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CT第3戦『Margaret River Pro』開幕!

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PHOTO: © WSL/Dunbar

ゴールドコースト、ベルズ、マーガレットリバーと続くオーストラリアレッグ。
3イベントの中で最もバラエティ豊かな舞台が用意されているCT第3戦『Margaret River Pro』が現地時間4月13日に開幕!

初日は大きな南西ウネリがヒット、メインポイントの「Surfers Point」から約16キロ北部の 「North Point」でオンホールドの末に午後からメンズR1がスタート、日没前までに7ヒートが進行。
公式6-8ftレンジ、キラのような長いバレルが特徴の「North Point」は不安定ながらたまに入るセットは世界最高峰のサーフィンコンテストにふさわしいクオリティの高さを見せていました。

なお、今イベントは欠場選手が多く、怪我のために開幕戦から欠場が続いているケリー・スレーター(USA)、コートニー・コンローグ(USA)は今回もスキップ。
リプレイスメントはミゲル・プーポ(BRA)とメイシー・キャラハン(AUS)
ジェレミー・フローレス(FRA)は10年以上一緒にツアーを旅してきたパートナーの出産、娘の誕生を理由に欠場。
リプレイスメントはワイルドカード・トライアル2位のケール・ウォルシュ(AUS)
カイオ・イベリ(BRA)はフリーサーフィン中にエアリアルで失敗して足を負傷、リプレイスメントはワイルドカード・トライアル3位のジャック・ロビンソン(AUS)、ジェローム・フォレスト(AUS)がR1前に’サーフオフ’を行い、ジャックが勝利して出場権を得ています。
ワイルドカードの2枠は開幕戦で大暴れしたマイキー・ライト(AUS)、トライアルで優勝したデヴィッド・デルロイ・カー(AUS)
ウィメンズはミカエル・グリーン(AUS)
そして、ベルズを最後に引退したミック・ファニング(AUS)の枠にはマイケル・フェブラリー(ZAF)が入っています。

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PHOTO: © WSL/Dunbar

初日の主役はジョン・ジョン・フローレンス(HAW・写真最上部)とジャック・ロビンソン(AUS)の二人。
まず、ジョン・ジョンはワイルドカードのマイキー(写真上)、ルーキーのウェイド・カーマイケルを相手にロングバレルとマニューバーのコンビネーションでスコアを重ねて快勝。
マイキーも持ち前の自由なサーフィンで素晴らしいショーを披露したものの、スコアは延びず...。
今回はジョン・ジョンが開幕戦のリベンジを果たした形に。

「’マイキーと因縁の対決’とかは考えず、自分のことだけに集中したんだ。こんな良い波だとやりやすいよね。凄い波が沢山あったけど、待つポジションや波を選ぶのは難しかった。R1で勝ってリズムに乗るのは良いことさ。まあ、次のラウンドに進めれば関係ないけどね。このイベントで用意されている3つの会場はとても面白いよ。どこでサーフィンしてもストーク出来るんだ」

2戦続けて早いラウンドで敗退と2年連続でワールドタイトルを獲得したシーズンとは明らかに流れが変わっている今年のジョン・ジョン。
マーガレットリバーは昨年優勝した場所であり、他シーズンを振り返っても相性の良い波。
対戦相手を意識し過ぎた感があったゴールドコースト、ベルズとは違いマーガレットリバーではコメント通り自分のサーフィンに上手く集中出来ていた印象。
ここで結果を残し、悪い流れを払拭したいところでしょう。

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PHOTO: © WSL/Cestari

同年代のジェイコブ・ウィルコック(AUS・写真上)と共にウエスタンオーストラリアの神童と言われているジャックはまだ20歳。
2015年から本格的にフォローしているQSで結果は残せていませんが、ここマーガレットリバーでは最も怖い存在。
3月後半、トロピカルサイクロン「Marcus」のウネリによって歴史に残るような波に恵まれた時も最高の映像を残していました。

R1ではオーウェン・ライト(AUS)、ミゲル・プーポ(BRA)が苦戦する中、ダブルバレルをメイクして8.27のハイエストスコア。
二人をコンビネーションに追い込む圧倒的な強さでR3進出。

「忙しい一日だったよ。パースにいる時に’サーフオフ’の電話があって家に戻ったんだ。予想外のことでビックリしたね。このノースポイントはホームのような感じだから、コンテストに関してはまるで心配はなく、いつも通りにサーフィンしただけさ。波がある一日は最高だね。今日のノースポイントは80点。コンテストにはとても良いと思うよ」

ジャックは2016年にもワイルドカードで今イベントに参加していますが、最下位の25位。
コンテスト慣れした今年はすでにその時の結果を超しています。

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PHOTO: © WSL/Dunbar

初日にR1を通過した7名の内、グーフィーフッターはガブリエル・メディナ(BRA・写真上)の一人。
それだけこの日の「North Point」はバックサイドに不利であり、世界トップのサーファーでさえも酷いワイプアウトを連発させていました。

同じバックサイドのジョアン・ドゥルー(FRA)、トライアル2位のローカル、ケール・ウォルシュと対戦したガブリエルはそのハンデをものともせず、グラブレールでバレルをメイクしてエアーリバースでフィニッシュ。
後半に追い上げてきたケールをかわしてラウンドアップ。

「良い波を見つけるのが難しいコンディション。長いバレルをメイク出来たのはラッキーだったね。今日はエアリアルのセクションが沢山あったので、何度もトライして楽しかったけど、着地が上手くいかずに良いスコアには結び付かなかった。ここウエスタンオーストラリアは良い波が沢山あるから、ウォーミングアップも楽しんだよ。ケールが凄い波に突っ込んだのを皆見ていて刺激になったと思う」

その他にR3行きを決めたのは、カレントリーダーのジュリアン・ウィルソン(AUS)、キアヌ・アシング(HAW)、ジョーディ・スミス(ZAF)、フィリッペ・トレド(BRA)

ネクストコールは現地時間4月14日の7時00分(日本時間の同日8時00分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリが続き、午前はオフショアの予報。
再開されれば、オープニングヒートは五十嵐カノア(JPN)、エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)、ルーキーのヤゴ・ドラ(BRA)のカードです。

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