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CT第8戦『Hurley Pro at Trestles』ファイナルデイを戦う4名が決定!


PHOTO:© WSL/Scholtz

現地時間9月12日、カリフォルニアのローワー・トラッセルズで開催中のCT第8戦『Hurley Pro at Trestles』は1日のレイデイを経てR5から再開。イベント前半に入った南西〜南南西のグランドスウェルが弱まり、日中は風の影響も入ったコンディションの中、QFまで進行してSFを戦う4名が決定。
ウィメンズの第7戦『Swatch Women’s Pro』も同じくQFまで進んだため、残り6ヒートで全てが終了することになります。

ウィルコことマット・ウィルキンソン(AUS)がR2、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とガブリエル・メディナ(BRA)がR3で敗れ、ランキングトップ3が姿を消した今、ワールドタイトルのチャンスが巡っていたのはケリー・スレーター(USA・写真下)とジョーディ・スミス(ZAF)の二人。
ケリーはQFでフィリッペ・トレド(BRA・写真最上部)の4ヒート続けての9ポイントゲームにあえなく敗退したものの、ジョーディはイベント前半を盛り上げたワイルドカードのシンポことブレット・シンプソン(USA)をQFで抑えてSF進出。
現在ランキング5位。ここで優勝すればタイトルレースがかなり面白いことになりそうです。


PHOTO:© WSL/Rowland

「ブレットは素晴らしいサーファーだし、失うものがない。彼は大きな自信を持っていたと思う。ここに進むまでビッグネームを倒し、リズムに乗っていたからね。自分は一日ナーバスだったけど、やるべきことに集中したんだ。ヒートを勝つ毎に差は縮まっていくけど、まだトップ3のリードは大きいよね。だから、出来るだけ良い結果を重ねたい。次の対戦相手はフィリッペかケリー。彼らはこのスポーツのリーダーであり、どちらが相手でもベストなサーフィンをするし、良い試合になると思う」

ジョーディのインタビュー中にはケリーとフィリッペのヒートが進行。そして、フィリッペがジョーディ(写真下)のSFの相手に決定。
カービングのジョーディか?エアリアルのフィリッペか?
これまでのジャッジの傾向からするとフィリッペの方がスコアが出ているため、戦略を変える必要があるかも...。


PHOTO:© WSL/Scholtz

連日快進撃を続けているワイルドカード。
シンポはQFで敗退したものの、サンクレメンテ代表のターナー・グダスカス(USA)はスチュアート・ケネディーを倒してSF進出。
次はベテランのジョエル・パーキンソン(AUS)と対戦します。

「最高の気分だね。全てを受け入れようとしているよ。この1週間、一ヒート毎にこれが唯一の機会だと思いながらサーフィンしてきたんだ。このイベントの後はQSで戦うことになるんだけど、ツアーに戻る自信がついたね。ツアーから脱落したのは、自分のせい。でも、一旦離れて時間を置いたおかげで力が戻ったような感じがする。ここで報われて肩の荷が下りたし、自分が通用するんだってことを証明出来て良い気分さ」

グダスカス三兄弟の末っ子であるターナーは、2010年にツアーの仲間入りをするものの、結果を出せずにすぐに脱落。
その後、ワイルドカードでの出場、QSでも何度か上位に入っていますが、再度のクオリファイには至っていません。
現在QSランキング31位。今回の活躍が自信に結び付き、ツアーに返り咲いてくる可能性もありそうです。


PHOTO:© WSL/Scholtz

ウィメンズは前戦の『Vans US Open of Surfing』でカレントリーダーの座を手に入れたタイラー・ライト(AUS・写真上)を始め、セージ・エリクソン(USA)
ステファニー・ギルモア(AUS・写真下)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)がSFへ。
一方、2戦続けて5位と失速しているランキング2位のコートニー・コンローグ(USA)はR4、3位のカリッサ・ムーア(HAW)はQFで敗退。
もし、タイラーが優勝すればシーズン4勝目となり、コートニー、カリッサに大きな差をつけることになります。

「何度かタイトルレースは経験してきたけど、今年のような自信と心地良さは感じたことがなかった。今年の私は違う。’いける’って思うの。全てのヒートを勝ち、優勝するために特別な方法を決めて戦っているわけではない。自分の感じたままにやっているわ。それはシーズンの始めから同じで、最後まで変わらない」

SFで番狂わせがなければ、ファイナルの相手は2014年に今イベントを制したステファニー。
ステファニーはR4でコートニー、QFでカリッサを敗った張本人であり、十八番のカービングも冴えているため、タイラーにとって厳しい戦いになりそうです。

ちなみにタイラーの兄、オーウェンは復帰を目指して順調に回復しており、すでにショートボードで素晴らしいライディングをしている姿が自身のInstagramにポストされています。


PHOTO:© WSL/Rowland

ネクストコールは現地時間9月13日の朝7時30分(日本時間9月13日夜11時30分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西〜南南西のグランドスウェルは弱まる傾向となり、風も悪い予想。
14日はハリケーン「Orlene」からの南〜南南東スウェルが入ることが予想されているため、一日待つ可能性がありそうです。

WSL公式サイト

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