CT第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』5日目 ミックがQF進出! | サーフィンニュース BCM | コンテスト

TOPNEWS > コンテスト
NEWS / BCMサーフィンニュース

コンテスト

CT第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』5日目 ミックがQF進出!

201843mi
PHOTO: © WSL/Sloane

現地時間4月3日、オーストラリア・ベルズビーチで開催中のCT第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』は5日目。
今年は風が弱い早い時間帯を利用して小刻みに進行していますが、この日はメイン会場のベルズ・ボウルズ、公式4-6ftレンジの波ででメンズR3のH7から再開して全てのヒートを終了。
その後、東側に位置するウィンキーポップに移動してR4とウィメンズのQFが進行。
メンズ、ウィメンズ合わせて残り10ヒート、次がいよいよファイナルデイになりそうです。

201843lu
PHOTO: © WSL/Cestari

コンテスト4日目の時点で開幕戦で優勝したジュリアン・ウィルソン(AUS)&レイキー・ピーターソン(USA)、ディフェンディングチャンピオンのジョーディ・スミス(ZAF)や、2xワールドチャンピオンのタイラー・ライト(AUS)までもがR3で早々と敗退と波乱が続いている今イベント。

5日目もその流れは続き、オープニングヒートでは2xワールドチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)がジークことエゼキエル・ラウ(HAW・写真上)に抑えられたのを皮切りにジョエル・パーキンソン(AUS)、エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)、フィリッペ・トレド(BRA)、エイドリアン・バッカン(AUS)とレッドジャージを着たトップシードの選手が次々と姿を消すことに...。
この日行われたR3のヒートで勝ち上がったトップシードはガブリエル・メディナ(BRA)のみでした。

「まだ戦えることにストークしている。QFが待ち切れないよ。ジョン・ジョンとのヒートは自分のペースにして彼にプレッシャーを与えたかった。ワールドチャンピオンには絶対に隙を見せてはいけない。大きな波でビッグターンをするのが目標なんだ。昨年の経験を活かしつつ、同じペースをキープしていければ良いと願っている」

両者共にプライオリティを持っていないヒートの始まりには肩をぶつけるような激しいバトルを繰り広げ、このヒートで最も良かった一本目をジョン・ジョンから奪い取り、勝利の決め手となったスコアを出したジーク。
この強引な駆け引きも戦略の一つであり、ジョン・ジョンのリズムを崩した原因にもなったと言えます。

201843jjf
PHOTO: © WSL/Cestari

開幕戦で実に25イベントぶりの最下位となったジョン・ジョン(写真上)
つまり、ワールドタイトルを獲得した年に最下位がなかったため、今年は明らかに違う傾向。
次の舞台であるマーガレットリバーは昨年圧倒的な強さでCT通算5勝目を決めた場所。
11戦中の最初の2戦で捨て試合(11戦中上位9戦のポイントで争われる)を重ねてしまった今年。
早い内に流れを変えておきたいところでしょう。

ジークの他、R3を通過したのはフレデリコ・モライス(PRT)、コナー・コフィン(USA)、イタロ・フェレイラ(BRA)、ジェレミー・フローレス(FRA)、ガブリエル・メディナ(BRA)

201843mi2

今年からフォーマットが変わったR4。1位と2位がQFに進み、3位は敗者復活戦無しの9位に。
今イベントが現役最後の試合となるミック・ファニング(AUS・写真最上部・上)はチームメイトのウィルコことマット・ウィルキンソン(AUS)、パトリック・グダスカス(USA)と対戦。
後半まで3位に甘んじていましたが、ラスト10分からペースが上がり、トレードマークのカービングのコンビネーションで7.03をスコアして2位に浮上。
更にプライオリティを利用して形良いセットを掴み、オープンフェイスでのカービングからフィニッシュまでメイクして7.30。
見事トップに躍り出てパトリックと共にQF行きを決めていました。

「仲間とのヒートだったけど、そんなにナーバスにはならなかったよ。もし、あそこで負けても良い仲間に囲まれていただろうからね。ヒートを振り返ると序盤に波をウィルコに譲ったのが悪い判断だった。しかし、最後には良い波を乗ることが出来てストークしている。親友との対戦は素晴らしいし、本当に楽しかったさ。こんな良い波に乗れるんだ。勝敗は気にしないよ」

ミック引退を控え、怪我で欠場が続いているケリー・スレーター(USA)や、「Rip Curl」チームメイトで元CT選手のテイラー・ノックス(USA)も会場入りしており、海から上がった後、テイラーとハイタッチを交わす場面が映像に映っていました。

その他にQF進出を決めたのはミシェル・ボウレズ(PYF)、オーウェン・ライト(AUS)、ジーク、フレデリコ・モライス(PRT)、ガブリエル・メディナ(BRA)、イタロ・フェレイラ(BRA)
ベルズでは不利とされているグーフィーフッターが3名も残っているのが興味深いところです。

そして、ミックの次の対戦相手はまたしてもチームメイトのオーウェンです。

201843s
PHOTO: © WSL/Cestari

ウィメンズのQFはシルヴァナ・リマ(BRA・写真上)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(HAW)、ステファニー・ギルモア(AUS)
注目のルーキー、キャロライン・マークス(USA)の4名がラウンドアップ。
風の影響が入った難しいコンディションでクロスゲームが多く、特にカリッサ・ムーア(HAW)をブザービーターで逆転したシルヴァナのライディング。
彼女の全身を使ったクレーム(アピール)に会場は興奮していました。

「最後に波を与えて勝たせてくれた神に感謝している。サーフボードが本当に調子良いし、このままコンテストで勝ち進みたい。SFに進めてストークしているわ。ウィンキーポップはハイパフォーマンス向けの波で大好きよ」

2009年にベルズでの優勝経験があるシルヴァナ。
次の対戦相手はタティアナです。

ネクストコールは4月4日の朝6時30分(日本時間の同日朝5時30分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリは一旦弱まる傾向、オフショアから午後はオンショアに変わる予報。

ミック引退までカウントダウン。
Don’t miss it!!

WSL公式サイト

BCM の Facebook に「いいね!」をしよう

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。

関連キーワードで他のニュースを探す

WSL ベルズ Rip Curl Pro Bells Beach