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WLT2スター「THE SUN’S presents サハラプロ北泉」終了!

福島県の北泉Pで9月16日(日)・17日(月)に開催されていた2007ASPジャパンツアーWLT 2スターイベント「THE SUN’S presents サハラプロ北泉」が終了!

ファイナルが行なわれた17日(月)は、小雨が降る中、多くの観客が集まっていました。コンディションは腰前後のスモールサイズでしたが、国内外のトップ選手が乗ればまずまずつなげられる波。

QFにはショーロクこと宮内謙至、森大騎、石塚晃の3人の日本人選手が残っていましたが、エリック・ソマー(USA)、ボンガ・パーキンズ(HAW)、ノア・シマブクロ(HAW)を相手に全て敗退。
しかし、昨年から日本のロングボードツアーを回っているケコア・ウエムラ(HAW)が、以前から日本に移住しているユージン・ティール(HAW)を相手に勝利してSF進出を決めました。

SFのH1では、エリック・ソマー(USA)とボンガ・パーキンズ(HAW)が対戦し、接戦の末にボンガが勝利。H2のケコア・ウエムラとノア・シマブクロの日系ハワイアン対決は日本の波に慣れているケコアに軍配が上がります。

ファイナルはグーフィーのケコア・ウエムラと、レギュラーのボンガ・パーキンズの戦い。ボンガは、6月に千葉の太東で開催されたWLTで優勝しており、他にも沢山の来日を重ねているため、ハワイアンながら日本の波は慣れたもの。一方のケコアはつい先日に行なわれたJPSAロングボード第5戦で真木蔵人を抑えて優勝しており、2007年のJPSAグランドチャンピオンを決めたばかり。当然、日本の波を熟知しています。
そんな二人の争いでしたが、まずはヒート開始直後にボンガが7.5ptのハイスコアをメイク。しかし、すぐにケコアが5.5ptとリッピングやノーズライドを含めたロングライドを決めて8.75ptを叩き出し、ボンガを逆転。その後もケコアは確実にポイントを重ね、リードを広げていきます。ヒート終了間際にはボンガがヘリコプター360などの大技を決めて7.00ptで逆転しますが、ケコアが再度逆転をしてタイムアウト!この名勝負を制したケコアが優勝賞金の2,500USドルを獲得しました。

ケコアはJPSAも含めると今シーズン4勝目。日本で開催されるコンテストを十分に刺激しており、日本人プロのレベルアップにも一役買っているようです。

ボンガとケコアは同じハワイ出身で先輩後輩の関係。
「昔から一緒に波乗りしてきた後輩で仲良しだから、ふざけあいながら楽しくできたよ。ライディング前に「ケコア、転んじゃえ!」とか言ったりして(笑)でも本心はケコアの活躍を本当に活躍を嬉しく思っているんだ」とボンガ。
それに対してケコアは「そうだね、ボンガはずっと憧れてきた先輩だから、僕が勝てたなんて光栄だし不思議な気分。でも、ボンガは仲良しだから「ざまあみろ!」とでも言っておこうかな(笑)」と喜びを語りました。

なお、ウェブ中継の最中にはハワイから沢山の応援メッセージが届き、イベントMCのマシュー・ピッツが読み切れない程で、回線も一時パンク状態に…。日本で開催されるイベントがこんなに注目されているなんて嬉しい話ですよね。

■WLT2スター「THE SUN’S presents サハラプロ北泉」
主な結果は以下の通り。

1位 ケコア・ウエムラ(HAW)
2位 ボンガ・パーキンズ(HAW)
3位 エリック・ソマー(USA)、ノア・シマブクロ(HAW)
5位 宮内謙至、森大騎、石塚晃、ユージン・ティール(HAW)

photo: ASP Covered Images

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