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WCT第6戦ビラボンプロ・Jベイ結果!


南アフリカのジェフリーズ・ベイ(Jベイ)で開催されていたWCT第6戦ビラボン・プロはケリー・スレーターとアンディ・アイアンズがファイナルで対戦、6フィートプラスというコンディションで20点満点中16.83対16.56という僅差でケリーが優勝し幕を閉じました。
この結果によりツアーレイティングはケリーがトップ(5342ポイント)、2位はアンディ(4596ポイント)、3位トレント・ムンロー(4286ポイント)、4位ミック・ファニング(4230ポイント)となっています。

■ケリー、終了間際で大逆転
この2人がマン・オン・マンファイナルで対戦するのは初めてのことで、ビーチのギャラリーとオンライン中継で観戦していた人々は30分間の驚異的なバトルの目撃者となりました。アンディは序盤にサイズのある波でのパワフルなレールターンで8.33ポイントを獲得。これによりケリーにプレッシャーを与えました。
ケリーは今大会で特に目立っておりRound4でジェイク・パターソンを19.30で下し、クォーター・ファイナルではビード・ダービッジに19.50(満点の10ポイントライドを含む)という驚異的なポイントで勝利していましたが、ファイナルでは終了間際までアンディにリードを許していました。
ケリーは奇跡的に現われた波のクリティカル・セクションで攻撃的な5つのタイトなラウンド・ターンを決めました。


ケリーがアンディに勝つためには9.23ポイントが必要とヒート終了のホーンのあとアナウンスされ、アンディが勝利を確信していた時発表されたスコアは9.50。ケリーは腕を高々と挙げ、ギャラリーからは大歓声が上がりました。
「あんなに追い詰められたファイナルは初めてだったよ。アンディはホントにすごいよ。今だってアンディに勝てたとは思ってないよ。ちょっと仕返しをしただけさ。」とトロフィーを手にケリーは話していました。
「テイクオフをした時、みんなの声が聞こえていたよ。これに行くしかないって思ってたんだ。最後のフローターでは下に降りたときにレイバックしてスープでこらえたんだけど、ジャッジに見えてたのかどうかわからないね。あの時にスペシャルな波を掴むことができたのは最高だったよ。」

ツアー後半に入り、ケリーは今年のワールドタイトル獲得に照準を合わせています。
「今年は5勝か6勝はしたいね。今はそれに向かっているし、もう一勝できればより良いポジションにいけるからね。」


■アンディはツアーレイティング2位に浮上
一方アンディは今回の逆転劇に肩を落としていますが、今年のワールドタイトル獲得のチャンスは現在もしっかりと確保しています。
「まいったね。カウントダウンのときにはビーチにいて、来た波を見て神様に祈ってたよ。」
アンディは終了間際の波で8.23を獲得し、ケリーに勝てると希望を持っていました。
「僕がラストの波にもし行ってなかったらケリーはあのスコアを出してなかっただろうね。でも僕は行った。そこで彼は我慢強く待ってたんだよね。6度もワールドタイトルを獲ってるんだから、あれはまぐれではないよ。ケリーはホントに良いコンペティターで、絶対に倒さないといけない相手だね。」とアンディ。

■地元グレッグ・エムズリー、大健闘の3位
ティム・レイズにとって今回の3位はこれまでで最高の結果となりました。
「今までで最高の結果を出せて、興奮しているよ。ここに来れたこと、ここでサーフィンできたことはホントにハッピーだよ。小さい頃から夢見てたことだからね。ケリーに負けてしまっても楽しかったよ。大好きなサーファーだから彼には優勝してほしかったんだ。」

同じく3位の地元のグレッグ・エムズリーにとってもこの結果はこれまでで最高のものでした。ギャラリーのサポートもあり、セミ・ファイナルに勝ち上がるまでにテイラー・ノックスやジョエル・パーキンソンと対戦、勝利を収めてきました。
「楽しいヒートだったけど、アイアンマンの大会かと思うほどハードなコンディションだったよ。この結果にはとっても満足してる。今回、たくさんのことを学べたから次回に生かしたいね。」

次の大会は8月31日から9月7日の予定。いよいよ日本、千葉でのクイックシルバー・プロです!こちらにつきましても情報が入り次第お伝えしていく予定です。お楽しみに!

WCT第6戦ビラボン・プロ Jベイ結果
1位 ケリー・スレーター(USA)
2位 アンディ・アイアンズ(HAW)
3位 ティム・レイズ(USA)、グレッグ・エムズリー(ZAF)
5位 ルーク・ステッドマン(AUS)、ビード・ダービッジ(AUS)、ラオニ・モンテイロ(BRA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)

photo: ASPTostee

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