PHOTO:© WSL/Barripp
(今週の波・『Taiwan Open World Longboard Champs』 吉川広夏)

●台湾:台東
天気:晴・曇(通り雨も)
気温:20〜26℃
水温:24〜25℃
ウエットスーツ:トランクス(日焼け止めのラッシュガード)〜タッパー

波:【週の中盤〜週末】
週明けに入った低気圧のウネリの残りに加え、22(木)は沖合いの風の影響でサイズアップ。
金樽漁港、東河河口共に頭前後のセットが入り、一日を通して風も弱く、グッドコンディション。
高気圧に覆われた23(金)は朝がベストで、金樽漁港、東河河口共に前日と同じサイズ。日中はサイズダウンに加えて潮が上げている時間帯は割れづらく、インサイドよりのブレイクが中心に...。
週末24(土)は台風28号からのウネリが入り始め、金樽漁港、東河河口共に最大頭オーバーのセットが入っていましたが、北東風の影響がネックに。ロングボードの上級者はアウトからライド可能ながら基本的には厳しい状況でした。
25(日)は台風28号からのウネリが更に強まり、北東風も弱まってくれ回復。金樽漁港、東河河口共に十分ライド可能となり、特に金樽漁港は『Taiwan Open World Longboard Champs』を翌日に控え、選手のセッションになっていました。

【週明け】
週明けは台風28号が熱帯低気圧に衰退。
26(月)〜27(火)にかけて頭オーバーサイズをキープして金樽漁港、東河河口共にグッドコンディション。
金樽漁港では『Taiwan Open World Longboard Champs』が開催されていました。
ウネリのピークが過ぎた28(水)もカタ〜頭の十分なサイズが残り、午前は風も弱く、クリーンなFun Wave。
北東風が吹き込んだ午後も金樽漁港、東河河口共にロングライド可能な波がブレイクしていました。

〜トピックス〜
ロングボードのワールドチャンピオンを決める『Taiwan Open World Longboard Champs』が金樽漁港で開催中。
メンズはR2が終了、ディフェンディングチャンピオンのエドゥアルド・デルペーロ(FRA)を始め、ハーレー・イングルビー(AUS)、トニー・シルヴァニ(USA)などがR3へ。
ウィメンズはSFを戦うベスト4が決定。
ディフェンディングチャンピオンのホノルア・ブロムフィルド(HAW)、レイチェル・ティリー(USA)、トリー・ギルカーソン(USA)、ソレイユ・エリコ(USA)が勝ち上がっています。
日本人選手はR3進出の吉川広夏が最高位です。
なお、コンテストは12月2日までですが、その後には世界一のジュニアを決める『World Junior Championships』が12月9日まで金樽漁港で開催されます。

>WSL公式サイト


2年連続で優勝しているホノルア・ブロムフィルド(HAW)
PHOTO:© WSL/Barripp


会場の金樽漁港
PHOTO:© WSL/Bennett


●今週末のSwellは?
この予想は気象衛星NOAAとUS Navy(米国海軍)の波浪予測データに基づいた総合的な予想です。

(11月30日時点での予想)
▼台湾:台風28号が残したウネリは弱まる傾向。
変わって高気圧からの吹き出しによる東よりのウネリが多少強まることが予想されています。
北東風が入りやすくなる見込みなので、影響が気になりそうです。

※この台東波情報は、原則として週1回毎週金曜日の更新でお届けしています。
次回の更新は12月7日金曜日を予定しています。