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『Oi Rio Pro』 五十嵐カノアR3進出!



現地時間5月14日、ブラジル・リオデジャネイロで開催中のCT第4戦『Oi Rio Pro』は2日間のレイデイを経てメンズR2から再開し、12ヒートとウィメンズR4の2ヒートが進行。

この日はメイン会場「Grumari」から昨年までの「Barra Da Tijuca」に移動。
レフト・ライト共にあるものの、ワイドブレイクでの2ターン勝負とまるでQSのような波での戦いに...。
エアリアルが勝負の鍵を握り、リプレイスメントを含めると36名の内、14名を占めるブラジリアン。R2では24名の内、9名を占めたブラジリアンの強さが際立った一日。
また、五十嵐カノア(写真最上部)はジョシュ・カー(AUS)を敗り、開幕戦から4戦続けてR3進出を決めています。



R3進出を決めた5名のブラジリアンの中で主役は2名。
それはカレントリーダーのウィルコことマット・ウィルキンソン(AUS)を倒したワイルドカードのデイヴィッド・シルヴァ(写真上・下)と今イベントの初のパーフェクト10を叩き出したガブリエル・メディナ。

オーストラリアレッグでの快進撃を支えた6’0のDHD、ピンク・ティントのマジックボードで十八番のバックハンドリップを重ねてスコアを伸ばしていたウィルコに対してデイヴィッドはラスト5分を切ってからレフトの波にフロントサイドでアーリーウープを2回メイク。特に2回目のエアーは高さもあり、着地から次のアクションも完成度が高く、ジャッジはニード8.07のシチュエーションで8.30をコール。デイヴィッドが土壇場で逆転に成功してウィルコは今シーズン初のR2敗退に...。



「本当に嬉しいね。サーフィンの調子が良いし、ブラジルの観客の前で勝てて最高さ。ワイルドカードを与えてくれたWSLに感謝しているよ」

昨年はQSランキング24位で惜しくもクオリファイを逃したデイヴィッド。今シーズンは6,000で9位と3位。3,000で3位が1回。ランキングは4位と好調なスタートで、ブラジル戦でのワイルドカードを得ています。
まだ21歳のデイヴィッドにとって今イベントはあくまで通過点。早ければ来年にはツアーの仲間入りをする可能性もありそうです。



デイヴィッドの最後のスコアを海から上がってスクリーン上で待っていたウィルコ(写真上)
デイヴィッドの逆転が決まった後はブラジリアンのギャラリーによる大歓声、そして戦っていた両者は互いの結果が信じられないような放心状態に...。

「この負けを受け入れるのは難しいね。彼に譲った2本は4ポイントの波だったけど、6ポイントと8ポイントに変わってしまった。最後の波に彼を行かせた判断も間違ってはいない。その次の波の方が良いと思ったからね。確立の問題で、これも人生さ。まだ8イベント残っている。ここから立ち去って家に戻って次の準備。フィジーのバレルが楽しみだよ」

オーストラリアレッグはオープンフェイスのポイントブレイクが舞台だっただけに、正反対となる今回のブラジルでのビーチブレイクはある程度厳しい戦いを予想していましたが、初のワールドタイトル獲得に向けて最下位だけは避けたかったところでしょう。
ちなみにCTのランキングは11戦中、9戦のポイントで決まるため、2戦は捨て試合として処理されます。ウィルコは4戦の内、優勝が2回。9位、25位となり、インタビューの始めにはこれで捨て試合が2つになってしまったと苦笑いしていました。



R2を通過したその他のブラジリアンは2015年のワールドチャンピオン、エイドリアーノ・デ・ソウザ、カイオ・イベリ、ミゲル・プーポ。
他には、マーガレットリバーで初優勝を決めたシーバスことセバスチャン・ズィーツ(HAW)、ダスティ・ペイン(HAW)、ジャック・フリーストーン(AUS)、マット・バンティング(AUS)、スチュアート・ケネディー(AUS)、ミシェル・ボウレズ(PYF)がラウンドアップ。

また、五十嵐カノア(写真上)はジョシュ・カー(AUS)とのクロスゲームを制して4度目のR3行きを決めています。

「最初にスコアを出したような良いレフトの波を探していたけど、それは最後まで入らなかった。でも、こんなコンディションだから、違う波を探し、いくつかのレフトとライトの波に乗ることが出来たよ」

すでに終了した3戦の成績を振り返ると開幕戦の9位が最高位で13位が2回。R2敗退の最下位、25位が一度もないのは、ルーキーではカイオとカノアの2名のみ。
ルーキーではなくても、絶対に避けたいR2敗退については、「このラウンドは怖いよ。特に今回のような強豪との戦いはね。これで13位以上は確定。ウィメンズのイベントを含め、楽しくも学ぶべきヒートが沢山ある。文化や波を学び、とても良い時間を過ごしているよ」とコメント。

英語での友人へのメッセージの後は、日本語で「日本で見てくれている人達、みんな応援ありがとうございます。難しいヒートだったけど、次もここまま行ってファイナルまで進みたいです。頑張ります」と話していました。



昨年はワールドチャンピオンの翌年のプレッシャーか、ブラジル戦ではフィリッペ・トレド(BRA)に主役の座を奪われたガブリエルでしたが、解放された今年は沢山のファンの前で驚くようなショーを披露。

ラスト10分を切ってからフロントサイドでエアーリバース、9.40をスコアすると終了間際には重力を無視したダブルグラブ・バックフリップ・ローテーション(写真上)を完璧にメイクして今イベント初の10ポイント!
フリーサーフィンでは見られることもあるこの難易度の高いエアリアルをコンテストで決めたのは初めてのこと。5人のジャッジが全て10ポイントを出した最高のパフォーマンス。
対戦相手のルーキー、ブラジリアンのアレックス・リベイロもガブリエルに刺激されてネクストレベルのエアリアルにトライしていたことを付け加えておきます。

「とても楽しいヒートだった。波を与えてくれた神に感謝しているよ。長いオーストラリアレッグの後、ホームに戻ってきて良い気分。次に進めてストークしているよ。オーストラリアは厳しい結果だったけど、敗退も含めて学ぶことが沢山あったさ。全てのイベントをポジティブな考えで挑み、優勝を狙っているんだ。オーストラリアでは叶わなかったけど、ここでは果たしたい。もし、ダメでも次がある。今日は楽しいヒートだった。そして、違う明日が待っているよ」

いつもはコーチでもある父親の姿が目立っていますが、今回は自国での開催ということもあり、ライブ中継では母親が前面に出ています。そして、ギャラリーを含めてガブリエルの演技に一番興奮していたのは、その母親(写真下)でした。



2ヒートだけ行なわれたウィメンズのR4はマリア・マニュエル(HAW)とタティアナ・ウェストン・ウェブ(HAW)がラウンドアップしてQFへ。
残りヒートはジョアン・ディファイ(FRA) vs ローラ・エネヴァー(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW) vs ブロンテ・マコーレー(AUS)です。

ネクストコールは現地時間5月15日朝7時(日本時間の同日夜7時)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南よりのウネリが続き、早い時間帯はオフショアの予想。
月曜〜火曜はサイズダウン傾向となり、水曜日にはウェイティングピリオドで最大の南よりのウネリが入るものの、風が悪い見込み。

WSL公式サイト

photo: WSL Covered Images

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