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『J Bay Open』2日目はグーフィーフッターが活躍!

 

現地時間7月10日に開幕したASPワールドツアー第6戦『J Bay Open』は一日のレイデイを経て12日に再開。
公式3-5ftレンジのクリーンな「J-bay」の「Supertubes」でR2の残り8ヒートを消化。
日没まで時間は十分にあったものの、波数が減ったことや、今後の予想を考慮してR3は翌日以降に持ち越しになりました。

この日活躍が目立っていたのは、「J-bay」での歴史を振り返っても不利と言われているグーフィーフッター。
まずはオープニングヒートでウィルコことマット・ウィルキンソン(AUS・写真下)が大きなビッグターンをメイクし、8.93をマーク。トータル15.93でビード・ダービッジ(AUS)を下し、ラウンドアップ。

「完璧な場所から波に乗ることが出来た。全てのセクションでしっかりとターンすることが出来ればヒート後半に有利になるようなハイスコアが出ると思ったよ。その通りになり、とても良い気分さ」とウィルコ。

アラームのセットを忘れてヒート直前に起床したウィルコ。「電話のアラームがオフになっていて目覚めたのはヒートが始まる15分前。最初は寒くて手間取ったけど、ウォームアップ後は調子が良くなったよ」と話していた通り、ヒート中盤からはエンジンがかかり、今シーズン2度目となるR3進出を手に入れていました。

先週末に終了したプライム『Mr Price Pro Ballito』で2位に入り、快適に南アフリカを過ごしているウィルコ。
今シーズンまだ成し遂げていないR3突破を果たせるか?次の対戦相手はキング・ケリー・スレーター(USA)です。

 

ウィルコの8.93を上回るスコアを叩き出したのは、同じグーフィーフッターで母国でのイベント開催にモチベーションが上がっているトラビス・ロギー(ZAF)と対戦したフレッド・パターチア(HAW・写真最上部)でした。

ヒートが開始して間もなく、大きめのセットを手に入れたフレッドは3つのビッグターンから最後はバレルも綺麗にメイク。
このライディングに9.93がコールされ、後半に8.00のバックアップスコアを重ね、トラビスをコンビネーションに追い込んで勝利。
トータル17.93は初日にパーフェクト10を含む19.80のハイエストヒートスコアをマークしたジョーディ・スミス(ZAF)の次に高い数字。

「沖からのウネリを見てこれは良い波になるだろうなと思ったよ。メイクは難しいと感じたフォームボールを抜けることが出来た。完璧なジェフリーズベイの波だったね。9.93はクールだけど、オレは10の方がもっと好きさ(笑)」と9.93をスコアした波を振り返ったフレッド。

誰もが経験することですが、開催国の選手と対戦することは精神的にもプレッシャーがかかることになります。その件については、「海に入る前はファン達の前を通らなければならない。だから、南アフリカの選手と対戦する時は小さくなってしまうよ。でも、それが刺激に繋がるんだけどね」と話していました。

コンテストが始まる前、ジョン・ジョンと共に早朝のフリーサーフィンに向かったフレッド。年齢差やスタイルの違いはありますが、そこでインスピレーションが生まれたのかもしれません。
「R2はメイクするか、ここで終わるかのラウンド。オレにとっては慣れたラウンドだから、そんなにナーバスでは無かった。ここで相手を倒さなければ最下位。それだけは避けたかったよ」とフレッド。

今シーズンは9位が2回。最下位が2回。その他に13位が1回でランキングは19位。毎年リクオリファイのギリギリラインにいるフレッドにとって今回の1戦は正念場と言えます。

 

双子のダミアンがツアーから脱落し、自らも苦戦しているC.J・ホブグッド(USA・写真上)もラウンドアップを決めたグーフィーフッターの一人。
「ヒートに勝つのは2ヶ月振りさ。ヒートを勝つのはそれだけで自信に繋がるからプライムにも出場したんだけど、そこでも最初に負けてしまった...。かなり落ち込んだね。だから、今回は勝利のまま終了のホーンが鳴ってほっとしたよ」とベルズ戦でのR3以来のヒート勝利に安堵した様子。

35歳になったばかりのC.J。世界のトップサーファーであるのは不変ながら、それとコンテストでの勝敗は別の話。
ドリームツアーと呼ばれる夢の舞台には光と影があるのです。

今シーズンのルーキー並びに返り咲き組はその影の部分で苦しんでおり、ディオン・アトキンソン(AUS)、ミッチ・クルーズ(AUS)、ジャドソン・アンドレ(BRA)が敗退。
また、ツアー歴8年目にして最も厳しいシーズンを送っているジェレミー・フローレス(FRA)もR2で姿を消しています。 

 

その他、この日R2を通過したのはオーウェン・ライト(AUS)、アレホ・ムニーツ(BRA)、ミゲル・プーポ(BRA)、セバスチャン・ズィーツ(HAW)、エイドリアン・バッカン(AUS)
オーウェン、ミゲル、エイドリアンもグーフィーフッターです。

ネクストコールは現地時間7月13日の朝7時30分(日本時間同日午後2時30分)
13日はサイズダウンながら西よりのオフショアが持続。14日には新しい南南西ウネリが入り、前半は西よりのオフショアが吹く予報。
その後の予想から判断すると13日、14日の2日間でイベントは進行する可能性が高そうです。

ASP公式サイト



photo: ASP Covered Images

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