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『2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』2日目 ガールズがスタート!



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日本でも有数のコンスタントにサーフィン可能な場所で知られている宮崎県のお倉ヶ浜で開催中の『2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』はコンテスト2日目。

初日よりややサイズアップして風の影響も少ないコンテストにはまずまずのコンディション。
ダブルバンクで2ヒートが同時進行。

18歳以下、16歳以下のボーイズR1の残りヒート。
18歳以下のボーイズR2が14ヒート。
16歳以下のボーイズのR2が10ヒート。

ガールズはこの日が初日となり、18歳以下、16歳以下共にR1の全てのヒートが終了。


(上山キアヌ久里朱)

日本代表「波乗りジャパン」
ボーイズR1の残りヒートでは、18歳以下で西優司が1位通過。
16歳以下で安室丈が1位通過。
これで全ての選手がR2行きを決めたことになります。

18歳以下のR2では三輪紘也が1位通過でR3進出を決めた一方、大音凜太が3位、小笠原由織が4位でリパチャージ(敗者復活戦)行き。
残りヒートには西優司。

18歳以下のR2では上山キアヌ久里朱、伊東李安琉が1位通過でR3進出。
鈴木仁は4位でリパチャージ行き。
残りヒートには安室丈。

ガールズは全員ラウンドアップ。
18歳以下、R1は川合美乃里が1位通過、加藤里菜が2位通過。
16歳以下は中塩佳那、野中美波共に1位通過でR2進出を決めています。



ワールドツアーではメンズよりもハイスピードでレベルアップしているウィメンズサーフィン。
昨年のポルトガル、18歳以下のガールズで金メダルを獲得したハワイ代表のBrisa Hennessy(写真上)は9.67のハイエストスコアをマークして他の選手を圧倒。

「ディフェンディングチャンピオンとして少しプレッシャーを感じたけど、楽しめたわ。チームとして戦うのは素晴らしい経験、だからISAジュニアは大好きなイベントよ。昨年は’ブザー・ビーター’(終了間際での逆転)で勝った。あの勝利には多くを学んだし、今年に活かしたい」

WSLでも活躍しているBrisa Hennessy。
QSランキング19位で、ワイルドカードでCTの出場経験もあります。
今年も優勝候補の筆頭と言えるでしょう。

ハワイ代表はその他にも2015年の16歳以下のガールズの金メダリスト、Summer Macedoが1位通過でラウンドアップ。
ハワイ代表は団体で毎年上位に入っている強豪国です。


(タロウ・ワタナベ)

2015年の団体金メダルを獲得したチームUSA。
今年も最強の布陣で挑んでいます。
この日、16歳以下のガールズでAlyssa Spencerが16.90のハイエストヒートスコアをマークしたのを始め、初日に9.70を含む、トータル19.03をスコアしたタロウ・ワタナベが16歳以下のボーイズ、R2で追い込まれながらも最後の波で2位に浮上。R3進出を決めています。
両親が日本人ながらカリフォルニア生まれでアメリカ代表のタロウ・ワタナベ。ユニークなキャラクターの持ち主でもあり、インタビューではカメラに向かっての挨拶で愛犬(チョープー)にも呼びかけ、笑いを誘っていました。

タロウ・ワタナベの記録したハイエストスコア、ハイエストヒートスコアは2日目にも上回る選手はいません。
2日目の16歳以下のボーイズ、安室丈がトータル17.17で2番目の数字を出していました。



初日にもお伝えした通り、41ヶ国の参加国には選手の数が1名、もしくは数名だけという国もあります。
南アメリカ南東部のウルグアイもその中の一つで、ガールズはOrehana Javiel(写真上)の一人。
18歳以下、16歳以下のクラスの両方で戦い、共に3位でリパチャージ行きに...。

「2015年、スケートボードをしている時に車にぶつかる事故を起こしたの。足を骨折、そのまま足を失う可能性もあり、人生さえ台無しにするリスクがあったのよ。完治には6ヶ月かかり、やっとサーフィンすることが出来た。辛抱している間、自国を代表してこの’ISA World Junior Surfing Championship’に参加すると決めたの。多くのことを犠牲にしてここに来た。誕生日の家族でのディズニーランド旅行も我慢して貯金、毎日トレーニングに励んだわ。そして、この舞台に立てた。このコンテストでの競技から多くを学び、世界中の選手と友人になっている。経験から学び、競技を楽しむことが目標よ」

かつて「オリンピックは勝つことではなく、参加することに意義がある」と言われたことがありますが、このISAジュニアも同じ精神であると言えます。
自国への誇りを胸に世界中の若いサーファーが一堂に会するこの大きな舞台は貴重であり、とても素晴らしいものです。


(可愛い観客)

コンテスト3日目のスケジュールは以下の通り。
朝7時からスタートして夕方5時まで行われる予定。
BCMでは特設のライブ&スコア配信ページを用意しています。

■Podium 1 (live webcast)
16歳以下のボーイズ、R2の残りヒート。
18歳以下、16歳以下のガールズ、R2。
18歳以下のガールズ、リパチャージR1。

■Podium 2
18歳以下のボーイズ、R2の残りヒート。
18歳以下のボーイズ、リパチャージR1。
16歳以下のボーイズ、リパチャージR1。
16歳以下のガールズ、リパチャージR1。

『2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』公式サイト

★BCMは本大会のオフィシャル・メディアパートナーとして協力しています。
ライブ&スコア配信ページ(BCM特設)はコチラ





(川合美乃里)


(加藤里菜)


(鈴木仁)


(日本代表のキャプテン・西優司)


(安室丈)

photo:ISA

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