●オーストラリア:GC(ゴールドコースト)
天気:晴・曇(通り雨も)
気温:9〜27℃
平均水温:20〜21℃
ウエットスーツ:シーガル〜フルスーツ

波:【週の中盤〜週末】
しばらく南よりの風が持続していたGCでしたが、29(木)は久々に北よりの風に変わり、1ft前後(ヒザ〜コシ)のバンピーで厳しい状況に...。
南よりの風に変わった30(金)は風波の残りなどでスウェルマグネットと呼ばれるデュランバーでも1-2ftレンジ(コシ〜ハラ)のスモール、波数も少なく、物足りないコンディション。
ポイントブレイクは更に小さく、ロングが中心になっていました。
週末7/1(土)〜2(日)は2-4ftレンジ(ムネ〜カタ)の新しい南〜南東ウネリが入り、デュランバーからスナッパーロックスなどのポイントブレイクまで広い範囲でライド可能。
天気も良く、多くのサーファーで賑わっていました。

【週明け】
週明け3(月)も南〜南東ウネリが続き、風も南西でクリーンなFun Waveが続いていましたが、4(火)は東よりのウネリにシフトしながらサイズダウンして朝から北よりの風も強く、影響がネックに...。
風が弱まった5(水)も影響が残り、東ウネリも弱く、1-2ftレンジの中途半端にまとまり無い今ひとつなコンディションでした。

〜トピックス〜
・GCでは砂浜の浸食を防ぐために沖合いで大量の砂を放出。
その影響で地形が良くなっているビーチが多く、特にパームビーチは潮が引きに向かう時間帯にライト・レフト共にピークのハッキリした「A-frame」の波が出現するようになっていました。

・デュランバーでオッキー主催のグロメッツコンテスト『Billabong Occy’s Grom』が開催。
近年は親だけではなく、コーチの指導が目立ち、子供とは思えない落ち着いた試合運びを見せていたのが印象的でした。
例えば一本の波で同じターンを繰り返すのではなく、バリエーションを増やしてそれを確実に決めてくる。
ジャッジもそれを評価してハイスコアを出す傾向。
今回、日本の選手も参加していましたが、このコーチングの差が大きく、今後この課題をクリアしない限り、更に差が広がってくる可能性もありそうです。

・コンディション不良のために延期が続いていたクイーンズランドのシリーズ戦、通称QCCの最終戦で『MP Classic』が週末に開催予定。
デュランバー、もしくは地形が決まっているビーチが会場になる予定です。


●今週末のSwellは?
この予想は気象衛星NOAAとUS Navy(米国海軍)の波浪予測データに基づいた総合的な予想です。

(7月7日時点での予想)
▼オーストラリア(GC):週末は東よりのウネリが弱まる傾向。
南西風の予報ですが、スモールコンディションを覚悟した方が良さそう

※このGC(ゴールドコースト)波情報は、原則として週1回毎週金曜日の更新でお届けしています。
次回の更新は7月14日金曜日を予定しています。