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■ワックスを塗る範囲
さて今回は、前回に紹介したワックスの塗り方をふまえて、ショート、ロング、ボディボードはそれぞれどこら辺に塗るのが適切かをレクチャーします。ワックスを塗る範囲は人によってまちまちな様ですが、みなさん塗るべき場所を把握していますか？ 足が乗る場所って、思っているより広範囲に渡るものです。では、ワックスを塗っておくべき場所について詳しく見てみましょう。

●ショートボード編
ショートボードは、あまり足をずらさずに乗るものと思っている人も多いのでは？ しかし上達するにつれ、波の状況に応じて両足ともに前後させたり、ストリンガーの内側などへ頻繁に移動させることも珍しくない。そのため、テールにデッキパッドを貼っている場合は、前足が着く位置を重点的にしつつ、パッドのすぐ上からまんべんなく塗っておこう。よく前足の位置だけ真四角に塗っているサーファーを見かけるが、両足は波の状況に応じて常にずらしながらデッキ面のあらゆる場所を使うため、足が着きそうな場所には全体的に塗っておくべき。さらにテイクオフの時に手が滑らない様、手を着く場所にもある程度塗っておこう。ただしレール側面まで塗ってしまわない様に注意が必要だ。

●ロングボード編
ロングボードは、スピードをコントロールするためにデッキの上を歩く「ウォーキング」が必須のテクニックで、足の位置を常にずらしながらライディングをする。そのため足が乗るテールからノーズまで、ムラなく全体に塗るのが基本だ。特にボードコントロールに重要なテールとノーズには重点的に塗っておこう。ロングボードは面積が広いため、急いで塗りたい場合はワックスを2個持って塗るという裏技もある。

●ボディボード編
ボディボードはサーフボードと素材が違うため、ボディボード専用のワックスが市販されている。サーフボード用ワックスがボツボツとしたダマを形成するのに対し、ボディーボード用は表面に粘るように付着するのが特徴。塗る場所は手で掴むノーズエリアと、レールに沿って上部から肘が着く長さまでで、ライディング中に手と腕が滑らない様にしよう。また、ボディボードは上半身を常に前後にずらして乗るため、ボードの中央部にはあまり塗らないのが一般的だ。

ワックスをどこに塗るべきか、参考になったでしょうか？ ちなみにデッキ面だけに塗るはずのワックスがボトムに付着しているのは厳禁。もし汚い場合は液体のワックスリムーバーで汚れを取りピカピカにしてみましょう。滑りが良くなり、スピードの違いを体感できます！

2006-08-26 13:30:24