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『Hurley Pro at Trestles』直前! 大原洋人 WSLインタビュー



今夏のサーフィン業界の話題をかっさらった大原洋人のQS10,000『Vans US Open of Surfing』の優勝。

2014年のフィリッペ・トレド(BRA)から溯っても、アレホ・ムニーツ(BRA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、ケリー・スレーター(USA)、ブレット・シンプソン(USA)、ナサニエル・カラン(USA)、C.J・ホブグッド(USA)、ロブ・マチャド(USA)、アンディ・アイアンズ(HAW)、タジ・バロウ(AUS)と全てCT選手が優勝し、歴代のスターが勢揃いしている名誉あるタイトルを日本の小さなサーフタウン、千葉・一宮出身の18歳が獲得するとは誰も想像していなかったことでしょう。

その大原洋人が9月9日〜20日にカリフォルニアのローワー・トラッセルズで開催されるCT第8戦『Hurley Pro at Trestles』にワイルドカードで出場するのは、WSLファンなら御存知の通り。

今回はWSLのエディター、アンナ・ダイモンドが大原洋人と彼の側でサポートをしている「Hurley Japan」チームマネージャー・糟谷修自にインタビュー。
「US Open」直後にBCMが行なった独占インタビューとは違った視点で二人に迫っています。



■WSL 
洋人、あの優勝の後、「Stab(海外のサーフィンサイト)」の動画を見た?
あれで新しいファンが沢山出来たんじゃない?あの動画を見てどう思った?


★『Vans US Open of Surfing』の優勝シーンをベースに彼の表彰台の最後のコメント「免許をとって車でも買いたいね」をいじった動画。
SNSでも拡散され、かなり話題に...。

■大原洋人
クレージーだね。まるでケリー、ミック、タジのような大物になった気分さ。動画を見て爆笑したよ。


■WSL 
ハンティントンビーチでの大きな優勝と共に『Hurley Pro』のワイルドカードを獲得。
あなたが心から対戦したいと思っている選手は?


■大原洋人
ん〜。ジョン・ジョンかな。


■WSL 
サーフィンはどのように覚えたの?


■大原洋人
千葉の家の近くで8歳の頃から始め、父が毎日のように海に連れて行ってくれたんだ。


■WSL 
コンテストに参加したいと思ったのはいつ?それがただの楽しみから変わったのはいつ?


■大原洋人
サーフィンを初めて4ヶ月後にはコンテストに参加していた。
最初は4位だったかな。とても嬉しかった記憶があるよ。
あれからコンテストで勝ちたいと思ったんだ。


■WSL 
あなたの夢は?


■大原洋人
まずはCTに入るのが夢。
もし、CTに入れたら、次の夢はワールドタイトル。




■WSL 
修自、洋人と一緒にコンテストを回り始めたのはいつから?


■糟谷修自
3年前から。彼はバージニアのコンテストで上手くやっていたんだ。
そこで4位になり、ブラジルのプロジュニアではセミファイナルでガブリエル・メディナと対戦した。
ノックアウトされていたけど、3位になったのさ。
この成績で2014年はプライム(QSで最もグレードが高く、ランキング上位しか参加出来ない。今年からQS10,000に変更)コンテストに出場出来るようになったんだ。


■WSL 
その時から比べ、今の洋人のサーファーとしての成長を説明して。


■糟谷修自
彼はハワイの自分の家に滞在していることもあり、コンテスト以外でも私達は一緒にいる時間が多い。
日本に帰国する時やハワイに戻る時、他にもオーストラリア、南アフリカ、ブラジル、その他の国。常に行動を共にしているし、良い関係だと思うよ。
私達はいつもサーフィンの話をしている訳ではなく、普段の生活、全てのことについて話している。
朝は5時に起きて、2時間のトレーニングをしているんだ。


■WSL 
メンタルトレーニングは行なっている?


■大原洋人
今は激しいトレーニングをしている。
そのおかげでコンテストで余裕が生まれるんだ。

■糟谷修自
彼のトレーニングはとてもハード。
だから、自分に自信を持てるんだよ。
メンタルトレーニングに関してはもっと訓練が必要かな。
説明は難しいけど、彼は荒っぽいところがある。
それでもトレーニングを初めてから大分強くなっているよ。



■WSL 
あなたがサーフィンが上手いこと。それにユーモアのセンスがあることは理解しているけど、まだ他に私達が知らない部分はある?


■糟谷修自
多くの日本人が話しているように彼は2020年の東京オリンピックのことを意識している。
日本でサーフィンは人気があるんだ。
でも、日本人が誰もチャンピオンシップツアーに入ったことが無いという問題がある。
洋人は日本のベストサーファー。「US Open」の優勝に挑んだのは将来のためでもあったんだ。
80年代は日本で多くのビッグイベントが開催されていたし、今後はQS10,000、CTイベントが行なわれるようにと願っている。

もし、2020年の東京オリンピックでサーフィンが競技として選ばれたら、日本中のサーファーが盛り上がると思う。
まだ保証はないけど、洋人の「US Open」の優勝は完璧なタイミングだったと皆が話しているんだ。


■WSL 
日本ではどういう雰囲気なのかな?


■糟谷修自
説明するのは難しい。
でも、多くの人が洋人のことを応援してくれているし、他の選手を含めてCT入りを期待している。
それは選手だけではなく、多くの日本人サーファーの夢でもあるんだ。
ブラジリアンが成し遂げた後、日本人のワールドツアー入りを強く願っているのさ。


■WSL 
姉の沙莉はプロボディーボーダーだけど、どんな関係?彼女からの影響は?


■大原洋人
昨年、彼女は世界で3位か4位になったんだ。
それが刺激になっているよ。
彼女は自分より上手くやっているし、彼女のようにやりたいと思っているね。

■糟谷修自
彼女はいつも洋人の面倒をみているよ。


■WSL 
最後に重要な質問を。いつ免許の試験を受けるの?すでにレッスンはしているの?


■糟谷修自
このインタビューの後、真剣に勉強するようだよ。
実は、その件について話していたところなんだ...。

■WSL 
有名なコメントである車のこと。もう、何を買うか決めているの?


■糟谷修自
私がレンジローバーを運転していたら、洋人は「この車が欲しい!」と笑いながら言っていたんだ。
でも、まずはカローラで慣れた方が良いよ。レンジローバーはしばらく想像の世界で...と助言したのさ。




大原洋人がワイルドカードで出場する『Hurley Pro at Trestles』は現地時間9月9日から開幕!
ファーストコールは現地時間9月9日の朝7時(日本時間9月9日夜11時)
ライブ中継は公式サイト。スマホやタブレットからは公式アプリから楽しめます!

WSL公式サイト

photo: WSL Covered Images









Hurley Japan
tel: 03-5412-1781
web: hurley.jp/
facebook /HurleyJapan

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