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WCT第5戦「ビラボンプロ」途中経過!

WCT第5戦「ビラボンプロ」は、一日のウェイティングを経て現地時間の7月15日に再開。
早朝のJ-BAYは1-2ftの小波でGOサインが出なかったが、お昼頃には3ftのウネリが入るようになり、Round3のH10 、クリス・ワード(USA) VS フレッド・パターチア(HAW)からスタート。Round3のH14までの5ヒートを消化した。

この日の勝負の分かれ目は波の選択。波数が少なく、セット以外は距離が出ないため、良い波を掴んだ選手が勝ち上がるというパターンが多かった。

そして、この日の主役はRound3のH13に登場した8Xのケリー・スレーター(USA)だろう。対戦相手はオージーのルーキー、ルーク・ムンロ。ケリーとルークは大の仲良しで、ルークの地元ゴールドコーストでのイベント時はケリーがルークの自宅に宿泊することもあるということ。このヒート前日も、一緒に夕食を楽しんだというコメントがあった。
しかし、コンテストが始まれば、そんなことは関係ないようで、ケリーはまずヒート開始6分後にセットを掴み、大きなファーストターンからショートながらチューブをメイクし、ケリーお得意のテールを抜いたスナップバックで8ptをスコア。
その直後にルークはスピードに乗ったライディングをするが、5.83ptとポイントは延びず。
ケリーは残り3分でビックスナップを含めたロングライディングを決め、9ptのダメ押しで容赦なくルークを叩きのめした。ルークも良いライディングはしていたが、最近のジャッジクライテリアではケリーの方にスコアが傾いてしまうのだろう。一つ一つのターンの大きさ、延び、スピードが重要だということ。ケリーとルークのライディングを比べると明らかに差があった。

今シーズンのケリーは第1戦のゴールドコーストで3位に食い込むものの、その後は5位と9位が2回で現在のレイティングは6位とケリーにしては低迷している。すでに引退説まで噂されているが、前のヒートでのコメントでは、「今年は今までみたいな集中力が無かったんだ。遠回りしたけど、これからは頑張るよ。J-BAYにこれてハッピーだしね。」とこのイベントや、後半戦にかける意気込みを語っていた。
ケリーは次のRound4でルーク・ステッドマン(AUS)と戦う。

また、波の選択でいい結果を出したのが、現在WCTレイティング17位のボビーこと、ボビー・マルティネス(USA)。ツアーのベテラン、ミック・ロウを相手に冷静に良い波をチョイスし、8.67ptを含む15.84ptでこのヒートを制した。
「どうして、去年はあんなに上手くいって、今年はこんな調子なのか分からないけど、こうなるべくしてなっているってところだろうね。」とボビー。「今年は何もかも違うんだ。眠れない夜があったり、ストレスでいらいらしたり...。夢にも出てくるよ。来年も絶対にこのツアーにいたいから。ツアーを早く終わりにしたくないから、ベストを尽くすよ。確かに昨年とは違うし、厳しいよね。全てが勉強だよ。」
ボビーは、昨年のWCTでルーキーながら5位という見事なデビューを果たし、今年も注目されていたが、今のところのレイティングは17位。このコメントから察すると、凄いプレッシャーを感じているのでしょう。
次の対戦相手は現在のレイティングが17位と同位のディーン・モリソン(AUS)。

その他、H10ではフレッド・パターチアが、クリス・ワード(USA)を。H12ではディーン・モリソン(AUS)が、ベルナルド・ミランダ(BRA)を。この日の最終ヒートとなったH14ではルーク・ステッドマン(AUS)が、同じオージーのミック・キャンベルを相手にそれぞれ勝利し、次のRound4にコマを進めている。

なお、次のスウェルは現地時間の18日水曜日に入ると予想されている。波次第では一日のスケージュールでファイナルまで終えてしまう可能性があり、国別対抗の「Foster’s Surf Showdown」も控えているので、要チェック!

http://www.billabongpro.com/

photo: ASP Covered Images

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