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巨大な波で『Pe’ahi Challenge』開幕!


PHOTO: © WSL/Hallman

日本各地に大きな爪痕を残した超大型の台風21号。
この台風から変わった低気圧のウネリがアリューシャン経由でハワイのノースショアに到達。

例年より早いシーズンの訪れを告げる巨大なウネリがヒットしたマウイ島の「Pe’ahi」、通称「Jaws」でBWT(ビッグウェーブツアー)のイベント『Pe’ahi Challenge』が現地時間10月27日に開幕!
公式30-45ftプラス、ピークとなる翌日の28日には想像も出来ないようなビッグウェーブが期待出来る中、初日はR1の4ヒートが進行。

BWTのジャッジクライテリアは他のWSLイベントと全く異なり、どれだけサイズが大きく、クオリティの高い波にテイクオフするかが基準。
ワイプアウトも許されるため、選手は細かくスコアを重ねることなく、セットだけを狙ってリスキーな波にチャージ。
WSL側も選手達の安全を考慮して特別なライフジャケット着用を義務付けており、ジェットスキーでのサポートも万全。
運営サイドがしっかりしているからこそのエキサイティングなイベントでもあるのです。


PHOTO: © WSL/Heff

2年連続で今イベントを制しているロコボーイのビリー・ケンパー(HAW・写真最上部・上)は、H1に登場。
信じられないような巨大なバレルに入り、メイクこそ出来なかったものの、8.67のハイスコア。
トータルでも他選手を圧倒してSF進出を決めました。

「キックオフイベントとして選ぶならここだと思うよ。楽しんで仕事しようと思ったのに、そう簡単ではなかったね。金塊を掘り当てるまで冷静に良いポジションを探したのさ。あの波は最高だった。残念ながらメイクは出来なかったけど、ラッキーにも良いスコアを出してくれたんだ。多分、ここでのベストバレルの一つだと思う。もう少しでメイク可能だったのに。でも、ストークしている。良い流れだし、凄い楽しんでいるよ」

ちなみにBWTのイベントはサイズでグレードが決まり、7月に今シーズン唯一行われたプエルト・エスコンディードでの『Puerto Escondido Challenge』は20-25ftで3段階の一番下のブロンズ。
今回は35-45ftで二番目のシルバー、ファイナルデイに45ft+までサイズアップすればゴールドになり、最高のポイントを獲得することが出来ます。


PHOTO: © WSL/Hallman

初日で最大の波にチャージしてハイエススコア並びにハイエストヒートスコアをマークしたのは、ビリーと同じロコボーイのイアン・ウォルシュ(HAW・写真上)でした。
プエルト・エスコンディードで優勝した同じくロコボーイのカイ・レニー(HAW)などと同ヒートになったイアンは、ヒートに入った最初のセット、一本目に一番奥からテイクオフ。その大きさは彼の背丈の6〜7倍はあるようなサイズ。ハイラインからボウルセクション、最後は持ちこたえることが出来ずにワイプアウトしたものの、8.33。
数分後には更に大きなセットにドロップ、これ以上ないような理想的なラインで8.90。
この2本で全てを決めてしまいました。

「自分にとって今冬で最初の2本になったよ。こんなに早く冬のシーズンが始まるなんて嬉しいね。明日は特別な波になることを期待したい」

その他にSF進出を決めたのは、ジェイミー・ミッチェル(AUS)、グレッグ・ロング(USA)、マーク・ヒーリー(HAW)、マクアカイ・ロスマン(HAW)、ライアン・ヒップウッド(AUS)、アルビー・レイヤー(HAW)など。

なお、昨年、記念すべき初のウィメンズのビッグウェーブイベントが併催された『Pe’ahi Challenge』
今年はディフェンディングチャンピオンのペイジ・アーム(HAW)を始め、ジャスティン・デュポン(FRA)、カーラ・ケネリー(HAW)など6名が選ばれ、1ヒートで勝者を決めます。

ファイナルデイのファーストコールは現地時間10月28日の朝7時(日本時間の29日午前2時)
ウネリのピークは夜中になる予報なので、早朝から開催されそうです。

WSL公式サイト

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