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「飼い猫の大病」 - F+コラム

Text by つのだゆき、Photo by snowy

猫のユウマ君が14歳にして大病を患い、ちょっとバタついている。
まぁ、結論から言うと助からないわけで、猫に多い腸のリンパ腫で、外科的に取れればいいんだけど、腫瘍は血管とか腸とかたくさん巻き込んでいて、とてもじゃないけど切り取れない状況で、開腹してみたものの、なすすべなくそのまま閉じる、いわゆるインオペ。病理検査の結果次第では抗がん剤がよく効く場合もあって、効けば腫瘍は大幅に縮小するものの、完治は無いわけで、遅かれ早かれ死んじゃうって話で、まぁそういう状況の場合うちはQOL(クオリティ オブ ライフ)最優先で、常に安楽死も選択肢の中に入るという主義なので、痛いとか苦しいとかは無いようにしてあげたいと思っている。まぁ、14歳なんで何もなくても遅かれ早かれ死んじゃう年齢ではあるけど。

今のところ傷みはないようだし、食欲もあるし、ものすごく痩せてはいるけど4キロ台で、まぁ、もともと7キロ近かった大柄な猫なので、だいぶ痩せてはいるけど、開腹手術翌日から食べるし元気に動き回っているので、自由にさせている。
目の見えないヒカル君はユウマ兄ちゃんラブなので、普段通りずっとベタベタしている。

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ユウマ君は野良のミックスだけど、どこかで耳折れ遺伝子が入っている子なので、10歳過ぎぐらいから手足の関節とかがコブのようになってたり、背骨とかに変形の症状が出ている。骨軟骨異形成症という、スコティッシュフォールドとかマンチカンとかが遺伝的にほぼかかってしまう病気で、もちろん痛みを伴う関節の変形。最近1回で効果1か月持続みたいな痛み止めのソレンシアという注射が登場して、それは劇的に効くけど1回1万円もする高価なもの。でもソレンシアは効くな。明らかに動くようになるもの。とはいえ変形が治るというわけではないので、あくまで緩和療法だけど。スコの耳折れは可哀そうだから飼わないほうがいいよ。

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兄弟で耳の折れていない子は、まったく関節に異常がないので、やっぱり耳折れという時点でダメな遺伝子なんだろうな、と思う。
そんなわけで、獣医さんには毎月定期的行ってて、血液検査とかけっこう何度もやってたんだけど、手遅れになった。よく吐くし、ウンコもトイレ以外でしたりしてたし、挙句の果てに血が混ざってたりで、さすがにこれは普通ではないのでセカンドオピニオンを求めて他医院を受診、腫瘍が見つかった次第。
でも猫ってよく吐くし、変なところでウンコしたりするんですよ。猫飼ってる人ならわかってもらえる猫のゲロ祭り、うんこ祭り。うちは5匹もいるので、日常的に誰かがどこかでやらかしているので、犯人特定は難しいし、ユウマは痩せてはいるけど元気でよく食べる、というあたりで見逃したな。よく食べるけど痩せるって、やっぱり徹底的に調べないとダメなんだな。先代のトラちゃんも、うちで一番食べるのにどんどん痩せていって、とことん調べて甲状腺機能亢進症が発覚したけど、生き物って痩せるってやっぱりダメなんだろうな、と思う……だからと言って自分のデブに背中を向けようという、というわけでないですけど(笑)。

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