(今週の波・パイプライン)
PHOTO:© WSL/Heff

●ハワイ:オアフ島
天気:晴・曇(通り雨も)
平均気温:25℃
平均水温:23℃
ウエットスーツ:タッパー〜スプリング

波:【ノースショア】
週明けに入った西北西ウネリが10(火)は北西〜午後には北北西ウネリにシフトしながら強まる傾向。
風も弱く、グッドコンディションの中、『Billabong Pipe Masters』が開幕。
11(水)は10ftオーバーの新しい北西ウネリが加わり、トレードウィンドによって整ったパイプライン、バックドアではコンテストが進行。
今回のウネリのピークは12(木)となり、この日は軒並みクローズアウトでワイメアオンリー。
マウイ島・JAWSではBWTの『cbdMD Jaws Big Wave Championship』が公式30-50ftのサイズで開催されていました。
13(金)は落ち着く傾向ながらトレードウィンドが強く、『Billabong Pipe Masters』もオンホールドの末にレイデイがコール。
週末14(土)〜15(日)はトレードウィンドのピークこそ過ぎたものの、ノースよりのウネリにシフトしながらサイズダウン傾向。
パイプライン周辺は今ひとつだった一方、ラニアケアなどのウネリを拾いやすい場所はまずまずのコンディションに恵まれていました。
週明け16(月)はサイズダウンが進み、トレードウィンドも強く、『Billabong Pipe Masters』は4日目のレイデイ。
決戦の日は翌日に持ち越されました。

【タウン周辺】
週明けに入った南南西ウネリが10(火)も続き、風も弱く、2-4ftレンジ(ムネ〜カタ)のダイヤモンドヘッド周辺を中心にライド可能。
ウネリのピークが過ぎた11(水)も朝は風が弱く、ダイヤモンドヘッド周辺を中心に楽しめていましたが、日中はトレードウィンドが戻っていました。
12(木)はトレードウィンドが強まる傾向、風をかわすクイーンズ以西はロングやSUPがベターなスモールコンディション。
ノースショアに入った特大の北西ウネリが回り込んできた13(金)はトレードウィンドが強まったものの、クイーンズ以西は2-3ftレンジ(コシ〜ムネ)まで変化が出てライド可能でした。
14(土)〜15(日)は北西ウネリが弱まり、トレードウィンドが持続。ダイヤモンドヘッド周辺はバンピー。クイーンズ以西はロングやSUPがベターなスモールでメロー な週末。
週明け16(月)もトレードウィンドが持続。風をかわすクイーンズ以西は弱い南西ウネリが続いた程度で海はメロー な雰囲気でした。

〜トピックス〜
パイプラインを舞台としたCT並びにトリプルクラウン最終戦『Billabong Pipe Masters』は現地時間12月11日にコンテスト2日目を終えてからレイデイが続いています。
すでにR4(Round of 16)を戦うベスト16が決定して残り一日でイベントは終了する予定。
タイトル争いはイタロ、ガブリエル、コロへの3名に絞られ、ケリー、ジョン・ジョンによる2020年東京オリンピックの出場権、アメリカ代表の残り1枠の争いはジョン・ジョンが有利で、ケリーはジョン・ジョンを上回る結果を残す必要があります。
ケリーはこのイベントの結果次第でトップのイーサン・ユーイングを抜かしてトリプルクラウンのタイトルを獲得するチャンスもあり!
様々な思惑が交錯するクライマックス、今年も日本語放送が配信されているので、ぜひチェックしてみてください!

『Vans Triple Crown of Surfing』公式サイト


イタロが初のワールドタイトルを獲得するのか?
PHOTO:© WSL/Heff


●今週末のSwellは?
この予想は気象衛星NOAAとUS Navy(米国海軍)の波浪予測データに基づいた総合的な予想です。

(12月17日時点での予想)
▼ハワイ諸島(オアフ島):ノースショアでは17(火)と19(木)に北西よりのウネリが強まる予想。
週末はサイズダウン傾向となり、トレードウィンドが強まる見込み。
タウン周辺では週末に季節外れの南ウネリが入ることが予想されています。
トレードウィンドが持続する見込みなので、風をかわすクイーンズ以西が狙い目でしょう。

※このオアフ島波情報は、原則として週1回毎週火曜日の更新でお届けしています。
次回の更新は12月24日火曜日を予定しています。