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和井田理央がCS2連覇の快挙!『Ballito Pro』終了!

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PHOTO: © WSL/Pierre Tostee

現地時間7月10日、WSLコンテストで50年以上の古い歴史を持つ南アフリカ・バリートを舞台としたCS(チャレンジャー・シリーズ)の第3戦『Ballito Pro』が終了!

ファイナルデイはバックアップ会場のバザーズビーチ、公式3-4ftレンジの風の影響が入ったコンディション。
メンズはSF、ウィメンズはQFから始まり、全ヒート白熱した戦いの末にメンズは和井田理央がCS2連覇を達成しました!



エアーで制した和井田理央

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(勝負の決め手となったエアーリバース)
PHOTO: © WSL/Pierre Tostee

オーストラリア・マンリーでのCS第2戦『GWM Sydney Surf Pro』で優勝。
レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)に続くランキング2位につけていた和井田理央(IND)は南アフリカに舞台を変えても勢いは衰えず。バリートのビーチブレイクはエアーを得意とする彼のスタイルに完全にマッチしており、SFでは元CT選手のキアヌ・アシング(HAW)、ファイナルではダークホースのガシアン・ドライエ(FRA)を倒して優勝。

和井田はファイナル序盤で手堅くターンで7.50を出して、すぐに数少ないチューブをメイクして5.17。
ミスが続いたガシアンにプレッシャーを与えていました。開始15分でガシアンはエアーで5.57を返すものの、和井田はエアーリバースをメイクして8ポイント。
ガシアンをニード9.93に追い込み、そのまま圧勝でシーズン2度目の優勝を決めていました。

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(2戦連続のビーチ凱旋!おめでとう!)
PHOTO: © WSL/Alan van Gysen

「CS連覇なんて嘘みたい。バリートはとても美しい場所で、親切な人ばかりさ。今日は観客も多く、ビーチを歩くのも大変だったよ。みんなの応援に本当に感謝している。またこの場所に戻って来れるようにと望んでいる」

和井田の2022年シーズンはCS2連覇に加え、G-LnadでのCTワイルドカード、バリでのQS優勝やクルイでの3位など輝かしい成績がすでに積み重なっています。
CSランキングもトップに立ち、来年のCT入りもほぼ確実と言われています。

「インドネシアを代表するサーファーになれて本当に嬉しい。この国のサーファーがCT入りすることは無かったけど、自分が入ってインドネシにいる全てのサーファーに可能性があるってことを証明したい。このために一生懸命努力してきたんだ。早く帰国してみんなに会いたい」

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(ガシアン・ドライエ)
PHOTO: © WSL/Pierre Tostee

なお、オーストラリアレッグの2戦を一コケしていたガシアンは今回の2位で一気に9位とクオリファイ圏内にランクイン。
それだけファイナルに進むということは重要であり、逆に考えれば日本人選手を含め、全ての選手にまだ十分なチャンスが残されているということです。

今回、日本人選手の最高位はRound of 16まで進出した脇田泰地、稲葉玲王の9位が最高位。
ランキングでは脇田泰地の31位が最高位、ウィメンズでは前田マヒナの20位が最高位です。

モリー・ピックラムが返り咲きに近づく

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(モリー・ピックラム)
PHOTO: © WSL/Pierre Tostee

ウィメンズサイドは2022年CTルーキーながらミッドシーズンカットでCS落ちしたモリー・ピックラム(AUS)と2021年にCSを脱落したメイシー・キャラハン(AUS)、共にNSW州のアヴォカビーチ出身の選手がファイナルに残っていました。

同郷同士のファイナルはまずはレフトの波にバックハンドで5.00、5.67を出したメイシーがリード。
モリーは狙いをライトに変えて5.83とヒートのハイスコアを更新しますが、メイシーが再びバックハンドで更に良いライド、6.50を出して終盤にリードを広げます。
残り時間4分、モリーは上手くプライオリティを手に入れ、終了間際にそれを有効利用して6.57を出して逆転に成功しました。

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(モリー・ピックラム)
PHOTO: © WSL/Pierre Tostee

「最高よ!このイベントでは挑戦する過程を楽しむことに徹したの。マンリーでは楽しめなかったけど、今回はサーフィンの調子が良く、ハッピーな気持ちで挑むことが出来た。メイシーには脱帽よ。彼女はヒート中、ずっと挑み続け、チャンスを見つけるのに苦労したわ。私達は同じ街の出身なの。だから、二人でファイナルを戦って得た優勝は本当に特別よ」

ミッドシーズンカットでCS落ちしたとはいえ、ゴールドコーストでの開幕戦で2位、今回優勝と安定した強さで2023年は再びCTに戻るであろうモリー。
ランキングでも4位から2位に浮上して残り5イベントを戦います。

なお、今回2位のメイシーはクオリファイ圏内の5位にアップ。
その他、3位に入ったブロンテ・マコーレー(AUS)が14位から一気に6位にアップ、同く3位だったケイトリン・シマーズ(USA)はトップの座を固めています。





次の第4戦『VANS US Open of Surfing』は7月30日〜8月7日にカリフォルニアのハンティントンビーチで開催。
ロングボードツアーの第2戦『VANS Duct Tape Invitational』も併催されます。

CS第3戦『Ballito Pro』結果
1位 和井田理央(IND)
2位 ガシアン・ドライエ(FRA)
3位 キアヌ・アシング(HAW)、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)
5位 アレホ・ムニーツ(BRA)、マテウス・ハーディ(BRA)、ジェイコブ・ウィルコック(AUS)、フレデリコ・モライス(PRT)

ウィメンズ
1位 モリー・ピックラム(AUS)
2位 メイシー・キャラハン(AUS) 
3位 ブロンテ・マコーレー(AUS)、ケイトリン・シマーズ(USA)
5位 ゾーイ・マクドゥーガル(HAW)、アリッサ・スペンサー(USA)、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)、レイチェル・プレスティ(DEU)

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

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