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CT第9戦『Quiksilver Pro France』開幕!


PHOTO:© WSL/Poullenot

2016年のワールドツアーもいよいよ終盤戦。
カリフォルニア・ローワー・トラッセルズでの第8戦『Hurley Pro at Trestles』ではジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ガブリエル・メディナ(BRA)、マット・ウィルキンソン(AUS)のトップ3が早々と敗退した一方、ジョーディ・スミス(ZAF)が優勝してタイトルレースに加わり、ファンにとっては面白い展開に!

4名のポイント差から判断すると最終戦のハワイにもつれ込む可能性が高く、フランス、ポルトガルと続くヨーロッパレッグの結果が重要な鍵を握ることになりそうです。

現地時間10月4日、フランス南西部で開幕した第9戦『Quiksilver Pro France』は6-8ftレンジのハードコンディション。
ノースショアカインドのビッグバレルか、クローズアウトダンパーか、天国と地獄のような波でスタートした初日は開始してすぐに地獄の判断が下され、R1の僅か2ヒートで終了することに...。
フランスのビーチブレイクは潮の動きで全く表情が変わるため、コンテストディレクター泣かせ。
この日もコンテスト前の良い波を見てキーレン・ペローはゴーサインを出していましたが、すぐに状況が変わったのでした。

「今朝は凄い良い波があったんだけど、それを見つけるのが難しかったよ。ヒートでは最初に良い波を掴むことが出来た。でも、30分の間で新たに良い波を乗るのは難しいと思ったから、とりあえずはバックアップスコアが欲しかった。たった2本しか乗れなかったよ。。今日はここに持ってきた最大のボードを使用。まだ新品だけど、良い仕事をしてくれたのさ」

オープニングヒートでパーコことジョエル・パーキンソン(AUS)、マット・バンティング(AUS)と戦い、バックサイドでバレルをメイクをして7.17。後半にはフロントサイドでも短いながらバレルに包まれ、3.83のバックアップスコアを重ね、R3進出を決めたナット・ヤング(USA・写真上)
今シーズンはオーストラリアレッグでの5位2回がピークでその後はR3止まり。ランキング20位とリクオリファイのギリギリライン。QSでのフォローもないため、ヨーロッパレッグが正念場と言えます。

この手の波を得意とするパーコは、中盤に最大のセットを掴みバレルにセットしたものの、出口は見事に塞がれてしまい、ロースコア止まり。
カリフォルニアでは久々に表彰台に上がったパーコでしたが、出鼻をくじかれた形に...。


PHOTO:© WSL/Cestari

続くH2でサバイバルゲームを勝ち上がったのは、キアヌ・アシング(HAW・写真上)
ケリー・スレーター(USA・写真下)、五十嵐カノアを相手にフロントサイドでビッグターンを重ねて3.17。後半にはバックサイドでのターンで4.83。
シングルスコアではバックサイドでのレイトテイクオフからターンを重ねたケリーの5.27が上回っていましたが、ニード2.73のシチュエーションで全く波に乗れず、あえなくR2の敗者復活戦行きに...。

「初めてケリーを倒せて嬉しい。波はトリッキーで、パドルアウトするのもタフなんだ。11度もワールドチャンピオンを獲得しているケリーでさえ、トップに立つために必要だった2ポイント台を出せなかったのがそれを証明しているよ。ヒートを勝つために自分のやるべきことだけに集中したのさ」

ツアー2年目のキアヌはナットよりも更にランキングが低い33位。
リクオリファイには非常に厳しい位置にいます。


PHOTO:© WSL/Poullenot

なお、今イベントのワイルドカードはQSランキングトップのレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)と3位のジョアン・ドゥルー(FRA)


ネクストコールは現地時間10月5日の午前8時(日本時間の同日午後3時)
オフシャルフォーキャストの「Surfline」によると西北西ウネリが続き、6日には次の西北西ウネリが入る予想。


PHOTO:© WSL/Poullenot

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