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QS1,500『MURASAKI SHONAN OPEN』終了!



今年で5年目を迎えるQS1,500『MURASAKI SHONAN OPEN』が湘南で開催され、7月15日に終了。
会場の松波地下道前は台風1号からの南よりのウネリで平均コシ〜ハラ、後半は通過した低気圧からの南よりのウネリでムネ位のセットが入り、このブレイクにしてはまずまずのコンディションに恵まれていました。

今イベントは2012年の初開催で大原洋人が優勝してから、大野修聖、松下諒大と日本人が3年連続優勝。
2015年はブラジリアンのルーエル・フェリーペがそれを阻止し、今年もパーカー・コフィン(USA)、ジェイコブ・ウィルコック(AUS)などの強豪が来日していましたが、彼らにしてはパワーが足りない波に苦戦。
一方、若手を中心に日本人選手の活躍が目立ち、大野修聖、新井洋人の二人がファイナルへ。



クリーン&コシ〜ムネのワイド気味ながら潮回り的にはベストとなった30分のファイナル。
ベテランの大野修聖、オーストラリアをベースにQSをメインで活動している新井洋人。
MCはWSL・JAPANの近江俊哉、マシュー・ピッツ、間屋口香。

序盤から新井洋人がマシューの言葉を借りると「stay busy」に波をキャッチしてミドルスコアを重ね、トータル10.00で主導権を握ります。
中盤、形良いレフトにテイクオフした新井洋人はバックサイドで3つの大きなターンを重ね、8.50をスコアしてトータル14,00、大野修聖をコンビネーションに追い込みます。
後半、プライオリティを持ってじっくりと波を待つ大野修聖がSFでもスコアを出したレフトの波でフロントサイド、会心のパフォーマンスで7.65。
ニード6.36まで差を縮めますが、逆転はならず、新井洋人(写真最上部)がQS初優勝を決めました!

表彰台でのインタビューでは、「今大会、調子が良くて、それはビーチまで来てくれた親とかスポンサーの方とか仲間のおかげでもあるので、皆さんありがとうございました。あと、この大会のスタッフ、ジャッジ、鵠沼のローカルの皆さん、ムラサキスポーツ。こんなに良い波で優勝出来たことを光栄に思います」とまずは喜びと感謝の気持ちを口に出した新井洋人。

普段サーフィンしている中で何を重要視しているか?という問いには、「一番はイメージ。DVD、雑誌、写真とかを見てそのイメージを頭に焼き付けてスタイルを真似する。そういうことをずっと意識してやっているし、試合に関してはどの波でも、沖でも手前でも点数を出せるようなサーフィンが出来たらなと思っています」とコメント。

今後の大きな目標については、「今、QSランキングは170番くらいにいるんですけど、これから後半戦に向けてポイントを上げていってCTという舞台に向かって一歩ずつ進んでいきたいと思います」と話していました。

2012年、今イベントの記念すべき第一回目では、同時開催のジュニアで優勝。
WSLではその後優勝から遠ざかっていましたが、ジュニア、QS共に参加イベントを年々増やし、2015年はQSの最終ランキングも二桁までもう少しの位置まで上昇していました。

今回の優勝で95位までランキングを上げ、次は7月25日から開幕するカリフォルニア・ハンティントンビーチでのQS10,000『Vans US Open of Surfing』へ向かいます。
昨年は大原洋人が優勝して大きな話題になった今イベント。新井洋人は同時開催のジュニアでジュニアでファイナルに残り、3位に入った相性の良い場所でもあります。
『Vans US Open of Surfing』には他にも大原洋人、大橋海人がエントリーしており、日本人選手に大きな注目が集まりそうです。



2013年、海外でのQSから日本のコンテストに帰ってきてJPSAでは開幕戦から5連勝という前人未到の記録を打ち立て、今イベントを含め国内のQSでも2勝、圧倒的な強さを見せていた大野修聖(写真上)

2014年以降は怪我などの影響もあって良い結果を出していませんでしたが、今イベントでは’強いマー’が帰ってきたと感じさせていました。

「良い大会だったと思います。毎日毎日、多分波はないだろうなと思って来て、でも波があって、最初の4日間(5日間)で終わり、素晴らしい大会だったと思います」

サーフィンを2020年の東京オリンピックでの追加種目にするためのプレゼンテーションに参加し、オフィシャルサポーターも務めている大野修聖。

今後の日本のサーフィンについて聞かれると、「2020年のオリンピックもほぼ決まっているし、日本のサーファーが世界にも出ている。どんどん日本のサーフィン業界が世界の地図に載ってきていると思う。QSも6,000、1,500、1,000があって良い方向に向かっていると思います」と話し、最後にサポーターへの感謝の気持ちを伝えていました。



次の国内でのQSは7月20日〜24日に愛知の伊良湖で開催される『夢屋サーフィンゲームス 田原オープン supported by ブルーエコシステム』
WSLとJPSAの共同開催になります。

なお、『MURASAKI SHONAN OPEN』は、カリフォルニア・ハンティントンの「US OPEN」をモデルとしており、サーフィンコンテストの他、スケートボード、BMX、ダンス、ライブ他、様々なイベントが開催されます。
海の日を含めた連休中はロングボードの招待制コンテスト、JPBA(ボディーボード)、スケートボードのコンテストが予定されており、パークエリアで行われるスケートボードの方はビキニ着用(女性限定)で来場するとスポンサーのムラサキスポーツからオリジナルタオルのプレゼントも!
ライブでは18日に「Def Tech」が出演して真夏の祭典の最後を盛り上げてくれるそうです!

詳しいスケジュールなどは公式サイトをチェック!

『MURASAKI SHONAN OPEN』公式サイト

『MURASAKI SHONAN OPEN』結果
1位 新井洋人
2位 大野修聖
3位 パース・スタンドリック(AUS)、サクソン・ラムスデン(AUS)



photo: WSL Covered Images

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