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『Hurley Pro at Trestles』はQFを戦う8名が決定!

 

現地時間9月17日、ASPワールドツアー第8戦『Hurley Pro at Trestles』は2日続けてゴーサインが出され、R3のH5からR5まで一気に進行。
QFを戦う8名が決定後、ブラッド・ガーラック vs マーティン・ポッターのスペシャルヒートも行なわれたゴージャスな一日に!

会場のローワー・トラッセルズは南西のグランドスウェルにハリケーンのスウェルが昨日より更に強まった公式5-7ftから8ftのセットも入るグッドコンディション。
砂漠地帯からの乾いた風、通称「サンタアナ」によって気温もぐんぐんと上昇し、真夏のカリフォルニアが舞い戻っていました。

R3の注目カードはR1のリマッチとなったガブリエル・メディナ(BRA) vs カルロス・ムニョス(CRI)とケリー・スレーター(USA・写真下) vs タナー・グダスカス(USA)
R1では世界の1・2がワイルドカードに敗れるという番狂わせがありましたが、R3ではガブリエル、ケリー共に勝利。
但し、ケリーに関しては、ローテーションエアーをメイクしながらも、ローカルのタナーがR1を彷彿させる素晴らしいバックハンドを披露してクロスゲーム。ヨーロッパレッグまでタイトルレースを続けるためには絶対に負けられないラウンドだけにひやりとした一戦でした。

 

「タナーがオレを倒す実力があることは十分に承知しているし、現にラウンド1ではやられているからね。彼はQSで最も強い選手の一人だと思う。彼を止めるためにはエアリアルが有効だと考えていた。セットのオープンフェイスで彼がチャンスを得ることは頭に入れていたさ」とケリー。

次のR4の3人ヒートでは、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)のバリエーション豊かなパフォーマンスとエイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)のパワフルなターンの連続にリズムを狂わせ、3位でR5の敗者復活戦行き。

今イベントのディフェンディングチャンピオン、タジ・バロウ(AUS)とのR5は7ポイント台を2本まとめたタジに抑えられ、非常に厳しい戦いに。ラスト5分に入ったセットでバレルインからインサイドまでキッチリ決めたものの、ニード7.23のシチュエーションで6.53しかスコアは伸びず。更に終了間際に乗ったセットではファーストセクションでのエアーからスタイリッシュな360、カットバックと最大限に波を利用。海から上がってスコアを待ち、コールされた数字は7.27!逆転の瞬間に思わずガッツポーズをしていたケリー。
まさに執念のライディングで次に繋げることが出来ました。

 

苦戦しながらQFまで辿り着いたケリーとは対象的にカレントリーダーのガブリエル(写真上下)はR3、R4共に試合巧者らしい戦い方で危なげなくラウンドアップ。
QF進出で5位以上は確定。もし、ケリーが今イベントで優勝してもガブリエルが有利なことは変わりありません。

「ジョーディとミゲルとの対戦は予め考えていたよ。二人共、凄く上手いサーファーさ。特にジョーディのヒートはいつも見ている。ラウンド3の後、気持ちに余裕が出来てプレッシャーから解放されたんだ。ただサーフィンしたいという気分になったね。良い波に乗れたし、ストークしているよ」とR4終了後のインタビューに答えていたガブリエル。

エースことエイドリアン・バッカン(AUS)とのQFを勝ち上がった場合、組み合わせ的にSFで当たるのはミックかジョーディ。ケリーと直接対決になるとすればファイナルです。

 

現在ランキング12位とタイトル争いからは脱落しているジョン・ジョン(写真最上部)ですが、R4では彼の良い部分が全て凝縮され、パーフェクト10がコールされなかったのが不思議だったほど。
1ヒートで9ポイント台を5本も叩き出し、9.93のハイエストスコアを含む19.73のハイエストヒートスコアまで更新。この日の主役は間違いなく彼だったと言えます。

「この素晴らしい波でベストを尽くしたよ。エイドリアーノとケリーを倒したことは大きな自信になるね」とジョン・ジョン。

ロワーズで良いライディングをする秘訣はファーストターン。そこで波に対する対処の全てが決まることが多いそうです。
QFはエイドリアーノとのリマッチ。パワフルなターンで勝ち上がってきたエイドリアーノと予測できないトリッキーなジョン・ジョンの戦いは興味深いカード。ジョン・ジョンのファーストターンからの波の使い方にも注目です。

QFの組み合わせは、ミック vs ジョーディ。ガブリエル vs エース。ジョン・ジョン vs エイドリアーノ。ジョエル vs ケリー。
同時開催のウィメンズ『Swatch Women’s Pro Trestles』はステファニー vs ローラ。ココ vs レイキー。サリー vs ビアンカ。タイラー vs ジョアン。
合計14ヒートなので、残り1日でイベントは終了する予定。

 

なお、往年のライバル同士が対戦するASPヘリテージシリーズ(伝統、遺産)は、ガーラック vs ポッツのカード。
ジェフリーズベイでのトム・カレンとオッキーの対戦はトムの素晴らしいバレルライドによるパーフェクト10が印象的でしたが、今回はガーラックのスタイリッシュなライディングが目を引き、7.67を含むトータル14.00で勝利。

80年〜90年代にライバル関係にあり、日本で開催された『丸井プロ』では今では考えられないような激しいファイトをしてヒートが中止になったほど。
その二人が20年以上の月日を経て対戦し、ライブ中継が世界中に配信されたのはそれだけで大きな意味があることだと思います。

ネクストコールは現地時間9月18日の朝7時(日本時間9月18日夜11時)
ウェイティングピリオドと今後の予想を考慮するとこの日がファイナルデイになる可能性が高いでしょう。



ASP公式サイト
http://www.aspworldtour.com/

photo: ASP Covered Images








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