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『Taiwan Open World Longboard Champs』終了! 2017年ロングボードのワールドチャンピオンはテイラー・ジェンセン!


PHOTO:© WSL/Bennett

昨年までの1イベントから2イベントでのトータルで争われることになった2017年のロングボードワールドチャンピオン。
3月にパプアニューギニアで開催された初戦『Kumul PNG World Longboard Championships』ではテイラー・ジェンセン(USA)が優勝。
そして、舞台を台湾・台東「Jinzun-Harbor」(金樽港)に移動して行われ、現地時間12月3日に終了した第2戦『Taiwan Open World Longboard Champs』ではエドゥアルド・デルペーロ(FRA)が優勝。

両者共に優勝しなかったイベントではQF敗退に終わり、ポイントが並んだために『Taiwan Open World Longboard Champs』のファイナル終了後にサーフオフが行われ、クロスゲームの末にテイラーが勝利。
2011年、2012年に続き、3度目のワールドタイトルを獲得しました!

「信じられないほど嬉しい。まだ現実を受け入れることが出来ないよ。この1週間はジェットコースターに乗っている気分だった。QFで負けてみんなの争いを指をくわえて見ていたら、チャンスが巡ってきて興奮したね。サーフオフになって本当に良かった。この一週間は混乱して寝不足だし、ずっと緊張していたんだ。サーフオフは普通にファイナルだと思ってサーフィンしたよ」

今シーズンのテイラーはワールドチャンピオンを決める2イベントに絞り、他にWSLで参加したのは日本の御宿で開催された『Trump Onjuku Logger pro』のみ。
御宿ではファイナルに残り、4位に入っていました。


PHOTO:© WSL/Hain

2011年にイタリア、2012年に中国・海南島でワールドタイトルを獲得したテイラー。
台湾では2014年で優勝経験がありますが、その時は当時の1スターイベントだったため、タイトルに直接関係はありませんでした。

「イタリアも中国も初優勝でタイトルを獲得していた。だから、今年台湾で初めて獲れたことは最高。人生で最も嬉しい勝利。最近は危機一髪の場面が多く、精神的に参っていたんだ。勝利に貪欲になったこのイベントに挑み、本気で取り組んだよ。今年はパプアニューギニアでの優勝で始まり、一年間モチベーションを保たなければいけなかったのさ。台湾での勝利は確実にここ数年のフラストレーションを解消した。この美しい場所で最高の波に乗れたことは本当に特別だよ」


PHOTO:© WSL/Hain

一足先に終了したウィメンズは3-4ftレンジのグッドコンディションでファイナルデイを迎え、18歳のホノルア・ブロムフィルド(HAW・写真上)がスタイリッシュなノーズライドとマニューバーのコンビネーションでリンジー・ステインリード(USA)とのファイナルを圧勝。

「世界の頂点に立つなんて信じられないわ。全ての努力が報われたのが何より最高。そして、人生最高の日よ。リンジーは一日を通してハイスコアを出していて、ファイナルも負けそうな気がしたけど、上手く最後が私のピークになった。素晴らしい日だったし、波もとても良かったわ」

パプアニューギニアでの初戦で3位に入っていたホノルアは今回の優勝によりワールドタイトルも獲得。
これは2015年のレイチェル・ティリー(USA)に並ぶ最年少記録です。


PHOTO:© WSL/Bennett

「タイトルを決めるロングボードのイベントが2つ開催されるのは良いことね。選手的には一つのコンテストで全てが決まる訳ではないから、もっと攻めることが出来る。パプアニューギニアでは3位になったけど、タイトルについては考え過ぎないようにしていたわ。コンペティションをスタートした子供の頃からの夢だった。今回のような台湾の素晴らしい戦いの末に夢が実現するなんて期待以上よ」

2013年にはメンズに混じり、ISAの18歳以下のロングボードチャンピオンに輝くという偉業を成し遂げたホノルア。
2016年にはワイキキ、台湾のLTで優勝、今シーズンはオアフ島・タートルベイでのLTでも優勝。
更にQSにも参加して可能性を伸ばしています。

なお、日本代表は秋本祥平がR3敗退、堀井哲、田岡なつみが共にR2敗退と良い結果を残せませんでした。

『Taiwan Open World Longboard Champs』結果
1位 エドゥアルド・デルペーロ(FRA)
2位 フィル・ラズマン(BRA)
3位 コール・ロビンソン(USA)、ハーレー・イングルビー(AUS)

ウィメンズ
1位 ホノルア・ブロムフィルド(HAW) 
2位 リンジー・ステインリード(USA)
3位 トリー・ギルカーソン(USA)、レイチェル・ティリー(USA)

WSL公式サイト

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