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サーフシンポジウムFrom茨城

先日、茨城は大洗でS.F.J(サーフライダース・ファウンデーション・ジャパン)主催のサーフシンポジウムが開催されました。大まかな内容は、阿字ケ浦の大きな変化を筆頭とした周辺の海岸浸食、将来の事など。

阿字ケ浦を知らない方の為に簡単な説明をすると、昔は茨城の中で最も有名なサーフPと言っても過言では無いほど素晴らしい波があり、多くのサーファーで賑わってました。同時に海水浴場としても有名で、海の目の前には宿泊施設・飲食店・サーフショップ等が沢山集まっており、茨城や周辺の県の人にとって大事な大事な海でした。
しかし、少し北側に建設された港と沖合いに長く延ばされた堤防の影響で、砂が大きく北側に移動してしまい、今では昔の面影が全く無い程の姿に...。行政側はこの対策として砂の移動を防ぐ為の堤防や、大量の砂を投入していますが、今回のシンポジウムで素人にも分かりやすい簡潔な説明をしてくれた専門家、清野聡子さん&宇多高明さんによると、これも一時的な事で海岸浸食は悪くなる一方との事でした。

当日はサーファー以外の方も参加しており、特にこの海を相手に生活をしている地元の人達にとって、阿字ケ浦の変化は死活問題と嘆いてました。そして、この阿字ケ浦の例は決して他人事では無く、すぐにでも貴方の通うお気に入りのサーフPが犠牲になりかねないのです。

じゃあ、どうすれば良いのか?

まず、環境問題に興味を持つ事から始めて下さい。今回のような環境問題に関しての集まりが近くで行われた際は是非足を運んで欲しいと思います。「環境問題なんて興味無いや〜」と言っている時点で、目先の事しか考えずに環境破壊をしている人達に近づいているのかもしれません。

残念ながら日本では環境問題に興味がある人と、全く興味が無い人の差が非常に大きいのが現実です。興味が無い人が多いからこそ、日本全国には何の疑問も無く開発が進んでいる海岸が多いのです。その証拠に日本では海岸をコンクリートで固める事が大きな産業になりつつあります。もちろん、そこで使われているお金は全て私達の税金です。既に日本の海岸線の50%以上は人工物で埋められている事を皆さんは御存じですか?このままだと、それが100%に近くなるのも遠い未来の話では無い気がします。

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