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和歌山県に新たなサーフィンエリアが誕生。「天満の浜」のサーフィンリーフとは


アクセスの良さから関西圏のサーファーにこよなく愛されるサーフポイントといえば、磯ノ浦。その磯ノ浦を有する和歌山県の640Kmにも及ぶ海岸線には、サーフィンが可能なビーチは数箇所しかなく、それ以外はほとんどがリーフのポイント。海に囲まれながらも、残念ながらサーフィン可能な場所が少ないという実情です。

そこで、和歌山県サーフィン連盟、南紀サーフィンクラブといった各団体の長きに渡る活動により、那智勝浦海水浴場に隣接する「天満の浜」というビーチにサーフィンリーフを施工することが決定しました!

サーフィンリーフとは、サーフィンに適した波をブレイクさせるために設計された人工リーフで、「天満の浜」の環境に配慮した自然岩を利用するとのこと。
沖合い100m・水深8mの地点からリーフはスタート。波のピークとなる沖合い50m・水深4mの地点でU字型に孤を描いたバンクにウネリが反応し、波がブレイクするという想定。
このサーフィンリーフの投入により、新たなサーフィンエリアが誕生し、サーフィンを通した地元の活性化、新しい文化の発信、新しい町作りへの貢献などが期待されています。



全国で初めての試みなだけにどういう結果になるかが興味深いサーフィンリーフの施工スケジュールですが、今年秋に着工し、来春にはOPENする予定とのこと。

砂浜の浸食や無意味な消波ブロックの投入が日本全国で問題になっている中、美しい海岸を保ちながらサーフィンの活性化が期待されるこのプロジェクト。今後全国的に同様の活動が目立ってくるかもしれません。ぜひ注目しましょう。

サーフィンリーフに関するお問合せ
http://wsa.e-wakayama.net/ (サイト休止中)

★2007年11月30日追記
その後、初の試みとして期待されていた「天満の浜」のサーフィンリーフですが、和歌山県サーフィン連盟、南紀サーフィンクラブといった各団体と、近隣地元住民の方々との話し合いにより、施工工事は延期となりました。
詳しくは以下をご確認ください。

和歌山「天満の浜」のサーフィンリーフ施工工事が延期に


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■和歌山「天満の浜」のサーフィンリーフ施工工事が延期に
和歌山県サーフィン連盟、南紀サーフィンクラブ等の各団体と、近隣地元住民との話し合いにより工事延期が決定。
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