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『2019 ISA World Surfing Games』2日目 CT選手が敗れるほどの大接戦!

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一致団結 日本代表’波乗りジャパン’
PHOTO: ISA / Sean Evans

9月8日、宮崎県木崎浜で開催中の『2019 ISA World Surfing Games』は2日目を迎え、初日よりサイズダウンの中、2ピークを使用してウィメンズR1のH19、H20からスタート。
一気にR3まで進行してR4を戦う16名が決定しました!

今イベントの特徴は20分1ヒートとWSLよりも短い時間。
マキシマムウェーブが多いためにプライオリティを使うよりも、波数を多く乗る作戦が功を奏する傾向。その中でもCT選手はライディングの質が違い、ブラジル代表のタティアナ・ウェストン・ウェブが前日のアメリカ代表のキャロライン・マークスのハイエストを塗り替える9.77。
キャロラインはトータルでは前日より高い17.23のハイエストヒートスコアをマーク。
その他、オーストラリア代表のニッキ・ヴァン・ダイクが9ポイント台、アメリカ代表ののカリッサ・ムーアが17.06のヒートスコアを出して目立っていました。

日本代表’波乗りジャパン’

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前田マヒナ&波乗りジャパン
PHOTO: ISA / Ben Reed

初日のR1では、松田詩野、脇田紗良が快調に1位通過。
この日登場した前田マヒナもエクアドル代表などを相手にトータル12.67で1位通過。

続くR2でも松田詩野、脇田紗良、前田マヒナが3名揃って1位通過。
脇田紗良は2019年CTルーキーのブリッサ・ヘネシー(CRC)、前田マヒナは2018年のワールドジュニアのタイトルを獲得したフランス代表のヴァヒネ・フィエッロを抑えての勝利。

R3になると更に強豪が揃い、脇田紗良はアメリカ代表のキャロライン・マークスなどのヒートに重なり、4位で敗者復活戦のリパチャージR4行き。

松田詩野はオーストラリア代表のニッキ・ヴァン・ダイクを従えて1位通過、前田マヒナはブラジル代表のタティアナ・ウェストン・ウェブと共に2位でR4へ。このヒートはアメリカ代表の強豪、コートニー・コンローグも入った接戦。大きな一勝でした。

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脇田紗良
PHOTO: ISA / Ben Reed

CT選手が敗れるほどの大接戦

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ハイエストスコアをマークしたタティアナ・ウェストン・ウェブ
PHOTO: ISA / Sean Evans

R4に残ったベスト16の内、CT選手は6名のみ。

▪️オーストラリア代表
ステファニー・ギルモア
ニッキ・ヴァン・ダイク

▪️ブラジル代表
タティアナ・ウェストン・ウェブ
シルヴァナ・リマ

▪️アメリカ代表
キャロライン・マークス

▪️コスタリカ代表
ブリッサ・ヘネシー

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ステファニー・ギルモア
ISA / Pablo Jimenez
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サリー・フィッツギボンズ
PHOTO: ISA / Ben Reed

その他、元CT選手では南アフリカ代表のビアンカ・ベイタンタグ、ペルー代表のソフィア・ムラノヴィッチ。
そこに松田詩野、前田マヒナが加わり、残りはオランダ代表、バルバトス代表、ペルー代表、ドイツ代表、イスラエル代表。
ISAならではの無名の選手も勝ち上がっています。

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ブリッサ・ヘネシー
ISA / Sean Evans

「2017年に日本のISAジュニアで優勝したので、ここに戻ってこれて本当に嬉しいわ。チームコスタリカの一員になれたことを凄い光栄に思う。ここにいる一人一人が自分の国、故郷を代表しているのを見るのは素晴らしい。2020年東京オリンピックに出場するチャンスがあるなんて特別よね。信じられないほど良い方向に向かっているこのスポーツの一員になれることを誇りに思うわ」

CTで唯一のコスタリカ出身の選手、ブリッサ・ヘネシーはR2で脇田紗良と同ヒートに重なり、2位通過。
R3では南アフリカ代表のビアンカ・ベイタンタグと共に2位通過。
2ヒート続けて僅差ながら、R4進出を決めています。

敗者復活戦のリパチャージ行きを強いられたCT選手はフランス代表のジョアン・ディファイ、アメリカ代表のコートニー・コンローグ、カリッサ・ムーア、オーストラリア代表でディフェンディングチャンピオンのサリー・フィッツギボンズ、ニュージーランド代表のペイジ・ハレブ。

カリッサ・ムーアのコメント

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ISA / Ben Reed

「アメリカ代表としてワールドサーフィンゲームスに参加することを凄い楽しみにしていたの。チームメイトのサポートがあるこの戦いは特別よ。昨日、55カ国が参加したパレード・オブ・ネイションズは素晴らしかった。今までサーフィンしていることすら知らなかった国もあったわ。私達が愛するサーフィンというスポーツが全てを結び付けることは素晴らしい。特に記録を更新した今年は女性にとって本当にエキサイティングなシーズンね。女性の新しいブームを見るのは本当に楽しいわ」

『2019 ISA World Surfing Games』はスリランカ、タイ、アメリカ領サモア、レバノンの初参加を含め、55カ国、240名が参加。
これは2017年フランス大会の47カ国を上回る最多記録であり、女性の割合も43%を占める103名と最多です。

コンテスト3日目の注目ヒート

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PHOTO: ISA / Ben Reed

コンテスト3日目のファーストコールは朝7時30分。
8時にヒート開始予定。
ウィメンズのリパチャージとR4、R5が進行予定。

脇田紗良はリパチャージR4H3でブラジル代表のタイナ・ヒンケルなどと対戦。

R4ではH1で松田詩野がペルー代表のソフィア・ムラノヴィッチ、南アフリカ代表のビアンカ・ベイタンタグなどと対戦。
前田マヒナはH3でブラジル代表のシルヴァナ・リマ、オーストラリア代表のステファニー・ギルモアなどと対戦。

なお、メンズは9月10日からスタート予定。
アメリカ代表のケリー・スレーターなどはまだ現地入りしていない模様。
MC席にゲストで登場したDef TechのMicroも「まだケリー来てないんだろう?」とケリーにメッセージを送っていました。

パスポート紛失という大騒動がニュースになったブラジル代表のイタロ・フェレイラ然り、明日以降はトップスターの動向にも注目です。

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『2019 ISA World Surfing Games』

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