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WSLジャパン『TRUMP Hyuga Pro』終了!



2015年のWSLジャパン・リージョナル、国内最後(11月に台湾で開催予定)となるイベント『TRUMP Hyuga Pro』が宮崎の小倉ケ浜で体育の日を含めた連休、10月9日〜12日に開催。

QS1,000、LQS1,000、12歳以下のグロムが併催された今回。台風23号の影響でイベント前半はハードでしたが、高いクオリティのビーチブレイクでハイスコアが続出。
後半は落ち着いてロングボード、グロムには最高のコンディションに恵まれていました。

QS1,000は数名の海外勢が参加したのみで、ほぼ日本人プロの戦いとなり、若手の活躍が目立っていました。
WSLジャパン・リージョナルの初戦、四国で開催された『BILLABONG PRO SHIKOKU』で優勝した辻裕次郎がQFで敗退した一方、湘南の第2戦『MURASAKI SHONAN OPEN』でルーエル・フェリーペ(BRA)に続く2位に入った大橋海人(写真最上部・下)が佐藤魁とのファイナルを競り勝ち、優勝。
僅か0.50ポイント差とクロスゲームを制し、WSLジャパン・リージョナルのランキングでも辻裕次郎を抜いてトップに立ちました!



「やっぱり優勝は嬉しいですね! あの8.00ポイントのバックハンド・エア・リバースは、自分の中で大好きなマニューバーの1つで、絶対メイクできる確信はあったのですが、Finalまで隠しておきたかったのです」

「魁(佐藤)選手とは同じホームブレイクで育ち、いつも一緒にサーフィンしている素晴しいワールド・サーファーの1人なので、彼と一緒にFinalを戦えて最高でした。今は少しゆっくり休み、大きなサポートをしてくれた仲間たちと一緒に勝利を分かち合いたいですね」

「Hurley Japan」の中心選手として大原洋人と共に世界を目指している大橋海人。
2014年、南アフリカで足首を骨折して以来厳しい戦いを強いられていましたが、今シーズンは湘南での2位、今回の優勝と復活を果たしたと言えます。
WSLジャパン・リージョナルのトップは翌年のQSで最もグレードが高い10,000のシード枠を得ることが出来るため、来シーズンに向けて次の台湾のイベントも上位を狙いたいところでしょう。



LQS1,000は親日家で知られているボンガ・パーキンス(HAW)を始め、ピッコロ・クレメンテ(PER)、テイラー・ジェンセン(USA)とワールドチャンピオンが3名も来日。
そんな中、先日のJPSAで3年振りに参加して優勝した喜納元輝が一人気を吐いていましたが、SFでテイラーに敗退。

ファイナルはイベント中、共に10ポイントをスコアしたテイラーとピッコロ・クレメンテ(PER)のカード。
波数が少なく、リスタートも強いられていましたが、中盤からはテイラーが猛チャージ。ノーズライドとモダンマニューバーの組み合わせで7.75、9.75とスコアを伸ばし、ピッコロをコンビネーションに追い込みます。
後半、ピッコロは9.10を返して追い上げますが、逆転には及ばす...。
テイラー(写真上)が今シーズン3勝目を決めました。



LQSウィメンズは昨年のWSLジャパン・リージョナルのトップであり、今イベントのディフェンディングチャンピオン。更にJPSAでは2年連続グランドチャンピオンに輝いた吉川広夏が安定したノーズライドを武器に勝ち上がったものの、ハワイのスタシア・アヒナにSFで敗退。
一方、先日の茅ヶ崎でのJPSAで優勝した田岡なつみ、昨年の太東でのLQSを制した鈴木由貴がSFで対決。こちらは田岡なつみの圧倒的なリードで勝負が決まり、ファイナルは日本vsハワイ。

スタシアが7.75をベースにリードを握っていましたが、後半に田岡なつみ(写真上)が大きめのライトの波にテイクオフ、長いハングファイブからフィニッシュまでメイクして8.50をスコア。この一本で逆転に成功して最後まで逃げ切り、優勝。
国内2連勝を決めました!



12歳以下のグロムは千葉の松原渚生(写真上)が湘南の矢作紋乃丞とのクロスゲームを制して優勝。

WSLジャパン・リージョナルの最終戦は11月25日〜29日に台湾の台東で開催される『Taiwan Open of Surfing』
QS1,500、LQS1,000の二つのディビジョンが予定されています。

『TRUMP Hyuga Pro』結果
QS1,000
1位 大橋海人
2位 佐藤魁
3位 仲村拓久未、加藤嵐

LQS1,000
1位 テイラー・ジェンセン(USA)
2位 ピッコロ・クレメンテ(PER)
3位 喜納元輝、スコッティ・フォング・Jr(HAW)

ウィメンズ
1位 田岡なつみ
2位 スタシア・アヒナ(HAW)
3位 鈴木由貴、吉川広夏

グロム
1位 松原渚生
2位 矢作紋乃丞
3位 平坂光遵、岩見天獅

WSL JAPAN公式サイト





photo: WSL Covered Images

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