『Quiksilver Pro France』キックオフ! | サーフィンニュース BCM | コンテスト

TOPNEWS > コンテスト
NEWS / BCMサーフィンニュース

コンテスト

『Quiksilver Pro France』キックオフ!



2015年の「WSL Samsung Galaxy Championship Tour」、たった一つのワールドタイトルを求めての争いも佳境に入り、フランス、ポルトガルと続くヨーロッパレッグに突入!
現地時間10月8日、フランス南西部・ホセゴーで第9戦『Quiksilver Pro France』が開幕しました!

初日の会場は「Culs Nus」と呼ばれるホセゴー北部のスポット。公式6-8ftレンジ、前日までの強い風がおさまり、回復傾向となったこのサンドバーはホセゴー特有のパワフルなバレルを形成。
R1の12ヒート全てが進行したこの日は、トリッキーながら見応えある波となり、世界のトップ選手によって9ポイントが6つもスコアされました。

その中でもハイエスト、最も高いスコアを出したのは今イベントのディフェンディングチャンピオン、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)でした。
フロントサイドで特大のバレルを2本メイクしたジョン・ジョン。フィニッシュのアクションも完璧に近く、一本目はオープンフェイスでのフルレールターン(写真最上部)、2本目はシグネチャーと言えるレイバックスナップ。
8.67と9.93。それも9.93は5名のジャッジの内、3名が10ポイントを出したほど。僅か2本の波で勝負を決めてしまい、アレホ・ムニーツ(BRA)、ジェレミー・フローレス(FRA)に大差で勝利。

「流れが半端無いけど、クリーンで楽しい波だったよ。ここに戻って来れて最高さ。しばらくフラットが続いたから心配していたんだ。今朝、あのライトのバレルのバンクを見てワクワクしちゃったね」

足首の怪我によって2戦欠場した今シーズン。早くからタイトルレースは脱落していますが、フランス戦の前に行なわれたインタビューによると、残りシーズンはワールドタイトルに向けて違うことを試し、何をすれば良いかを探ることに費やすとコメント。
彼にインスピレーションを与えているのはガブリエル・メディナ(BRA)
明らかにタイプが違う二人ですが、同世代の彼が昨年ワールドチャンピオンを手に入れたことは、ジョン・ジョンにとって大きな刺激になったそうです。

なお、対戦相手のアレホ(写真下)はバレルに潰された際に左膝を痛めてしまい、途中棄権で病院送りに...。
世界のトップ選手が乗ると簡単にバレルに入っているように見えますが、リスクも背負っているのです。





カリフォルニアで今シーズン2勝目を決めてカレントリーダーの座も手に入れたミック・ファニング(AUS・写真上)は、ここフランスでもリズムを崩さず、まるでバックドアのような特大のバレルに包まれ、9.73をスコア。
ミシェル・ボウレズ(PYF)、マキシム・ハシーノ(FRA)に付け入る隙を与えず、R3へ。

「’天国か地獄’そんな感じの波だね。もし、良い波に乗れれば最高。その一方で最悪のケースも背中合わせ。自分が待っている場所に波が入れば良いけど、それは少し運に左右される。過去に優勝した全ての年で状況は異なるよ。多分、2010年の時に似ているかな。次から次に大きな波が入る。コンディションもこんな感じだったし、スコアや結果よりも、バレルに入ることだけに集中するような波。面白いイベントになりそうだね」

カリフォルニアでA.Iことアンディ・アイアンズ、ダミアン・ハードマンに並ぶツアー20勝目を決めたミック。
その内、フランスは2007年、2009年、2010年、2013年と4回も優勝している得意な場所。
更に次のポルトガルは昨年優勝した場所でもあり、ミックにとってヨーロッパレッグはワールドタイトルを決定付ける格好の舞台でもあるのです。
そのタイトル争いに目を向けると僅か1750ポイント差で追う2位のエイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)もR3へ。その他、タイトルに絡んでいる3位のフィリッペ・トレド(BRA)、4位のオーウェン・ライト(AUS)は共にR2の敗者復活戦行きを強いられています。



