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F+(エフプラス)コラム「カノア、持ってるな。」

Text by つのだゆき / Photo by snowy





ミシェル・ボレーズパイプ優勝、2位カノア・イガラシ。3位ケリー、コロヘ。昨年のブラジリアンストームはすっかり影をひそめ、アメリカ勢大活躍。クオーターから先にはブラジリアンがひとりもいなかった。意外。
カノアのこの2位でイズキール・ラウがクオリファイ。ジョーディ、ケリーを破ったことで、ジョンジョンに3度目のトリプルクラウンのタイトルが転がり込んだ。




コロヘ・アンディーノ

しっかし今シーズンのパイプはどうにもこうにも、波がよくなかった。画面で見てるとそこそこに見えるかもしれないけど、実際にビーチで見てるとホント寝ちゃう感じ。セットの間隔長すぎだし、波数少なすぎ。その中でカノアとミシェルのところにだけ波が入る、という展開。


ケリー・スレーター


ジョンジョン・フローレンス

っていうか、たぶんパイプマスター的な人たちにとってのオイシイ波がほぼなかったんだと思う。掘れてて早くてひたすら走り抜けないと抜けられないバックドア。サイズがない分そういう波の出口は小さくて、上級テクを生かせる波ではなかった。よってつぶされておしまい。彼らがスローだと見逃す波をストールしてバレルに入る、波に合わせる、ということのできる人がポイントメイクできてた。
序盤からジョンジョン、ケリーはテクニック的に別格だったけど、その別格があだになっちゃったね。選んでる波も狙ってるラインもスピードも、だいぶレベルが違うんだけど、あのコンディションではそれが生かせなかった。


カノア・イガラシ

ケリーとカノアのマンオンマン。ツアー最年長VS最年少。44歳と19歳、25歳の年の差(笑)。初対決は最後までケリーペースで進んだけど、カノアのラストライドでの逆転勝ち。まさに幻の1本。せいぜい8点と思ってたので、あぁ、ケリー、ミシェルのファイヤーワイヤー対決なのね、と思ってたんだけどね。大どんでん返し。
カノア、持ってるな。なんなんだろう。ま、今年のパイプがこのコンディションだったところから、持ってるのが始まってるわけだけど。


ジョーディ・スミス

ラウンド2のケアヌ・アシンに始まり、ラウンド3のジュリアンはまるで乗れずに自滅。そこで今シーズンの13位の呪縛から放たれると、ラウンド4は序盤カノアとジョーディが7点1本ずつのあと、カノアが5点のバックアップ、そのあと全く波が来ず、ケリーなんて2本のトータルが2.24ですよ(笑)。それでクオーターへジャンプ。
次のジョーディとのクオーターが一番勝ちっぽい勝ちだったかな。ノーミス、波の選択が完璧だった。



シーズンのルーキーは結構即戦力が多くて、みんなちょいちょいいいところまで行ってて、その中ではカノアは初戦こそ9位だったものの、後はずっと13位で取り残されてた方のグループ。しかしこの最終戦で大爆発。想定外のアンダードッグとしての話題をすべてかっさらった。カリフォルニアの星。最終戦ってことで、この勢いで来シーズンになだれ込めるのも大きい。その辺もね、持ってる。


フィリッペ・トリド


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