(今週の波)

●台湾:台東
天気:晴・曇(通り雨も)
気温:20〜29℃
水温:25〜26℃
ウエットスーツ:トランクス(日焼け止めのラッシュガード)〜タッパー

波:【週の中盤〜週末】
世界で最も新型コロナウイルスを早く封じ込めたと言われている台湾。
入出国が禁止されているためにビジターはいないものの、ローカルサーファーは規制なく海はほぼ通常通りに戻り、来週末はSUPのコンテストが予定されています。

波の方は大きなサイズ変化がなく、春の平均的なコンディションが続いた一週間。
9(木)は東河河口、金樽漁港共にコシ〜ハラで弱い北東風。朝はハイタイド付近で割れづらく、潮が引いてきたお昼頃にかけてもロング向けのメローな波でした。
10(金)は高気圧からの吹き出しによる東よりのウネリが少し強まり、胸前後。潮が引いてきたお昼頃にかけの東河河口は北側が良く、ライト・レフト共にアクション入る波でした。
週末11(土)も胸前後のサイズがあり、弱い北よりの風。東河河口、金樽漁港共にクリーンなフェイスで台北からのサーファーが多く集まった時間帯も。
前線の影響で北東風が強まった12(日)は頭前後までサイズアップ。ジャンクコンディションながら、金樽漁港の裏は比較的風をかわしてショートの上級者なら楽しめる波でした。

【週明け】
週明け13(月)は北東風がおさまり、弱い南風。サイズダウンのコシ〜ハラ。東河河口はインサイドのブレイクで厳しかったものの、金樽漁港はロングなら正面のセットを選んでインサイドまで繋げられ波もありました。
14(火)は高気圧からの吹き出しによる東よりのウネリが少し強まり、東河河口、金樽漁港共にムネ前後。弱い北東風で影響は少なく、金樽漁港の正面がベスト。セットはワイドブレイクながら、ミドルサイズはライト・レフト共に形良く、浮力のあるボードを中心にアクション入れてライド可能。
15(水)も弱い北東風で影響は少なかったものの、東河河口、金樽漁港共にサイズダウン。潮回り的にも悪かった中、南部のビーチはロングやソフトボードで楽しむサーファーが集まっていました。

〜トピックス〜
新型コロナウィルスの感染者が4月15日現在395名、死者6名と他国に比べて圧倒的に少ない台湾。
4月14日は36日ぶりに新規の感染者がゼロで、日本に200万枚のマスクを提供するというニュースも入っています。
しかし、そんな中でも感染拡大の対策は続いており、感染者の多くに海外渡航歴があるため、当面の間は特別な理由を除いて全ての国、地域の出境を禁止。
接客を伴うキャバレーやスナックの営業を禁止して街を歩く人もマスク着用が当たり前の習慣になっています。

日本台湾交流協会

外務省 海外安全ホームページ 台湾


●今週末のSwellは?
この予想は気象衛星NOAAとUS Navy(米国海軍)の波浪予測データに基づいた総合的な予想です。

(4月17日時点での予想)
▼台湾:週末は高気圧圏内となる模様。
風の影響は少なそうですが、大きなサイズ変化はなく、春の平均的なコンディションが続くことが予想されます。

※この台東波情報は、原則として週1回毎週金曜日の更新でお届けしています。
次回の更新は4月24日金曜日を予定しています。