ゴールドコースト、フィジー、南アフリカに続き、今シーズン4度目のワイルドカード出場となっているデーン・レイノルズ(USA・写真上)は、オーウェン、セバスチャン・ズィーツ(HAW)を相手に8ポイント台を2本揃えてラウンドアップの幸先良いスタート。
2012年にはワイルドカード出場でファイナルまで進出。ケリー・スレーター(USA)と対戦の末に敗退したものの、フランスは相性の良い場所でもあります。

「間違いなく自分のサーフィンのベストを’ひらめき’と共に出せたよ。良い波だと興奮するし、パフォーマンスの向上に繋がるんだ。コンテストエリアで多くの時間を費やすと良い波が正面に入るか、それとも左か右かが分かるようになる。でも、オレ達はこのビーチにやってきたばかりだったので、予想をするのは難しかったんだ。最初の波は自分が良い場所にいて、楽に乗ることが出来た。あれは良いバレルだったね」

ちなみにデーンは今回のワイルドカード出場で得た賞金を南アフリカのNGO団体「Surfers, Not Street Children」に寄付すると発表。
彼がヒートを勝ち上がることで、恵まれない子供の命が救われることになります。



タイトル争いの重要な鍵となる一方、ヨーロッパレッグはランキング下位の選手にとって来年もツアーに残れるかどうかを左右する舞台でもあります。
リクオリファイの条件はランキング22位以内。もしくは、QSの10位以内。現在35位。QS87位のブレット・シンプソン(USA・写真上)にとって瀬戸際となったR1。

オープニングヒートでケリー(写真下)、ジャドソン・アンドレ(BRA)と対戦し、序盤にライトのバレルをメイク、インサイドまで決めて8.17。
6.67のバックアップスコアを重ねてリードを握りますが、終了間際にブレットはプライオリティを活かせず、ケリーに波を与えてしまいます。
ケリーはテイクオフ直後からバレルに包まれ、ドギードアから抜けだしてなんとかメイク。ニード7.68のシチュエーションでジャッジはホーンが鳴り終わってから7.67をコール。
トータルスコアは14.84のタイブレイク。シングルスコアで上回っていたブレットに軍配が上がることに。

「ファーストヒートはいつも厳しいよ。少し霧があった今朝、満足にフリーサーフィンも出来なかったんだ。でも、波は面白かったね。ピークが沢山あって2本の良い波に乗ることも出来た。最後はミスをしてしまった。プライオリティを持っていたのに、ケリーが波を乗ってしまったんだ。自分が見送りを決めた波でケリーはスコアを出してしまったのさ。負けが続いているから、今回の勝ちはとても嬉しい。今日のように波が良い時、エキサイトしてバレルもメイクしやすいよ」



その他、モデルのアシュリー・オズボーンと婚約したばかりのジュリアン・ウィルソン(AUS)が2本のディープなバレルで18.80のハイエストヒートスコアをマーク。
トーマス・ヘルメス(BRA)、ガブリエル・メディナ(BRA)、エイドリアン・バッカン(AUS)、ビード・ダービッジ(AUS)、コロヘ・アンディーノ(USA)、C.J・ホブグッド(USA)がR3へ。

なお、タジ・バロウ(AUS)はガールフレンドのレベッカ・ジョンソンの出産に立ち会うために欠場。
怪我の治療が長引いているジョーディ・スミス(ZAF)、マット・バンティング(AUS)は共に4戦目の欠場。
代理ともう一人のワイルドカードはアリッツ・アランブルー(ESP)、トーマス・ヘルメス(BRA)、マキシム・ハシーノ(FRA)、カイオ・イベリ(BRA)

同時開催のウィメンズCT第9戦『Roxy Pro France』は怪我で5戦連続欠場していたステファニー・ギルモア(AUS)がようやく復活。
ワイルドカードはバルバドス出身の19歳、チェルシー・ツアー(BRB)



ネクストコールは現地時間10月9日の午前8時(日本時間の同日午後3時)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると西北西ウネリが続き、週末はハリケーン「joaquin」からの西ウネリが入る予想。

WSL公式サイト



photo: WSL Covered Images

BCM の Facebook に「いいね!」をしよう

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。