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JPSA特別戦『さわかみ チャレンジシリーズ 鴨川』ロングボード終了!

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10月12日〜16日に鴨川マルキでJPSA特別戦『さわかみ チャレンジシリーズ 鴨川』が開催。
台風14号のウネリが残る中、10月12日にロングボードから開幕して13日に終了しました。

今イベントは昨年の成績によるシード権を使用せずに全ての選手がR1から戦うガチ勝負。
それでも強い選手は強く、逆に1年のコンテストのブランクを取り戻すのには丁度良いフォーマットだったようです。

初日



10月12日の初日、カタ〜頭サイズのワイド気味のブレイク中心ながら、プロには申し分ないグッドコンディション。
左側からのレフトの波が中心の中、2019年に4戦中3勝という圧倒的な成績で最終戦を待たずに18歳にして初のグランドチャンピオンに輝いた井上鷹。
2017年、2018年のグランドチャンピオン、浜瀬海などがラウンドアップ。

女子は2019年に4度目のグランドチャンピオン獲得に成功した吉川広夏、2度のグランドチャンピオン、田岡なつみの二人がバックハンドで華麗なノーズライドを披露して最終日に繋げていました。

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(浜瀬海)

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(井上鷹)

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(吉川広夏)

最終日

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(最終日の早朝)

10月13日の最終日は1サイズダウン。
東よりのオンショアも吹き込み、更に午後は潮が上げてバックウォッシュも入り、難しいコンディション。
セット間隔も長く、少しのミスも許されない展開でした。

QFではその波数の少なさが影響して浜瀬海が8.00をスコアした塚本将也に追い込まれ、後半にチャンスを与えられずに敗退。
このラウンドではベテランの秋本祥平が若い西崎公彦と対戦、やはり波数の少なさに涙を吞む場面も...。

そんな中、ファイナルに残ったのは塚本将也と井上鷹。
21歳と19歳の勝負。

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(井上鷹)

両者ともに5ポイント台をマークして接戦の中、プライオリティを持っていた塚本将也に対して井上鷹が同じ波にテイクオフしてしまい、インターフェアを犯してしまうことに...。
その後、塚本将也は確実にスコアを伸ばした一方、井上鷹はフィンファーストにハング10、ハングヒールとクラシカルなスタイルで対抗。
7.00とスコアは出ましたが、インターフェアででの減点が大きく、塚本将也が2017年のバリ島以来の優勝を決めました。

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(塚本将也)
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(塚本将也)

女子は二強の勝負


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(田岡なつみ)

女子は番狂わせなく、吉川広夏、田岡なつみがファイナル進出。
ヒートはレフト、ライトとリズミカルに波をつかみ、5ポイント台を重ねた田岡なつみがリード。
後半、終了間際にハング10を決めた吉川広夏が6.25を出して逆転に成功。
2019年の福島以来の優勝を手に入れていました。

なお、特別戦とはいえ、2020年からJPSAロングボードのジャッジクライテリアが変わり、2019年にツアーディレクターに就任したデヴォン・ハワードのWSLジャッジクライテリアに近づいた今イベント。
ロングボードならではのクラシックなライディングがスコアに結び付き、「スピード・パワー・フロー」も重要に。

このジャッジクライテリアの変更もあってか、優勝した塚本将也、吉川広夏、田岡なつみ、ベテランの秋本祥平などはシングルフィンを使用。
井上鷹、森大騎などの若い選手はスラスターを使用していましたが、世界的な流れを考慮すると今後は更にシングルフィンを使用する選手が増えてきそうです。

なお、10月14日〜16日の3日間はショートボードが開催。
ライブ中継はABEMAで配信されます。

ABEMA

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(吉川広夏)

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(吉川広夏)

JPSA特別戦『さわかみ チャレンジシリーズ 鴨川』結果
ロングボード男子
1位 塚本将也
2位 井上鷹
3位 西崎公彦、鈴木剛

ロングボード女子
1位 吉川広夏
2位 田岡なつみ
3位 松本望希、大村結衣

JPSA公式サイト

photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)

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