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ワールドツアー第4戦『Oi Rio Pro』は8名に絞られた!



ブラジル・リオデジャネイロで開催中のワールドツアー第4戦『Oi Rio Pro』は2日続けてオン!
現地時間5月15日にメイン会場の「Barra da Tijuca」でR3のH1から再開され、20ヒートをこなすマラソンデイ。
R5が終了してQFを戦う8名に絞られてきました!

前日のリスキーなコンディションと比較するとウネリが落ち着いてエアリアルが勝敗の鍵となったこの日。
ルーキーとダークホースの活躍が目立った一方、トップシードがことごとく姿を消し、ランキングトップ10で残っているのはフィリッペ・トレド(BRA)とジョシュ・カー(AUS)のみ。

オーストラリアレッグを3位、2位、1位で駆け抜け、カレントリーダーの座を手に入れたエイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)はR3でルーキーのリカルド・クリスティ(NZL)に敗退。
今シーズン不調のケリー・スレーター(USA)、ガブリエル・メディナ(BRA)もルーキーを相手にこのラウンドをクリア出来ず、ミック・ファニング(AUS)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)までもがQFの一歩手前、R5で失速することに...。

ビーチに集まった沢山のギャラリーの前で数多くの素晴らしいエアリアルが披露された中でもR3のジョン・ジョンのバックハンド・ロデオフリップ、R4のフィリッペ(写真最上部)のフロントサイド・ノーハンド・エアーリバース×2。R3のイタロ・フェレイラ(BRA)のバックハンド・エアーリバース。この3本のライディングが特にスコアを伸ばし、フィリッペは今イベント初のパーフェクト10をマークしていました。

「家族、友人と多くの時間を費やしている。それがとても助けになっているよ。それにこの素晴らしい観客達。これ以上、モチベーションが上がる場所は無いさ」

QFに3名残ったブラジリアンの中でも最も優勝に近い選手と言えるフィリッペ。
今シーズンはゴールドコーストのワールドツアー開幕戦で優勝、QSでも最もグレードが高いローワーズの10,000で優勝。ミディアム〜スモールサイズでは最強の男と呼ばれています。



R3でナット・ヤング(USA)、R5でジョン・ジョンを敗ったイタロ(写真上)も注目したいブラジリアンの一人。
ルーキーイヤーでまだ目立った結果を残していない彼にとって自国での活躍が自信に繋がり、更に勝ち上がる可能性も十分にあります。

「自分にとって素晴らしいヒートだったよ。何本かの良い波に乗れて良いライディングが出来た。ビーチに沢山の人がいるこの場所はとても好きさ。サーフボードも良いし、次に進めて本当に嬉しいよ。明日は良くなるんじゃないかな。QFでジャドソンと戦えるのは嬉しい。彼は友人だし、とても楽しみだね」

イタロのQFの対戦相手は2010年のルーキーイヤーにここブラジルでケリーを倒して優勝した経験があるジャドソン・アンドレ。
ブラジリアン同士の対決はギャラリーも盛り上がりそうです。



前日のR2でジョーディ・スミス(ZAF)を倒し、R3では序盤にディープなバレル、中盤に美しいマニューバーでスコアを重ね、エイドリアーノを下したリカルド(写真上)
落ち着いた試合運びが強みのエイドリアーノも珍しくエアリアルを多用してペースを崩してしまい、マイペースのリカルドがするすると勝ち上がってしまった印象でした。

「自分のやるべきことに集中したかったんだ。とても楽しい波で、序盤にスコアを重ねるゲームプランを守るために努力したよ。エイドリアーノは本当に凄いサーファー。彼がランキングのリーダーなのも納得さ」

R4を落としたリカルドはR5で同じルーキーのマット・バンティング(AUS)と対戦。風の影響でコンディションが悪化する中、序盤に確実にスコアを重ね、クロスゲームを制して初のQFへ。

QFの対戦相手はフィリッペ。彼にとって正念場と言えるでしょう。



オーストラリアレッグを終えた時点でのランキング9位と不本意なシーズンを送っているケリーは、ジョン・ジョンやフィリッペに刺激されたのか、R3の一本目でフルスピードから勢い良く空に飛び出し、720にトライ。着地まで成功すればハイスコアは間違いなしのエアリアルでしたが、メイクは出来ず、ジャッジは1.23をコール。結局、ロースコア止まりでマットに抑えられ、開幕戦に続いて2度目の13位でフィニッシュ。

「一昨日からノーサーフで、久々に乗る波だった。ちょっと疲れているよ。今朝は調子が悪く、昨日もサーフィンしていない。海に入る前からミスしていたようなものさ」

オーストラリアレッグ、ブラジル戦を終えた後はケリーの得意なフィジー、タヒチ(間にJ-Bay)の南太平洋レッグ、そしてローワーズ戦が控えています。
現在のポジションから計算すると少なくとも中盤に数回の優勝か好成績を残さないと12度目のワールドタイトルは厳しいでしょう。

QFの組み合わせはフィリッペvsリカルド。ジャドソンvsイタロ。ジョシュvsビード。ウィルコvsオーウェン。
4名のオージー、3名のブラジリアン、キウイ(ニュージーランド)が1名。

ネクストコールは現地時間5月16日朝7時(日本時間16日夜7時)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によるとゆっくりとサイズダウン傾向となる予想。 



WSL公式サイト



photo: WSL Covered Images

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