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CT第8戦『Surf Ranch Pro』3日目 ファイナリストが決定!

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PHOTO: © WSL/Cestari

ウェーブプールの利点を活かし、僅か4日間で行われるCT第8戦『Surf Ranch Pro』は現地時間9月8日の土曜日に予選ラウンドの最終ランとなるRun3が行われ、ファイナルラウンドに進む8名、ウィメンズは4名が決定。

前日、Run1、Run2終了時点でトップだったガブリエル・メディナ(BRA)はRun3で狙い過ぎてスコアを伸ばせず。
しかし、Run1のレフトで出した9.30のハイエストスコアを更新した選手はいなく、トータル17.70でトップをキープ。

2位以下は変動があり、Run3のレフト、ライト共にハイスコアを更新したジュリアン・ウィルソン(AUS)が6位から2位に浮上。スコアもガブリエルに迫る17.27まで伸ばしていました。
五十嵐カノア(JPN・写真下)はレフトのハイスコアを伸ばしたものの、3位にダウン。

初日のトップから2日目に9位まで転落していたケリー・スレーター(USA・写真最上部)はレフトのハイスコアを7.27まで伸ばして6位に浮上。
オーナーの面目を保ち、ファイナルラウンド進出を決めました。
その他、リプレイスメントのミゲル・プーポ(BRA)、セバスチャン・ズィーツ(HAW)が7位と8位に浮上した一方、ジョーディ・スミス(ZAF)、イタロ・フェレイラ(BRA)は11位と13位までランキングを下げてしまい、予選ラウンド敗退に...。

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PHOTO: © WSL/Cestari

「昨日は大分ランキングを下げてしまい、嫌な感じだったよ。トップ8から脱落した後、違うプレッシャーがかかったね。レフトの波で6.40以上を出すのは難しくないけど、プレッシャーで失敗してしまう可能性もあった。やはり、ガブリエルが明らかに良いね。彼は最初の2本の波だけで勝てた可能性がある。あとはフィリッペ。彼のライトの波を見る度に興奮するよ。メディナの場合はそれがレフト、ライトの両サイドであるけどね」

ファイナルラウンド進出の決め手となったケリーのRun3のレフトのライディングは、ファーストセクションでの果てしなく続くようなオープンフェイスでのターンからスムースにインサイドのバレルセクションをメイク。派手さはなかったものの、この波を知り尽くしている完璧な動き。
予選ラウンドは6位。それ以上の結果を求めるのであればリスキーなエアリアルが必要。
約10年を費やした自分の城で開催される初のCT。ファイナルラウンドでケリーがどんなアプローチをするのか、世界中のファンが注目しています。

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PHOTO: © WSL/Cestari

スポンサーのHURLEYライダーによるトライアルで優勝してワイルドカードを得た大原洋人(JPN・写真上)はRun3でレフトのベストコスアを更新したものの、6ポイント台止まり。
36人中30位という結果に終わっています。

【予選ラウンド トップ8】
1 ガブリエル・メディナ(BRA) 17.70
2 ジュリアン・ウィルソン(AUS) 17.27
3 五十嵐カノア(JPN) 16.83
3 オーウェン・ライト(AUS) 15.56
4 フィリッペ・トレド(BRA) 16.64
5 オーウェン・ライト(AUS) 16.13
6 ケリー・スレーター(USA) 15.77
7 ミゲル・プーポ(BRA) 15.56
8 セバスチャン・ズィーツ(HAW) 15.50

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PHOTO: © WSL/Cestari

ウィメンズは前日のカリッサ・ムーア(HAW)、 レイキー・ピーターソン(USA)、キャロライン・マークス(USA)、ステファニー・ギルモア(AUS・写真上)のトップ4が不動。
5位以下はベストスコアを塗り替えた選手が大半でしたが、4名がファイナルラウンド進出。

「ここは新しい舞台だから、自分の技量に自信を持って戦わなければいけないわ。全ての選手が凄いサーフィンをする中、ファイナルに進めて嬉しい。ファイナルに進めば最低でも3位。素晴らしい結果だわ。ワールドタイトルの回数は気にしないようにしている。自分のキャリアとして考えず、ただサーフィンすることに集中するのが好きなの。ワールドタイトルレースについては誰もが話題にするけど、変に巻き込まれないようにしないとね」

7戦中3勝、残りの4戦も全てQF以上と圧倒的な成績でレイン・ビーチェリーの7回のワールドタイトルレコードに近づいているステファニー。
予選ラウンドではライトのロングバレルでウィメンズのハイエストスコア9.23をマーク。
「サーフランチ」のバレルに関してはメンズに引けを取らないスキルを持っています。

なお、この日はチッパ・ウィルソン、アルビー・レイヤーなどを招いた『Air Show Expression Session』が予選ラウンド終了後に開催されましたが、ライブ中継は無し。
前日の世界トップのロングボーダーによる『Longboard Expression Session』と共に今後の動画公開を期待しましょう。

【予選ラウンド トップ4】
1 カリッサ・ムーア(HAW) 17.60
2 レイキー・ピーターソン(USA) 16.50
3 キャロライン・マークス(USA) 16.43
4 ステファニー・ギルモア(AUS) 16.26

コンテスト最終日は現地時間9月9日朝9時(日本時間9月10日深夜1時)からファイナルラウンドが行われます。
ファイナルラウンドはレフト、ライト共に各選手3回のランが行われ、それぞれのベストスコアのトータルで争われます。

フォーマットや選手毎の詳細スケジュールは以下で。
Surf Ranch Pro: Format + Schedule

8:00AM Shuttles from GA Parking Lots Begin; VIP Parking Lot Opens
8:30AM Gates Open
9:00AM-10:36AM Run 1, 4 Women / 8 Men
10:36–11:30AM Break
11:30AM–1:06PM Run 2, 4 Women / 8 Men
1:06–2:50PM Run 3, 4 Women / 8 Men
3:20PM Closing Ceremonies
Concessions Hours: 8:30am-2:00pm

『Surf Ranch Pro』公式サイト

WSL公式サイト

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