのライアン・カリナンが対決。

両者ともに14.27のトータルスコアとなり、8.50とシングルスコアで勝ったジュリアンがQSでは2012年の『Nike US Open of Surfing』以来の優勝。
オーストラリアのレジェンド、マークリチャーズがモチーフとなり、歴代のチャンピオンの名前が刻まれた格式高いトロフィーを手に入れることに成功しました!

サンシャインコースト出身のジュリアンですが、コーチを務めるルーク・イーガンの地元でもあるミアウェザーに2年前から家族と共に移住。
移住後初の勝利は彼にとって特別だったようです。

202038wsl6
(ジュリアン・ウィルソン)
PHOTO:© WSL/Bennett

「最高の気分だね。この土地のコミュニティは素晴らしく、手厚いサポートを受けたよ。ライアンとファイナルを共有して勝てたなんて本当に特別さ。彼がどれだけのプレッシャーだったかも分かる。この勝利はルークのためでもあるね。彼の地元だし、この一週間自分の側にいてくれたんだ。彼のローカルナレッジが上手く調和して凄い助けになったよ。昨年CTで苦労した分、オフシーズンは努力を重ねたんだ。シーズン初めにそれが活かされ、報われたのはとても良いね」

CTでは2014年を除くとルーキーイヤーから全て1桁台だったランキング、それも2017年、2018年と2年連続でタイトルレースにも絡んでいたジュリアンでしたが、2019年は11位と低迷...。

しかし、2020年は心機一転。シーズン初のイベントとなった今回のニューキャッスルでトップシードとして登場したRoud of 96からハイスコアを量産して残り1ヶ月を切ったCT開幕戦を前に調子の良さを十分に感じさせていました。

なお、3月9日〜14日は今年から新設されたチャレンジシリーズの初戦『Sydney Surf Pro』がマンリービーチで開催。
このイベントにも多くのCT選手が参加予定です。

202038wsl3
(ライアン・カリナン)
PHOTO:© WSL/Bennett




ウィメンズ『Doyle Partners Women’s Pro』

202038wsl
PHOTO:© WSL/Bennett

同時開催のウィメンズQS5,000『Doyle Partners Women’s Pro』は前日に終了。

ファイナルはブロンテ・マコーレー、メイシー・キャラハンのオージー対決となり、ブロンテが強烈なバックハンドでポイントを重ね、2016年の『Los Cabos Open of Surf』以来、2度目の優勝。
ブロンテはR4でイベント全体で2番目に高いヒートスコア17.70を出すなど1週間を通して調子が良く、最高のシーズンスタートを切りました。

「これまでQSでは1勝だけだったので、2度目は嬉しいわ。2ヶ月間の休み明け、他の選手と比べてどれだけ戦えるか判断するのが難しかったわ。今回の結果でサーフボードと自分のサーフィンの調子の良さを確かめることが出来た。今年最初のイベントで優勝出来て興奮しているわ」

202038wsl2
(ブロンテ・マコーレー)
PHOTO:© WSL/Bennett

2015年から6年目のCTシーズンを迎えるブロンテ。
今や元CT選手のデイブ・マコーレーの娘という称号も薄れ、ウエスタンオーストラリアのセカンドジェネレーションとして活躍しています。

「今年はCTで上手くやりたいわ。大きな結果を望んでいる。それを置いても良いスタートになった。私達は今日4ヒートを行い、明日はマンリーに向かう。最高の一日の終わりになったわ」

日本人選手の結果

202038wsl4
PHOTO:© WSL/Bennett

昨年のオーストラリアレッグに比べ、日本人選手の良いニュースが入ってこない今年。
今イベントでは昨年9位だった大原洋人がファーストヒートで敗退。
最高位はR4まで進んだ稲葉玲王、野中美波の17位でした。

次のマンリー戦には稲葉玲王、大原洋人、村上舜、都筑有夢路、前田マヒナ、脇田紗良などが参加予定です。


大原洋人の戦いは『Snaketales』をチェック!


『Surfest Newcastle Pro』結果
1位 ジュリアン・ウィルソン(AUS)
2位 ライアン・カリナン(AUS)
3位 アロンソ・コレア(PER)、イアン・ゴーベイア(BRA)
5位 ジョアン・ドゥルー(FRA)、チャーリー・クイヴォロント(FRA)、リーフ・ヘーゼルウッズ(AUS)、マット・バンティング(AUS)

『Doyle Partners Women’s Pro』結果
1位 ブロンテ・マコーレー(AUS)
2位 メイシー・キャラハン(AUS)
3位 ポーリン・アドゥ(FRA)、サーレ・ケリー(AUS)
5位 キーリー・アンドリュー(AUS)、モリー・ピクラム(AUS)、ココ・ホー(HAW)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)


WSL公式サイト

「コンテストリポート」一覧へ

BCM の Facebook に「いいね!」をしよう

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。