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「ジョンジョンのパワフルなレールワークは見事だった」- F+コラム

Text by つのだゆき

CT前半終了、マーガはジャック・ロビンソンとイザベラ・ニコルス。
どちらもこの試合前まではミッドシーズンのカットライン近くにいたのに、試合が終わったらトップ5、急上昇で状況激変。優勝の10000ポイントってでかいわ。

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ロボとイザベラ Photo by WSL / Matt Dunbar

サーフィンは圧倒的にジョンジョンだったと思うけどね。ジャック・ロビンソンも同じようなターンみせてたけど、滑らかさがまるで違って、膝ギリギリ持ってのあれ、みたいなことだけど、ジョンジョンのはまだまだ膝に余裕があって、レール押さえ込めてる感というか、コントロール感が全然違ったと思う。だけど、ピークがセミファイナルだったのかね。試合というのはどのラウンドも同じようにアップダウンなく最後まで行った人が勝つわけで、そういう意味ではジャックロボ、いつになく(笑)淡々とアップダウンなくやれてたと思う。ファイナルではマニューバーで8点、エアーで8点といろんなことをやってたのもいい方向に転んだのかもしれない。
それにしてもジョンジョンのパワフルなレールワークは見事だったな。超攻めてたと思うし。イーサン・ユーイングも印象的なレールワークではあったけど、ジョンジョンと比べるとレベル違うかな、と思う。

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ジョン・ジョン・フローレンス Photo by WSL / Matt Dunbar

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ジャック・ロビンソン Photo by WSL / Matt Dunbar

フィリッペのイエローは変わらずだけど、ジョンジョンが2位に迫ってきた。その後にジャックロボ、イーサン、イタロでトップ5、女子はブリッサ・ヘネシー、カリッサ、タイラー、イザベラ、コートニー・コンローグのトップ5。
この先はメンズトップ22、ウイメンズトップ10で後半戦。まぁ、後半に行くこの人たちが今シーズンクオリファイを果たしたということでもあるので、ここからの後半と来シーズンの前半の今のところまではCT選手ということになる。そういう意味では2シーズンにまたがっているだけで、CT選手としての在籍期間は同じか。オーバーラップヒートみたいなもんですね。
Gランドスタートで真ん中でワールドタイトル決めのファイナルズ。パイプからチャレンジャーの人を入れてのマーガ終了、って考えてもいいのか?
今回落ちた人は本来なら昨年後半があるはずだったけど、システム変わり目のため半分で、ということなのか。だから、来年になってみないと本当の意味での公平不公平感というのはわからないのかもしれないけど、やっぱりこの時期に誰が入った、落ちたと騒がれるのも、なんかうるさいだけでピンとこない。五月の蠅と書いて五月蝿い(うるさい)と読むとはよく言ったもので。

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CS行きになったオーウェン Photo by WSL / Aaron Hughes

後半の人数の少ないツアーがどうなのか。22+ワイルドカード2。女子10+2。少数精鋭のいい部分が出るなら、ずっとそれでもいいかもしれないとも思う。ワンスウェルで終われるだろうし。
そこにガブの復帰。残り5試合プラス2023前半ワイルドカード。迷惑だな、と思う選手も少なくはないとは思うけど、もうこの先今シーズンでのCT落ちは無いので、ひとり入っても関係ないか(笑)。
WSLワイルドカードなので、ランキングポイントもつく。よって、高いハードルではあるけど、後半だけでトップ5、ファイナルズ狙いもガブなら可能かとは思う。まぁ、ガブレベルになると、こういうやり方も出てくるってことか。

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