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『Outerknown Fiji Women’s Pro』ファイナリストが決定!


PHOTO: © WSL/Cestari

タイラー・ライト(AUS)が圧倒的な強さでシーズン序盤を駆け抜けた昨年と違い、混戦になっている2017年のウィメンズワールドツアー。
オーストラリアレッグの3戦、ブラジルの次の会場、フィジー・タバルア島「Cloudbreak」は本来の波には恵まれていませんが、アウターリーフのパワフルなブレイクがウィメンズのツアーで最もチャレンジングであることは変わりなく、様々なドラマも生まれていました。

今後の波予報を考慮すると初日に入った南西ウネリを利用して2日目の現地時間5月31日にはR4からファイナルまで進む予定でしたが、サイズダウンに加え、強い風の影響でコンディションが悪化したため、ファイナルだけは翌日以降に持ち越しになりました。

朝のファーストコールは3ft。アイランドらしく心が洗われるような美しく色鮮やかな虹が姿を現した「Cloudbreak」
初日のR3を取りこぼした8名によるR4はコートニー・コンローグ(USA・写真最上部)、タイラー・ライト(AUS)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(HAW)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)が勝ち上がった一方、R1でタイラー・ライト(AUS)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(HAW)を抑えて1位通過を果たしたワイルドカードのベサニー・ハミルトン(HAW)、開幕戦で優勝してカレントリーダーの座をキープ、7度目のワールドタイトルを狙うステファニー・ギルモア(AUS)などが敗退。


PHOTO: © WSL/Sloane

QFではコートニー、タイラー、タティアナ、サリーがラウンドアップを果たし、SF進出。
ディフェンディングチャンピオンの、ジョアン・ディファイ(FRA)、初日に素晴らしいサーフィンを披露していたセージ・エリクソン(USA)やカリッサ・ムーア(HAW)などはここで姿を消すことに...。

SFの2ヒートは共にクロスゲームとなり、リスタートされたほどスローヒートの中、まずはコートニーがタイラーを後半に逆転してファイナルへ。

「なんて言っていいか分からないわ。とりあえず、ヒートに勝てて嬉しい。この’Cloudbreak’で3ポイントを争うような戦いは珍しい。なんとか乗った波のおかげで報われたわ。ファイナルに進めて最高だし、最後の戦いを楽しみにしている」

ベルズで優勝した後、次のブラジルでは9位に甘んじてしまい、現在ランキング5位のコートニー。
カレントリーダーのステファニー、タイラーが敗れた今、優勝して差を縮めたいところでしょう。
ちなみにコートニーのコーチは元CT選手のルーク・イーガン。特にフィジーのような難しい波の場合、コーチの手腕も勝利を左右する重要な鍵と言えます。


PHOTO: © WSL/Sloane

次のヒートは2014年、2015年と2年連続でフィジーを制したサリーとタティアナ(写真上下)が対戦。
コートニー、タイラーのヒートとは対照的に序盤からセットが入って激しいバトルになったこのカード。まずはサリーがバックサイドで7.67、タティアナが6.27をスコア。サリーは5.73のバックアップを重ねてタティアナをニード7.14に追い込みます。
中盤、タティアナの反撃が始まり、フロントサイドのスナップ、カービングで6.77。更に後半には3つのターンで再び6.77をスコア。
僅か0.14ポイント差でサリーを逆転して今シーズン初のファイナル進出!

「最高の気分よ!ここで常に強いサリーとの対戦、更に彼女は最初にスコアを重ねてきて厳しかったわ。逆転するために全力を尽くしたの。次はファイナルに集中しないとね」

昨年はカリフォルニア・ハンティントンビーチでの『Vans US Open of Surfing』で初優勝を決め、ランキングでもキャリア最高の4位になったタティアナでしたが、今シーズンは不調が続き、特にブラジリアでは最下位の13位に終わり、ランキング12位と低迷しています。


PHOTO: © WSL/Cestari

ネクストコールは現地時間6月1日の朝7時(日本時間の同日早朝4時)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリは弱まる傾向。
その後の予報を考慮してもファイナルデイになる可能性が高そうです。

WSL公式サイト

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