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CT第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』2日目 ミックがR3進出!

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PHOTO: © WSL/Cestari

現地時間3月31日、オーストラリア・ベルズビーチを舞台としたCT第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』はコンテスト2日目を迎え、メンズのR1のH9から再開。
R2の全てのヒート、ウィメンズのR2と合計22ヒートをこなすマラソンデイに。
予報通り初日に入った南西ウネリはピークを迎え、ウィンキーポップからメインのベルズ・ボウルズに移動。
朝はオフショアで整ったクリーンなコンディション、日中はオンショアが吹き込み、バンピーで難しい波へと変化していました。

R1の残りヒートではコロヘ・アンディーノ(USA)、エイドリアン・バッカン(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)が勝ち上がり、最後に今イベントで引退するミック・ファニング(AUS)が登場。
セバスチャン・ズィーツ(HAW)、ルーキーのジェシー・メンデス(BRA)とのカードはスロースタートで中盤まで3位に甘んじていましたが、6.60をスコアして2位に浮上。後半には6.43を重ねてトップに立ち、ラウンドアップを決めていました。

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PHOTO: © WSL/Sloane

「ベルズでは沢山の人から応援されている。それに家族や友人達も側にいてくれるのは素晴らしいね。ヒートを通過出来てストークしている。ベストを出せたとは言えないけど、これからだよ。良いパフォーマンスをして勝ち進みたいと思っている。結果に関わらず、このベルズの舞台に立てたことに興奮しているんだ。いつもこの場所への旅は特別さ」

自国の偉大なるヒーローの引退試合を観戦に例年よりも多くの観客が訪れている今年のベルズ。
会場は満員、ミックへの声援はとても大きく、海から上がった後も沢山のファンに囲まれ、出来るだけのサインやファンサービスをこなしていました。

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PHOTO: © WSL/Sloane

今年からヘッドジャッジが変わり、ジャッジの採点基準が厳しくなったため、エクセレントスコアが出にくい傾向。
初日はシルヴァナ・リマ(BRA)の8ポイント台のみでしたが、この日はメンズサイドでもR2で2つの8ポイントがスコア。
シーバスことセバスチャン・ズィーツ(HAW・写真上)の8.17、イタロ・フェレイラ(BRA)の8.33。

イアン・ゴウベイア(BRA)に大差をつけてR3行きを決めたシーバスは、「メンズで最初のエクセレントスコアを出せてストークしている。今朝はちょっと不安な感じで、ヒートをコントロールしている感じはしなかったね。R2では再度集中して波の選択も良かった。良い波に乗ることが出来れば全てが上手く行くように思える。R3でも繰り返したいね」

R1ではミックとのヒートに重なって3位でR2行きを強いられていたシーバス。
R2では序盤にクリーンなオープンフェイスでのカービングでインサイドまでつなぎ、パワフルなレイバックにリップ、最後にはシーバスらしい!?ショアブレイクへの強烈なアプローチも見せて波打ち際にいたキッズ達を驚かせていました。

その他、R2を通過したのはフィリッペ・トレド(BRA)、エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)、エゼキエル・ラウ(HAW)、フレデリコ・モライス(PRT)、ジェレミー・フローレス(FRA)、コナー・コフィン(USA)
ルーキーではウェイド・カーマイケル(AUS)、ジェシー・メンデス(BRA)
五十嵐カノア(JPN)はパドリック・グダスカス(USA)と激しいマッチアップの末に敗退...。

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PHOTO: © WSL/Sloane

ウィメンズのR2は2018年唯一のルーキー、キャロライン・マークス(USA)を始め、セージ・エリクソン(USA)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(HAW)がR3へ。
そして、この日一番の番狂わせは18歳のワイルドカードのコビー・エンライト(AUS・写真上)とサリー・フィッツギボンズ(AUS)の対戦。
クロスゲームの末、コビーに軍配が上がることに。

「ベストを尽くす気持ちでアウトに出たわ。この波が大好きだし、ワイルドカードを得ることが出来て最高よ。そして、ヒートに勝ったことに興奮している。確かにプレッシャーはあった。トライアルには4度も出場したことがあるから、慣れたものだけどね。次も楽しくサーフィンするつもりよ」

ちなみにサリーは2011年、2012年と2度の優勝経験があり、過去に5位以下になったことがないほどベルズの波を得意としています。
メンズでは開幕戦のマイキー・ライト(AUS)のようにジャイアントキラーと呼ばれるワイルドカードが過去に何度も誕生していますが、ウィメンズでは稀なこと。
次のR3でコビーはカリッサ・ムーア(HAW)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)と対戦します。

ネクストコールは4月1日の朝6時(日本時間の同日朝5時)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリは弱まる傾向。
朝は弱いオフショア、日中はオンショアが吹き込む予報。

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