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ASPワールドツアー第8戦『Hurley Pro at Trestles』R2から再開!

 

カリフォルニアのローワー・トラッセルズで開催中のASPワールドツアー第8戦『Hurley Pro at Trestles』は4日間のレイデイを経て現地時間9月16日にR2から再開。
新しい南西のグランドスウェルにハリケーンのスウェルが混じった公式4-6ftレンジの十分なサイズ。
初日と違って大きな波乱が無く、12ヒート終了後に日没までの数時間を利用してR3の4ヒートも進行しました。

R1でワイルドカードに敗退したガブリエル・メディナ(BRA)とケリー・スレーター(USA)は共に危なげなくラウンドアップ。

 

この日のファーストヒートに重なったガブリエル(写真上)は同じブラジリアンのラオニ・モンテイロと対戦。
両者共に様子見でリスタートから序盤もスコアは伸びませんでしたが、中盤からエンジンがかかり、後半にはフロントサイドとなるレフトの波をフリーサーフィンのように自由奔放に楽しんで7.43を含む13.83をスコア。

「トリッキーだった。ヒート序盤は二人共なかなか波に乗れず、スロー。おかげでナーバスになったね。ヒートを通過出来てストークしている。ブラジリアンとの対戦はいつもハードさ。でも、これはコンペティションだし、お互いに自分の仕事と割り切っているよ」とガブリエル。

フリーサーフィン時にマジックボードを折ってしまい、本調子とは言えない状況でR1ではビデオトライアルを勝ち上がったワイルドカードのカルロス・ムニョス(CRI)に土壇場で逆転されてしまったガブリエル。
R3はカルロスとのリマッチ。ラテン系同士の熱く面白い勝負になりそうです。

 

ガブリエルの次のヒートに登場したケリーの相手はジェフリーズベイでジャッジに抗議して罰金と8月末までのコンテスト出場停止処分を受けていたジェレミー・フローレス(FRA)
ライトの波で42歳とは思えない高いエアリアル(写真上)をメイクして8.50をマークしたケリーは、次の波でレフトにテイクオフ。バックハンドでボトムからトップを全て使い切った大きなライン。スピード・パワー・フロー。アクション主体ジャッジクライテリアが文句無しに当てはまる教科書通りのライディングで7.43を重ねてトータル15.93。
ジェレミーも決して悪い内容ではありませんでしたが、ケリーに比べるとラインが細かった印象でした。

「ボードの上にとどまるように努力したよ。ちょっと荒かったかな」とエアリアルの件について話していたケリー。
対するジェレミーも敗者ながらインタビューに答え、「数年前に持っていたような自信が戻ればと願っている。負け続けても良い年と思えるようになれば自分のサーフィンにとって助けになるんだと思う。それは人生でもね」と神妙な面持ちで話していました。

 

ローカルボーイのコロヘ・アンディーノ(USA・写真上)は地元応援団が見守る中、トラビス・ロギー(ZAF)と対戦。
手始めに1本目の波でアーリーウープを披露(着地に失敗)したコロヘは、パーフェクトな「A-frame」のライト方向でスタイリッシュなターンを重ねて7.00。バックアップスコアが出せずにトラビスにリードを握られていましたが、ラスト数分でワイプアウトしたトラビスとは対照的にチャンスを逃さず、4.74が必要なシチュエーションで5.73をマークして逆転に成功。

「ミスが重なったけど、最後はオレに運が向いてきたね。最後の最後、トラビスが優先権を持っていたんだ。彼がミスをしてもう一本の波が入ったのさ」とクロスゲーム後のインタビューに答えていたコロヘ。

2012年のルーキーの頃に比べると髭を蓄えてかなり大人になったコロヘ。
ブラジル戦での2位を筆頭にシーズン中盤は好調さをキープしてランキング8位。
イベント前のインタビューでは、ツアーに合わせてトレーニングをしているのでトラッセルズのソフトな波はパワー不足で逆に調子が狂うと言っていたものの、地元での初優勝はぜひ成し遂げたいと思っているでしょう。

 

その他、バックハンドでノーグラブの高いローテーションエアーをメイクして9.83のハイエストスコアを叩き出したフィリッペ・トレド(BRA・写真最上部)を始め、今イベントのディフェンディングチャンピオン、タジ・バロウ(AUS)、アリッツ・アランブルー(ESP)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、C.J・ホブグッド(USA)、ティアゴ・ピレス(PRT)、カイ・オットン(AUS)、「Hurley」ライダーではジュリアン・ウィルソン(AUS)がR2を通過。

4ヒートだけ行なわれたR3ではミシェル・ボウレズ(PYF・写真上)、エイドリアン・バッカン(AUS)、ミック・ファニング(AUS)、ミゲル・プーポ(BRA)がラウンドアップを決めた一方、コロヘは僅差で敗退...。
ジャドソン、ナット、ティアゴもここで姿を消しています。

ネクストコールは現地時間9月17日の朝7時(日本時間9月17日夜11時)
R3の注目カードはR1のリマッチとなるガブリエル・メディナ(BRA) vs カルロス・ムニョス(CRI)とケリー・スレーター(USA) vs タナー・グダスカス(USA)
ブラッド・ガーラック vs マーティン・ポッターのスペシャルヒートも行なわれる予定なので、お見逃し無く!

なお、レイデイの最中、ASP(アソシエーション・オブ・サーフィン・プロフェッショナル)は2015年から名称をWSL(ワールドサーフリーグ)に変更すると発表。
メジャーリーグベースボール、ナショナルフットボールリーグ、ナショナルホッケーリーグなどアメリカではプロスポーツに’リーグ’を付けるのが主流。
アメリカ資本の新体制に変わり、来年は更に良い方向で変革されることに期待しましょう。

 
(トラッセルズの象徴であるアムトラックのレールをモチーフにしたトロフィー)


ASP公式サイト
http://www.aspworldtour.com/

photo: ASP Covered Images








Hurley Japan
tel: 03-5412-1781
web: hurley.jp/
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