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CT第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』 番狂わせ続出の4日目!

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PHOTO: © WSL/Sloane

ベルズビーチは刻々と変化するコンディションで選手を翻弄する。
今年のCT第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』はまさにその言葉通りで、メンズ・ウィメンズ共に番狂わせが続いています。

現地時間4月2日、公式4-6ftレンジの新しい南西ウネリが入ったベルズ・ボウルズで再開されたメンズR3では、オープニングヒートでディフェンディングチャンピオンのジョーディ・スミス(ZAF)がルーキーのウェイド・カーマイケル(AUS・写真最上部)に敗退。
開幕戦を制したジュリアン・ウィルソン(AUS)も返り咲き組のパドリック・グダスカス(USA)に抑えられ、早くも姿を消すことに...。
結局、この日はコンテストにふさわしいコンスタントなウネリが入らなくなり、僅か6ヒートで終了しました。

「序盤に勝負で7.00をスコアしたことが大きな自信を与えてくれたよ。最初の波で確実にスコアを出したかったんだ。それが上手く行って良い感じの流れになった。あのヒートは波数が少なかった一方、状況が変わりやすかった。与えられたチャンスを最大限に活かす必要があったね。このラウンドを通過出来てハッピーさ。次に’ロックンロール’する準備も出来ているよ!」

粒揃いの2018年ルーキーの中でもCT向きのパワーサーフィンが武器のウェイド。
ジョーディとのカービング勝負にも引けを取らないほどの強烈な印象を与えていました。

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PHOTO: © WSL/Sloane

今イベントが現役最後となるミック・ファニング(AUS・写真上)はシーバスことセバスチャン・ズィーツ(HAW)と対戦。
スロースタートながら中盤には6,23をスコアして逆転、最後には弧を描く大きなラウンドハウスカットバックにフィニッシュまでメイクして7.00。バックアップスコアを伸ばせなかったシーバスを圧倒、この日も朝から満員御礼となったビーチから大きな歓声があがっていました。
ヒート終了後はミックからシーバスに寄り添ってハグを交わし、ファンに囲まれながらインタビューブースへ。

「セバスチャンが側にいると楽しくサーフィン出来るんだ。だから、もう一度彼とヒートを戦えてストークしたね。今日のヒートは厳しかった。波数が少ない中、たまに入る波は足が疲れてしまうようなロングライド、そして長いパドリング。以前のようにはいかないね。やっぱり年を取ったのかな。コンテストはまだ続く、良いショーを披露出来ればと願っている。もし、セバスチャンに負けたとしても彼は最高の奴だから、ハッピーだったよ」

今イベントではミックの功績に敬意を表して「RipCurl」の全てのライダーが今までミックだけに与えられていたブラックステッカーに変えていましたが、この日からミックだけはブラックステッカーを剥がし、「RipCurl」の世界中の波を求めて旅をする「The Search」のステッカーを新たに貼っていました。
CT引退後は「The Search」のメンバーとして未開の地を案内するというミック。
「サーチの旅に戻る。荷物をまとめてメイソン・ホーと旅に出るよ。楽しみだね」と話していました。

次のR4に進み、もし優勝したとしてもミックの残りヒートは4つ。
すでにカウントダウンが始まっています。

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PHOTO: © WSL/Sloane

この日のもう一人の主役、ジュリアンを倒したパドリック(写真上)は五十嵐カノア(JPN)とのR2でも素晴らしいライディングを披露して注目されていました。
ジュリアンとの対戦は波数が少なかった上に風の影響も入った難しいコンディション。
両者共に3本ずつしか乗れないスローヒート。
僅か1.36ポイント差のクロスゲームでした。

「あのヒートでは波を待つ時間が長かったね。どの波を選ぶのかも難しかったよ。最後に良い波に乗れたのは幸運だったさ。今朝は凄い良い波だったけど、落ち着いて静かにヒートの準備をしていた。戦略通りにやって勝てたことに感謝している。以前もCTで戦っていたけど、今年は初心に返っているよ」

その他にR3を勝ち上がったのは、ミシェル・ボウレズ(PYF)、オーウェン・ライト(AUS)、マット・ウィルキンソン(AUS)
ゴールデンルーキーのグリフィン・コラピント(USA)はここで敗退しています。

ネクストコールは4月3日の朝7時(日本時間の同日朝6時)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリがピークを迎え、オフショアから午後はオンショアに変わる予報。

メンズR3から再開されれば、オープニングヒートはジョン・ジョン・フローレンス(HAW) vs エゼキエル・ラウ(HAW)のカードからスタートします。

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