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『Reef Hawaiian Pro』サニーvsケリーの結果は?



今年で30周年を迎える『Vans Triple Crown of Surfing』のファーストイベント『Reef Hawaiian Pro』が現地時間11月15日に開幕し、3日連続でヒートが進行。
17日にはRound of 64の全てのヒート終了後、翌日のサイズダウンを見込んで日没前にRound of 32の2ヒートも消化していました。

総勢128名のサーファーが集まった今イベントにはケリー・スレーター(USA・写真下)を始めとしたトップ34のメンバーも多数エントリーしており、Round of 64ではケリーと過去にタイトル争いをしていたサニー・ガルシア(HAW)が同ヒートにクレジットされ、ビーチに集まった沢山のギャラリーの注目を集めていました。



このヒートはケリーが8.17を含むトータル14.60で1位通過。2位以下は接戦でしたが、サニーが5ポイント台を2本まとめて2位でラウンドアップを果たしていました。

「彼(サニー)は相変わらず気難しい人だけど、それが彼らしさだからね。彼は最初の波をキャッチしてラインナップに戻ってきてからプレッシャーをかけてくる。その中でスコアを出さないといけない...。サニーの負けん気の強さを知っているでしょ?彼はメンタリティーを利用してヒートを自分のペースに持っていくんだ。それは強固で変えようがなく、対戦相手には厄介なのさ」とサニーとの対戦を振り返ったケリー。





会場のハレイワ・アリイビーチパークはサイズダウン傾向の公式4ft。波が大きいほど冴えてくるサニー(写真上)のライディングには少し物足りないコンディションだったものの、先日の4スター『HIC Pro』で20年振りに優勝した勢いは止まらず、オッキーことマーク・オキルーポ(AUS)、トム・カレン(USA)、カイポ・ハキアス(HAW)とのスペシャルヒート『Clash of the Legends』でも勝利を収め、10,000USドルのボーナスを手に入れていました。

「ケリーは常に優勝出来る実力を持っている。その一方で誰もが彼に勝ちたいと強く思っているのさ。オレも彼を倒したい。それまでは負けられないね」とサニー。さらに「ケリーはいつも最強。こんなことオレの口から言いたくもないけど、彼がベストサーファーなのは間違いない。彼と長い間一緒に戦ってこれたことを誇りに感じているさ。サーフィン大使と呼べる素晴らしい偉業を成し遂げた彼が友人だってことに感謝したいよ」と良きライバルであり、友人でもあるケリーに対して彼らしいコメントを残していました。

ちなみにケリーとサニーは過去に16回戦っており、ケリーが11勝を上げていますが、トリプルクラウンの数ではサニーが6回。ケリーが2回とサニーが遥かに上回っています。
今年は久々にケリーもトリプルクラウンの全てのイベントにエントリーしているので、ワールドタイトルと同時にハワイ最高の名誉を狙ってくることでしょう。



この日は40代のケリー、サニーからすると子供(サニーはすでに孫もいます)でもおかしくない年齢のジョン・ジョン・フローレンス(HAW・写真最上部)、ガブリエル・メディナ(BRA・写真上)、コロヘ・アンディーノ(USA)、キアヌ・アシング(HAW)などの活躍も目立っていました。

特にガブリエルはまるで自国ブラジルのビーチブレイクを楽しむようにローテーションを連発して17.00のハイエストヒートスコアをマーク。
「トリプルクラウンを狙っているんだ。昨年は真剣に考えてなかったけど、今年はマジでいくよ。今はこれだけに集中している。今日のようなコンディションではレフトでのビッグエアーかな。出来るだけ技を大きくしてハイスコアを狙う。今回は上手くいったね」と話していたガブリエル。

昨年、彗星の如くツアーに現れたガブリエル。ハワイでの経験はまだ少ないものの、ヒート毎の吸収力は驚くべきものがあります。但し、ハワイで本当の実力を問われるのはエアリアルも通用しないようなビッグサイズでのサーフィン。
トリプルクラウンの3戦でガブリエルがどのように対応していくのか、注目しておきましょう。



ツアーを引退してからもスポット参戦でファン達を楽しませてくれているデーン・レイノルズ(USA・写真上)も今イベントを盛り上げている立役者の一人。
デーンのライディングは他の選手にも良い刺激を与え、ジョン・ジョンは前日にデーンが披露したネクストレベルの豪快なレイバックにインスパイアされて9.40のハイエストスコアをマーク。
ジョン・ジョンはヒート終了のインタビューで、「昨日のデーンのターンが気になってビデオでチェックしてみたんだ。感想は’クレイジー!’ここであんなターンをする人は初めて見たよ!」とコメント。

デーン、ジョン・ジョンがどんなライディングを見せたのかは公式サイトの「HEAT ANALYZER」で振り返ることが出来るので、チェックしてみて下さい。

なお、現地時間11月18日はレイデイがコール。ノースショアには21日後半から新しいノーススウェルが入り始める見込み。
残り一日でイベントがフィニッシュすることが可能なので、24日のウェイティングピリオドまでグッドコンディションを待つことが予想されます。

『Vans Triple Crown of Surfing』公式サイト

Day 3 Highlights - 2012 Reef Hawaiian Pro


photo: ASP Covered Images

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