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『Billabong Pro Teahupoo』2日目はハイスコアが続出!



オーストラリア、ブラジル、フィジー、南アフリカ、カリフォルニア、フランス、ポルトガル、ハワイ。
全11戦で争われる世界最高峰のサーフィンレース、「WSL Samsung Galaxy Championship Tour」の中で最も危険な舞台、タヒチ・チョープーでの第7戦『Billabong Pro Teahupoo』は2日続けてオン!
現地時間8月16日、初日に途中まで進行したR1の残りヒートと敗者復活戦のR2の全12ヒートが行なわれました。

前日と比べるとコンディションが改善したこの日。
オープニングヒートのR1H9では、バレルの名手と知られているジョシュ・カー(AUS・写真下)が目の覚めるようなサイズのセットをビハインドピークからテイクオフしてグラブレールのままプルイン。バレルの中で最もディープな位置をキープしてドライリーフ(むき出しになっているリーフ)に乗り上げる前に狭い出口をこじ開けて姿を見せるという妙技を披露。今イベント最初の9ポイント台となる9.67。10ポイントを出したジャッジもいたほどパーフェクトに近いライディングでした。

「あの波はクレイジーだった。危うくドライリーフに乗り上げるところだったよ。もし、フリーサーフィンだったら、あんなにバレルの中に留まらなかっただろうね。本当にスコアを出したかったんだ。例え新しいフィンが必要だとしてもね(笑)」



H11にはフリーサーフィン中のアーリーウープの着地に失敗して足首を負傷。2戦欠場していたジョン・ジョン・フローレンス(HAW・写真下2枚)が登場。
テイクオフはまさにフリーホール。そのままバレルに姿を消してからのメイク。彼ならではのまるでマジックのようなバレルライドで9.03。
8.93のバックアップスコアを重ね、トータル17.96。フレッド・パターチア(HAW)、ビード・ダービッジ(AUS)のベテランをコンビネーションに追い込んで圧勝。

「波数が豊富で楽しかったよ。沢山の波をキャッチしてリズムも掴めたしね。インサイドでダブルアップしてくる波もあった。とにかく楽しんだよ」



フィジーの「Cloudbreak」、南アフリカの「J-Bay」とツアーでも特に波が良い二つのイベントをミスした後の復帰については、「怪我をした時、最初は本当にがっかりしたと同時に良い休暇になると考えるようにしたんだ。でも、実際にフィジーが始まると見ているのが耐えられなくなるくらい残念な気持ちになったのさ。二つのパーフェクトヒートがあったしね。’J-Bay’でミックがサメに襲われたのも見ていたよ」

負傷した足首については、「完治するのに時間はかかったけど、今はとても良い感じ。イベントに戻り、またサーフィンができることに興奮しているよ。雨でも嵐でも波が悪くても海に入れることにストークしている。バレルに入りまくるよ」と話していました。

その他、ルーキーながら目覚ましい活躍でランキング9位のイタロ・フェレイラ(BRA)、インドネシアの秘境で顔に大怪我を負って南アフリカをスキップしたジェレミー・フローレス(FRA)が1位通過でR3へ。



敗者復活戦のR2は怪しい風が吹き始め、難しいコンディションになったヒートも。
そんな中、フィジー戦の最中に1999年から17年間のキャリアに終止符を打つことを表明したC.J・ホブグッド(USA・写真最上部)がナット・ヤング(USA)にリードされていた状況でラスト数分にこの日一番のディープかつ長いバレルをメイク!
思わず片手を上げたC.Jにジャッジは9.80のハイエストスコアをコール。ジョシュの9ポイント同様、10ポイントを出したジャッジもいて、もう少しサイズがあれば間違いなく10ポイントが出たライディングでした。

「何本かの良い波に乗れるチャンスが巡ってきたことにストークしているよ。途中から波が良くなって、そこからは二人の掛け合いになった。あれがマンオンマンの醍醐味。とても楽しいヒートだったね」

双子のダミアンとツアーを回っていた頃、フィジー、タヒチの南太平洋レッグは彼らが最も輝く舞台であり、カメラマンの間でもフォトジェニックと評判でした。結果も残しており、C.Jは2004年、ダミアンは2007年に優勝。

2010年、アンディ・アイアンズ(HAW)が生前最後に優勝した時もC.Jはファイナルに残っていました。
今年の目標として優勝はしたいと言っていましたが、それよりも長年ツアーを回った仲間と話したい。ツアーに関わっている人達との関係を大事にしたい。この言葉にインタビュアーのピーター・メルも思わずハグを求めていました。



その他、R2を勝ち上がったのは、ディフェンディングチャンピオンのガブリエル・メディナ(BRA・写真上)、エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)、フィリッペ・トレド(BRA)、ブレット・シンプソン(USA)、ビード・ダービッジ(AUS)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)、マット・ウィルキンソン(AUS)、カイ・オットン(AUS)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、エイドリアン・バッカン(AUS)、セバスチャン・ズィーツ(HAW)

ネクストコールは現地時間8月17日の早朝7時30分(日本時間8月18日深夜2時30分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリの残りに加え、午後には新しい南ウネリが入る予想。

なお、QSでは先日の『Vans US Open of Surfing』で優勝した大原洋人がアメリカ・バージニアで開催される3,000『Vans Pro』に参加。その他にも村上舜、仲村拓久未、大橋海人、新井洋人、加藤嵐、河村海沙、辻裕次郎、小林桂、脇田泰地と多くの日本人がエントリー(喜納海人&五十嵐カノアも!)しています。

こちらは日本時間8月17日の夜9時頃からライブ中継が行なわれる予定。

WSL公式サイト



photo: WSL Covered Images

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