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『Hurley Australian Open』ウィメンズはトップシードが圧倒!



メンズ&ウィメンズのQS6,000を始め、プロジュニアのメンズ・ウィメンズ。その他にもカリフォルニア・ハンティントンビーチでの『US Open』をモデルにしてライブ、スケートボードなどが併催されているオーストラリアの真夏の祭典『Hurley Australian Open』は連日スケジュールが進行。
現地時間2月12日にはメンズ&ウィメンズ共にQSのR3が終了。週末のクライマックスに向けて共に24名のサーファーに絞られてきました。

公式3ftプラスの東よりのウネリに風の影響が強まる一方となった舞台のマンリービーチ。トリッキーなコンディションの中でも強い選手は強く、ミック・ファニング(AUS)、ビード・ダービッジ(AUS)、エイドリアン・バッカン(AUS)、フレッド・パターチア(HAW)、コロヘ・アンディーノ(AUS)などのトップ34のメンバーがスコアを伸ばしてR4へ。
他にもアレホ・ムニーツ(写真下)を筆頭にビーチブレイクに強いブラジリアンや、R2でミックを従えてトップ通過したマテイア・ヒクイリー(PYF)などの若手がエアリアルを武器に勝ち上がった一方、日本人で唯一R3に残っていた仲村拓久未はファーストヒートで4位敗退に...。



ウィメンズの方は、昨年6Xを達成したステファニー・ギルモア(AUS・写真下)を始め、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、タイラー・ライト(AUS)、ディフェンディングチャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW・写真最上部)、マリア・マニュアル(HAW)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)などメンズよりも豪華な顔ぶれが揃い、悪条件での実力差が浮き彫りに。
世界のトップ17のサーフィンはまとまり無いビーチブレイクが良い波に見えてくる程で、特に9ポイント台をスコアしたサリー、ニッキ、カリッサは他を圧倒。

「マンリーでのコンペティションをみんな楽しんでいるわ。オーストラリアサーフィンの歴史で象徴的なサーフスポットだし、大観衆の前でサーフィンするのは嬉しいことよ」とサリー。

マンリーは大きく3つのポイントに分かれ、更に少し離れた岬にはリーフブレイクもあり、海岸沿いにホテルやお店が建ち並んだ賑やかなリゾート地。
最も人気のあるスポーツはサーフィンであり、休日ともなればラインナップは老若男女で賑わい、バートン・リンチやリッチー・ラベット、ダイアン・ネイブなどCTサーファーも輩出したシドニー近郊では有数のサーフタウンでもあります。
大都市シドニーからのアクセスも良く、この日も多くのギャラリーが思い思いのスタイルでイベントを楽しんでいました。

また、マンリーから北上して一つ目のビーチ、フレッシュウォーターは「近代サーフィンの父」と呼ばれているハワイの英雄、デューク・カハナモクがサーフィンを伝えた場所。今年は100周年記念として100年前にデュークが披露したようなハワイアンによるエキビジョンの他、プロによるサーフィンレッスンや、その他沢山のイベントが開催。

こじんまりしたフレッシュウォーターに開放的なマンリービーチ、車で足を運べば他にもカールカール、ディーワイ、ナラビーンなどクオリティの高いスポットが多数あり、オーストラリアサーフィンの歴史を支えてきたコーストラインと言えます。



サリー、ニッキ、カリッサに比べると今日の波に手こずっていたステファニーでしたが、6.33を含むトータル12.00で1位通過。

「ちょっと危なかったし、ベストのパフォーマンスが出来たとは言えなかったけど、最初のヒートはそんなものよ。ここで負けずに次のヒートに進めて良かったわ。数ヶ月のホリデーモードからコンペティションモードに切る替えるのは難しい。でも、楽しんでいるわよ。素晴らしいギャラリーと共にイベントを心からエンジョイしているわ」とパイプラインでのスペシャルヒートを除くとマウイ島以来となるヒートを戦ったステファニーは笑顔で話していました。

そのステファニーとR4で戦うことになったのは、庵原美穂。
トップ17のディミティ・ストイルを上回り、2位でR3を通過。
2011年から3年連続JPSAのグランドチャンピオンに輝いている彼女ですが、更に上を目指して海外のイベントにも積極的に参加。今イベントではファーストヒートからキレのあるライディングを披露してMCも絶賛しています。

メンズでは日本人選手が全て敗退し、ウィメンズでも残るは彼女のみ。
ライブ中継を通して日本から熱いエールを送りましょう!



なお、前日に終了したプロジュニアは五十嵐カノア(写真上)とウィメンズはイザベラ・ニコルスが優勝。
カリフォルニア在住ながら日本人の両親を持つ五十嵐カノアは北米以外で初優勝。
まだ17歳の彼の今後の活躍にも注目です。

『Hurley Australian Open』公式サイト



photo: WSL Covered Images

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